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燕雲台 ドラマ第41・42・43・44話あらすじとネタバレ

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中国時代劇「燕雲台(えんうんだい)-The Legend of Empress-」第41・42・43・44話あらすじとネタバレ紹介記事です。

実在した契丹(遼)の皇后・睿智蕭皇后(蕭太后)の半生を描く歴史ドラマ。

 

街で皇后・蕭燕燕と韓徳讓の噂が流れ。蕭燕燕が捜査に乗り出しました。強引な捜査に皇族たちが反発。捜査の中止を訴えていました。そこに蕭胡輦が蘭哥を連れてやって来ました。その場で毒酒と噂の真相が暴露され趙王 耶律喜隠が犯人だとわかり投獄されました。

蕭烏骨里は息子の留礼寿を連れて燕燕の元に向かい。喜隠の釈放を訴えますが燕燕は会おうとしません。助けを求められた蕭胡輦がとりなして喜隠の命は助かり流刑になりました。しかし喜隠と留礼寿は密かに再起を誓います。

そして玉簫が懐妊。明扆は喜びます。ところが烏骨里が玉簫の懐妊をいち早く知りそれとなく燕燕に教えました。燕燕は自分の知らない間に側室がいて解任していたことを知りショックを受けます。

そして留礼寿は父・喜隱の救出のため挙兵の準備を始めるのでした。

 

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番組情報

原題:燕雲台
英語:The Legend of Xiao Chuo
2020、中国
全48話

 

主なキャスト

・蕭 燕燕(しょう・えんえん)/睿智蕭皇后
 演:唐嫣(ティファニー・タン)

・韓 徳讓(かん・とくじょう)
 演:竇驍(ショーン・ドゥ)

・蕭 胡輦(しょう・これん)/皇太妃
 演:余詩曼(カーメイン・シェー)

・耶律 明扆(やりつ・めいい)/景宗(けいそう)
 演:經超(ジン・チャオ)

・蕭 烏骨裏(しょう・うこつり)/趙王妃
 演:盧杉(ルー・シャン)

・耶律 喜隠(やりつ・きいん)/趙王
 演:季晨(ジー・チェン)

 

 

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第41話 願いを託して

 

秋捺鉢が近づいてきました。景宗 耶律明扆は重い病気にかかったものの、秋捺鉢に行く決意は変わりません。蕭燕燕はその気持ちを尊重します。

耶律明扆はどうしても趙王 耶律喜隠への疑念が消えません。そこで信頼する重臣たちに備えをするように支持します。

耶律喜隠と烏骨里の息子 留礼寿は、烏骨里たちと一緒に焦山には行かず上京に残りました。秋景宗 耶律明扆や皇后 蕭燕燕たちが上京からいなくなると 留礼寿が喜隠を即位させるため挙兵しました。しかし上京を守る耶律斜軫が留礼寿の兵を包囲しました。

耶律明扆と蕭燕燕は斜軫の連絡で留礼寿の謀反を知りました。耶律明扆は激怒。蕭燕燕は留礼寿を説得させるため烏骨里を上京に戻すのですが。

そして景宗 耶律明扆は焦山の行宮で長男・梁王 耶律文殊奴を跡継ぎに指名します。

そして景宗 耶律明扆は34年の生涯を終えるのでした。
そして幼い聖宗 耶律文殊奴が即位します。

 

感想と解説

ここでの留礼寿の反乱は実際にあった事件をモデルにしています。

・耶律留礼寿・景宗 耶律明扆に反乱を起こして失敗

実際にはどこまで留礼寿が主導権をもっていたかわかりませんが。こういう解釈もアリですよね。むしろこの方がドラマ的にはわかりやすい。そしてついに景宗が亡くなってしまいました。幼い文殊奴と残された燕燕が心配ですね。

 

第42話 姉妹の反目

 

景宗 耶律明扆の死後、渤海妃 玉簫は自害。幼子の薬師奴があとに残されました。夫の明扆を失い玉簫まで失った蕭燕燕は悲しみで目に涙があふれるのでした。

一方、夫の耶律喜隠と息子の留礼寿を失った趙王妃・蕭烏骨里は怒りが収まりません。姉の皇太妃 蕭胡輦が説得しますが、聞く耳を持たず太后となった蕭燕燕に復讐しようと決意するのでした。

蕭烏骨里は文殊奴の即位に反感をもつ蜀王 耶律道隠を訪問。反乱をもちかけます。でも道隠は消極的です。

一方、夫と子供を失い蕭燕燕を恨んでいる冀王妃 夷蘭は自分と同じ境遇の烏骨里を訪ねてきました。諸王たちを説得して烏骨里とともに反乱を起こすと言うのです。

でも蕭燕燕の働きかけで蜀王 耶律道隠は反乱を起こすべきではないと考えます。諸王たちも反乱には加わろうとしません。

すると冀王妃は皇族の長老 耶律虎古を煽り、蕭燕燕と韓徳讓に敵意を向けさせるのですが。

 

感想と解説

まさか渤海妃が自害してしまうとは。この人も気の毒な人です。渤海妃は実在するのですが皇子の母という以外に記録がなくてどのような生涯を送ったのかわかりません。

烏骨里と冀王妃が恨みから復讐を計画しています。分からないでもないですけど。夫や子供達のしてきたことも許されないことですからね。むしろ明扆はよく我慢してたと思いますけど。家族はそうもいかないんでしょうね。

 

第43話 武運尽きる時

 

皇太后 蕭燕燕は蕭烏骨里を訪問。喜隠と留礼寿のことは残念だと伝えると。せめてもの情けで喜隠の父・耶律李胡を皇帝に追封しました。その場では感謝したふりをする烏骨里でしたが、心のなかでは恨みが収まりません。

そんなある日。南朝(宋)が契丹に攻めてきました。ところが皇族たちは戦争に反対、燕雲十六州を返還してもしかたないと言い出し、返還に反対の韓徳譲と対立します。皇太后 蕭燕燕は燕雲十六州を守ると宣言。

そんな中、タングート(党項)の李継遷が南朝(宋)に反抗して遼に助けを求めてきました。そこで蕭燕燕は継遷に貴族の娘を嫁がせ、救援の名目にしようと考える。

南朝は幼い皇帝と皇太后が治める遼をあなどっています。遼軍はまとまりに欠ける南朝軍を打ち破り撤退させるのでした。

 

感想と解説

契丹の皇族が「燕雲十六州の返還を主張」ってありえないですね。歴史上は蕭燕燕以上に強硬ですからね。遊牧民がこんなに弱気な人たちだったら歴代中華王朝は苦労してないよね。

燕雲十六州は南朝(宋)が所有したことは一度もないし、契丹が宋とは違う国と取引して正当な対価を支払って手に入れたものだから「宋に返還」っていうのはおかしいんですよね。シナリオ書いてるのが中国人だからどうしても宋の言い分になってしまうのでしょう。

このときの戦いは「大宋宮詞」の1話冒頭で語られる宋が遼に2度戦いを挑んで敗北したやつです(もうひとつは35話で韓徳讓が幽州を守ったときの戦い。太宗が怪我をしたのはこちら)。

ちなみに唐突に現れる李継遷とはこういう人です。

李継遷(り・けいせん)北宋に独立戦争を挑んだタングートの王

 

第44話 代償を支払う時

 

冀王妃 夷蘭は南朝で手に入れた酒壺を蕭烏骨里に贈りました。この酒壺は毒を入れて切り替えて注ぐことのできるもの。烏骨里はこの酒壺を使って誕生祝いの宴を開催。燕燕の毒殺を企んでいました。その準備の様子を韓徳譲の配下が見ていました。

一方。蜀王 耶律道隠は仮病を使って屋敷に籠もり兵を用意。烏骨里たちの様子を見ていました。

烏骨里の誕生会がひらかれました。太后・蕭燕燕は烏骨里の招待をうけて喜んで趙王府にむかいます。烏骨里から酒をつがれて飲もうとしますが。そこに韓徳譲がやってきて毒酒を飲むのを阻止します。激昂した蕭烏骨里は蕭燕燕が耶律罨撒葛を弓矢で射殺したことを暴露。烏骨里は自分で毒酒を飲み自害。

そして蕭胡輦と蕭燕燕との仲も破局してしまいます。

 

感想と解説

ついに三姉妹が決裂。歴史上も蕭燕燕は皇太后になってから姉妹と対立します。皇位をめぐる争いが決着したと思ったらこんどは姉妹の争いになってくるのですね。

 

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