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大宋宮詞 ドラマ第9・10・11・12話あらすじとネタバレ

大宋宮詞 0 あらすじ

中国ドラマ「大宋宮詞(だいそうきゅうし) ~愛と策謀の宮廷絵巻~」の第9・10・11・12話あらすじとネタバレ紹介記事です。

 

遼に人質に行くのは劉娥の子供・趙吉に決定。劉娥は泣く泣く息子を遼に行かせました。

趙恒は真宗皇帝に即位。妻たちにも位を与えます。趙恒は息子を人質に出した功績で劉娥を貴妃にしようとしますが大臣たちは猛反対。そこで寇準はある提案、人質交換が終わり無事和平すれば劉娥を貴妃にすると宣言します。

宋からは趙吉(ちょう きつ)が。遼からは耶律康(やりつ こう)が人質としてそれぞれの国にやって来ました。

耶律康の面倒は劉娥が見ることになりましたが。耶律康は暴れん坊で劉娥に危害を加えました。激怒した真宗は耶律康を大理寺に幽閉します。

一方、遼に向かった趙吉は遼の鉄鏡長公主に気に入られ彼女が面倒をみることに。ところが鉄鏡長公主と趙吉が狩りに出かけると敵に出くわし、逃げる途中で行方不明になってしまいます。

 

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番組情報

原題:大宋宮詞
英語:Palace of Devotion
2021、中国
全61話

キャスト

劉娥(りゅう・が)
演:劉濤(リウ・タオ)

趙恒(ちょう・こう)/真宗
演:周渝民(ヴィック・チョウ)

郭清漪(かく・せいい)/章穆皇后
演:斉溪(チー・シー)

李婉児(り・えんじ)
演:劉聰(リウ・ツォン)

寇準(こう・じゅん)
演:梁冠華(リャン・グァンホア)

蘇義簡(そ・ぎかん)
演:曹磊(ツァオ・レイ)

 

第9話

 

耶律康は大理寺に幽閉されたので怒った劉娥は真宗 趙恒に会うのを拒否。二人は口論になります。劉娥は開封を離れて実の息子・趙吉を探しに遼へ向かおうとします。

蘇義簡は趙恒にたいして耶律康を劉娥のもとに帰すように説得しました。趙恒は耶律康を返すことにして劉娥を探しに行きます。

遼では木易が趙吉を助けて蕭太后のもとに連れていきました。

趙恒と蘇義簡は劉娥をみつけて連れ戻しました。劉娥は蘇義簡に耶律康の教育を依頼。蘇義簡の教育で耶律康は漢学や礼儀作法を身につけていきます。

耶律康は趙佑の誕生会に出席。二人は仲良くなります。ところが二人が遊んでいる最中に佑が屋根から落ちてしまいました。すると臣下たちがまた康を大理寺に幽閉するように訴えだします。

感想と解説

開封から趙吉のいる上京って東京~福岡間と同じくらい(約1000km)あります。道中は賊もいるし、交通機関のない時代に無茶ですね。

 

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第10話

 

寇準の肩をもつ劉娥に腹を立てた真宗 趙恒は淑妃 潘玉姝を寵愛。毎晩、夜伽に呼ぶようになりました。

そんなある日。王欽若が報告にやってきました。西蜀で反乱が起きて丁謂が8千の兵を用いて反乱を鎮圧したというのです。その報告に 真宗 趙恒は大喜び。丁謂と王欽若を褒め、昇進させようとしました。ところが宰相の李沆は反対します。

真宗はその後、丁謂と潘良をタングートの平定に向かわせましたが敗北。

寇準はタングートを牽制するため、隣接する褆摩族を宋に帰順させてはと提案します。そして褆摩に誠意を見せるため皇帝自らが褆摩族の族長・班若石と面会するべきだと主張。格下相手に下手に出るのが嫌な趙恒は怒りますが劉娥に相談。お互いの中間地点で班若石と面会して班若石は宋の配下に入りました。

ところが李継遷の手下が耶律康を誘拐。それを知った遼の蕭太后は出兵します。

 

解説と感想

あれほど劉娥を好きだった趙恒の変わりようは何?というか潘氏は趙恒が皇帝になる前に死んでるはずですけど。このドラマでは生きてるんですね。

ここで出てくる「褆摩(ていま)族の班若石」は架空の部族・人物。モデルになったのは吐蕃(チベット)の六谷部首領・潘羅支ですね。潘羅支は真宗の時代に北宋に服従。潘羅支はタングートの李継遷と戦って重症を負わせ勝ちましたが、後を継いだ李徳明たちとの戦いに敗れてしまいました。

でも中華王朝の皇帝が部族長相手に自ら出向いて面会なんてありえません。強硬派の寇準がそんな提案するとは思えませんが。ドラマの寇準はかなり柔軟な発想の人物のようです。

耶律康が他国の者に拐われてそれが理由で遼が攻めて来ました。遼と宋の人質交換そのものがありえないのでどう転んでも悲劇にしかなりません。

 

第11話

 

潘良は前回の戦いで負けたので手柄を建てようと遠征を志願。趙恒は大臣の反対を押し切って潘良を出陣させました。ところが潘良は敗退。逃げ帰って来ました。王継忠 将軍は遼に捕まってしまいます。

潘良は潘玉姝に皇帝にとりなして欲しいと頼みますが。潘玉姝が断ったため叩きました。潘玉姝はそのせいで流産してしまいます。真宗は対策を話し合いますが、丁謂は雨が降るので遼軍は立っ対すると言います。すると本当に遼軍が撤退しました。実は遼国内で反乱が起きたのでした。

遼の反乱が鎮圧。蕭皇太后は漢人の木易と鉄鏡長公主を結婚させました。遼の聖宗は木易が信用できるのが疑問に思います。

また蕭皇太后は耶律康を救出しなければ再び攻めると宋を脅します。

褆摩族の班若石が李継遷率いるタングートを討ったものの、耶律康はすでに死んでいました。耶律康の亡骸も班若石の妹の文伽凌が真宗のもとに送られてきます。真宗は文伽凌を側室にしました。

一方、宰相の李沆は死の間際。劉娥を呼び出して皇帝を名乗らないように約束させます。劉娥はなぜ李沆がそんなことを言うのか理解できませんでした。

 

解説と感想

李沆の遺言が唐突な感じ。李沆の頭には「武則天」があったのでしょう。確かに後の時代には劉娥は武則天と比べられます。でもこの時点ではまだそこまでの人物には思えません。

木易は架空の人物ですがモデルはいます。明朝時代に作られた小説「楊家将」のキャラクター楊延輝です。「楊家将」シリーズは楊一族が活躍して宋が遼に勝ってしまうという無茶苦茶な物語。中国では人気です。木易と遼の公主の結婚も「楊家将」に似たような話があるんですね。

 

第12話

 

李沆の死後。畢士安が新しい宰相に、王欽若が参知政事になりました。寇準は不満です。

真宗 趙恒は遼の侵攻にどう対処するか大臣たちを集めて話し合います。王欽若は領土を遼に割譲して南に遷都してはと進言。それに対して寇準が激しく反対。さらに皇帝自らの出征を勧めます。でも趙恒はなかなか決められません。

劉娥は潘玉姝から耶律康が死んだことを聞かされ耶律康の遺品を受け取ります。劉娥はショックをうけました。そして耶律康の亡骸を遼に届けると直訴。それと同時に趙吉を連れ戻そうと遼に向かいました。

劉娥は蕭太后に会って耶律康の死は遼と宋を対立させようとするタングートの仕業だと主張。3年の約束通り趙吉を返して欲しいと訴えます。でも蕭太后は拒否するのでした。

 

解説と感想

契丹(遼)に攻められ王欽若が遷都、寇準が徹底抗戦&皇帝の出陣を訴えたのはこのドラマには珍しく史実通り。

韓国時代劇では国が攻められて王とその取り巻きが真っ先に逃げるのはよくありますが。中国でもたまにあります。それをさせない寇準は偉い。

それはよいとして。

いきさつはともかく国として預かった皇族の子供を死なせておいて「他人のせいです。自分の子供は返してください」は図々しいですね。蕭太后にとっては劉娥の言ってることも信用できないでしょう。何しろタングートは宋に従属していたこともあるのですから。

というよりなぜ側室の劉娥が遼に行くのでしょうか?国を代表して別の人が行くべきでは?劉娥を大事に思うなら本人が行きたいと言っても行かせないでしょう。

もちろん趙吉と耶律康は架空のキャラなので劉娥は遼には行ったことはありません。

 

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