オクニョが暮らす典獄署(チョノクソ)とはどんな場所?

2017年7月8日

「オクニョ・運命の女」で舞台となるのは典獄署(チョノクソ)。朝鮮王朝に実在した部署なんです。”監獄”と訳されることが多いですね。つまり、現代の刑務所になるのが典獄署なんですね。

典獄署とはどんな場所なのかについて紹介します。

イ・ビョンフン監督は今までも、水剌間(スラッカン)、図画署(トファソ)、掌楽院(チャンアグォン)、監察府(カムチャルブ)、恵民署(ヘーミンソ)などの朝鮮王朝で働く人を題材にしたドラマを作ってきました。新しいドラマを作るたびに知られていない部署を登場させてきました。ドラマをみることで歴史を勉強することにもなるんですね。

 

典獄署(チョノクソ)

どんな部署ですか?

李氏朝鮮王朝時代に存在した役所のひとつ。罪を犯した罪人を置いておく場所。監獄を管理している役所が典獄署なんですね。監獄=典獄署ではなくて、監獄を管理している役所が典獄署です。

李氏朝鮮の法律、経国大典には「刑曹」という部署に所属している衛門(がもん)のひとつとされています。衛門=役所の意味です。

 

都の中にあった監獄

漢城府の端麟坊(ソリンバン)にあったとされます。現在のソウル市鐘路区のあたりになります。義禁府(ウイグムブ)と道を挟んでとなりにあったようです。端麟坊は役所が集まっていた場所でした。

監獄というと辺境にあったイメージがありますが。典獄署は都の中にあったんですね。

建物がどんな形だったのかは正確なことは分かっていません。木造だったと考えられています。
1、2階が牢獄。3階が役人たちの執務部屋になっていました。

独房は一人で入る牢屋。普通は一つの牢屋に何人か入ってます。

ドラマには地下牢が存在します。朝廷にとって重要な罪人を閉じ込めておく場所です。

 

どんな人が捕まってたの?

監獄ですから犯罪者が捕まっているのです。犯罪者というと怖い人ばかりのイメージがありますが、典獄署に捕まっているのは極悪人ばかりではありません。

殺人以外にも、盗み、汚職、詐欺など。儒教の教えに反することをした人も捕まっていました。

犯罪者とはいえ、様々な知識や技術をもった人たちがいます。

ドラマではオクニョは典獄署に捕まっている人たちから様々な知識や技術を学んでいきます。

 

どんな組織なの?

典獄署には様々な種類の役人がいました。ドラマの登場人物と合わせて紹介します。

 

主簿(チュブ)署長

劇中では「署長」とよばれます。典獄署で一番偉い人。1人しかいません。

科挙に受かった人から選ばれます。従六位の中級の役人(文官)です。青い官服を着ています。

ドラマでは チョン・デシク(演:チェ・ミンチョル)が主簿になります。

 

奉事(ポンサ)

主簿の次に偉い人。典獄署のNo.2。主簿の補佐をします。1人しかいません。

科挙に合格した人から選ばれます。従八位の下級の役人(文官)です。緑の官服を着ています。

ドラマでは イ・ヒョソン(演:イム・ジョンハ)が奉事になります。

 

参奉(サムポン)

単に役人と紹介されることが多いです。奉事の次に偉い人。No.3。1人しかいません。さまざまな仕事をしています。科挙に合格した人から選ばれます。従九位の下級の役人(文官)です。緑の官服を着ています。

ドラマでは ユ・ジョンフェ(演:パク・ギルス)が参奉になります。

 

書吏(ソリ)

記録、文書作成をする雑務係。典獄署には4人いました。番組紹介記事では役人とよばれています。科挙に合格した人ではありません。冠位はなく官服を着ていません。

ドラマでは チ・チョンドク(演:チョン・ウンピョ)が書吏になります。オクニョを育てたのは チ・チョンドクです。

 

茶母(タモ)

茶母とはもともとは役所や上流階級の家でお茶や酒の接待を担当した奴婢(韓国語ではノビと発音)のことです。

役所で働いている奴婢は官婢とよばれ、一般の家で働いている奴婢よりも高い地位にありました。良民(一般市民)と奴婢の中間の立場です。

ドラマでは茶母が書類を運んだり、食事を用意したり選択したりする雑用係として描かれます。

茶母はどの役所にもいました。でも、オクニョは捕盗庁の茶母に憧れます。それには理由があります。

儒教思想の強い朝鮮では男性は女性に触るのは禁止されていました。捕盗庁の茶母は女性の囚人の取り調べもおこないました。捕盗庁の茶母は女性刑事のような役割もあったのです。

ドラマ「オクニョ」ではオクニョ(演:チン・セヨン、少女期:チョン・ダビン)の他、ユグム(演:アン・ヨジン)、トクプン(演:ク・ヘリョン)がいます。

 

 


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