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中国ドラマ「大明皇妃」登場人物紹介とネタバレ

大明皇妃 1 ドラマ紹介

「大明皇后」(amazon)

 

中国ドラマ「大明皇妃(だいみんこうひ) Empress of the Ming」は明朝の永楽帝~天順時代を描いたドラマ。

後に皇后/皇太后になる孫若微(そん・じゃくび)の姉妹の愛憎や、後に皇帝になる皇子との愛、親子の葛藤と波乱の人生を歩んだ女性の一生を描く歴史ドラマ。

ドラマの主人公になる孫若微は実在した皇后。孝恭章皇后 孫氏がモデル。彼女は永楽帝から正統/天順帝までの3世代5人の皇帝の時代を生き抜きました。それは内乱や王室内での権力争い、異民族との戦いが繰り広げられる激動の時代。そして明が最も勢いがあった時代でした。

「大明皇妃」の登場人物を紹介します。

 

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時代背景

1402年。明朝の第2代皇帝 建文帝の時代。

燕王・朱棣(しゅてい)が反乱を起こして都の南京を占領。第3代皇帝・永楽帝になりました。

御史大夫(ぎょしたいふ)の娘・蔓姝(まんしゅ)は家族を殺され妹の、妹・蔓茵(まんいん)とも生き別れになってしまいます。

蔓姝は父と親しかった孫愚(そん・ぐ)に育てられ孫若微(そん・じゃくび)と名前を変えました。

それから10年。

18歳になった孫若微は反乱軍の一員になって永楽帝の暗殺計画に参加しました。ところが暗殺は失敗。

一方、永楽帝の孫で後の第5代皇帝・宣徳帝になる朱瞻基(しゅ・せんき)は密かに祖父の暗殺事件の捜査をしていました。瞻基は操作の最中に若微と出会います。

瞻基は身を隠している建文帝の居場所を突き止めようとするのですが・・・

作品情報

原題:大明風華
英語:Ming Dynasty
製作:2019年中国
全62話

中国語版原作小説

中国語版原作小説(amazon)

原作小説:連載時のタイトルは「六朝紀事」
     出版時に「大明皇妃 孫若微伝」に改題。
原作者:蓮靜竹衣(本名:李卓、中国の女性作家)

 

主要人物

孫若微(そん・じゃくび)/孫皇后

演:タン・ウェイ(湯唯)

ドラマでは、2代 建文帝時代の御史・景清の長女。本名は景蔓姝(けい・まんしゅ)。胡善祥の姉。幼いころ靖難の役で家族が殺され妹とも生き別れに。
景家と付き合いのあった孫愚の養女になって「孫若微」に改名しました。反乱軍に参加して3代 永楽帝の暗殺を狙いますが失敗。朱瞻基と知り合います。復讐計画のため宮中に入りますが、やがて私怨を捨てて民のために生きようとします。

5代 宣徳帝 朱瞻基が即位したあとは側室になりました。皇后になった胡善祥からは嫉妬を受けます。胡善祥の廃位後。皇后になりました。

宣徳帝 朱瞻基の死後も彼との約束を守り明朝を支え続けます。

6代 正統帝 朱祁鎮の母。

後の 孝恭章皇后(こうきょうしょうこうごう)
孫皇后(そんこうごう)ともいいます。

歴史上は孫皇后の父は永城県の長官・孫忠。胡皇后と姉妹ではありません。

ドラマ「女医明妃伝」ではウォレス・フォ演じる朱祁鎮(しゅきちん)と対立していた姑(孫皇太后)の人。若いころ苦労した孫皇太后の立場からみるとどうなるか?という楽しみ方もできます。

孝恭章皇后孫氏(孫皇后)の詳しい説明はこちら

 

朱瞻基(しゅ・せんき)/宣徳帝

演:ジュー・ヤーウェン(朱亜文)

永楽帝の孫。皇太子(後の洪熙帝)・朱高熾の長男。
後の第5代皇帝・宣徳帝(せんとくてい)。

文武両道に優れ、頭脳明晰な皇子。祖父・永楽帝や国師・姚広孝から可愛がられています。永楽帝と建文帝を仲直りさせようとしています。

祖父の暗殺事件を捜査中に孫若微と出会って一目惚れ。でも様々なことが重なってなかなか孫若微とはうまくいきません。

歴史上の宣徳帝

祖父の永楽帝からも高く評価されていました。父の洪熙帝の時代とあわせて「仁宣の治」とよばれる明朝の全盛期を築いた皇帝とされます。その一方で胡皇后を廃位したり、皇族を監視して力を奪ったりと冷酷な面もあります。

・宣徳帝・朱瞻基の詳しい時期はこちら

 

胡善祥(こ・ぜんしょう)/胡皇后

演:ドン・ジアジア(鄧家佳)

本名は景蔓茵。幼いころに靖難の役で家族と生き別れになり。由胡尚に育てられました。野心的な人物になります。若微と出会い、彼女を姉と認めてからは両親の仇を討つために宮中に潜入。太子妃に仕え信頼を得ます。漢王のそそのかされ宮廷女官に。その後、朱瞻基の妃になり、朱瞻基が即位後は皇后になります。しかし側室になった若微と仲違いして悲劇を招きます。

景泰帝・朱祁鈺の生母

後の 恭譲皇后(きょうじょうこうごう)

歴史上の胡皇后

胡善祥は本名。
孫皇后とは姉妹ではありません。
景泰帝・朱祁鈺の生母ではありません。

皇太孫 朱瞻基の正妻になり朱瞻基が即位後は皇后になりました。ところが宣徳帝は側室の孫氏を寵愛。宣徳帝によって「病弱なので子ができない」という理由で廃位されてしまいます。その後は道教の施設に入れられ道士として一生を終えました。道号は「静慈仙師」。

娘の順徳公主がいます。

・胡善祥の詳しい説明はこちら

 

徐浜(じょ・ひん)

演:シャオ・ジェンユー(喬振宇)

父は建文帝に仕えた重臣でした。父は靖難の役で死亡。

ヒロインを愛しながらも彼女の意志を尊重して見守り続ける兄のような存在。

 

明朝皇族

朱棣(しゅ・てい)/永楽帝

演:ワン・シュエチー(王学圻)

明の建国者・朱元璋の四男。
第3代皇帝。
靖難の役を起こして甥の建文帝から皇帝の座を奪いました。「元」の後継者を目指して積極的に遠征を行い明の領土を広げた皇帝。

朱高熾(しゅこうし)/洪熙帝

演:梁冠華(リャン・グァンホア)

永楽帝の長男。皇太子。
第4代皇帝・洪熙帝(こうきてい)

病弱ですが、心優しく思慮深い人物。靖難の役で胡善祥を救い出し、女官の胡尚儀に預けました。気弱そうに見えますが漢王や趙王が危険な人物だと見抜いていました。

歴史上の洪熙帝

戦争に明け暮れる父・永楽帝の代わりに都で留守を守っていました。戦争で国が疲弊するのをみていたので即位後は遠征をせずに国力の回復に務めました。北京は遊牧民の攻撃を受けやすいと考え、南京への遷都計画も持っていました。民のことを考える皇帝だったといわれますが、1年で病死。

 

朱祁鎮(しゅ・きちん)/正統帝

演:チャン・イーシン〔EXO レイ〕(張芸興)

第6代・8代皇帝。
宣徳帝 朱瞻基と孫若微の息子。

朱祁鎮は2回即位しています。正統帝、天順帝の2つの呼び方があってややこしいので廟号の「英宗」と呼ばれることが多いです。オイラトと戦って敗北。捕虜になります。

 

朱高煦(しゅ・こうく)/漢王

演:ユー・ハオミン(俞灝明)

永楽帝の次男。
野心家。次の皇帝の座を狙っています。

・漢王 朱高煦の詳しい説明はこちら

朱允炆(しゅ・いんぶん)/建文帝

2代皇帝。
燕王・朱棣に反乱を起こされ逃走。
後に永楽帝と再開して和解しました。

歴史上の建文帝

朱棣に反乱を起こされた後、南京陥落時に生死不明になりました。永楽帝の即位後は建文帝の存在が抹殺されて即位してないことになってました。清朝時代になってようやく明の皇帝として歴史に名が残ることになりました。

永楽帝の憎しみようから考えてドラマのような和解はありえません。

建文帝の詳しい説明はこちら

 

朱祁鈺(しゅ・きぎょく)/景泰帝

演:李昕亮

第7代皇帝。朱瞻基と胡善祥の息子。
オイラトの捕虜になった兄・朱瞻基に変わって皇帝になりました。

・景泰帝の詳しい説明はこちら

 

郕王妃/孝淵景皇后

演:胡齢萌

朱祁鈺の妻。朱見済の生母。

・郕王妃/孝淵景皇后の詳しい説明はこちら

 

明朝の臣下

楊士奇(よう・しき)

演:張浩

内閣首輔。永楽帝~正統帝に仕えた重臣。

楊栄、楊溥とともに三楊とよばれました。

王振(おう・しん)

演:黄徳毅

正統帝の信頼を集める宦官。
司禮監掌印太監という地位につき重臣たちよりも権力があります。

・王振の詳しい説明はこちら

于謙(う・けん)

演:蘇可

防衛担当大臣。オイラトとの戦いで活躍。

于謙(う けん)の詳しい説明はこちら。

石亨(せき・きょう)

演:付磊

正統・景泰時代の将軍。
于謙に対してクーデターを起こします。

 

オイラト

マフムード

 演:曹明華

オイラトの首長。永楽帝の時代に明と対立。

 

エセン

・巴森

マフムードの孫。後にオイラトの首長。明と戦争になり。土木の変で正統帝を捕らえます。

・エセン・タイシ(ハーン)の詳しい説明はこちら

バヤン・テムル

 演:斯力更

エセンの弟。勇敢な戦士。

・バヤン・テムルの詳しい説明はこちら

チムグ

 演:曲尼次仁

エセンの娘。正統帝・朱祁鎮に惹かれていきます。

チムグの詳しい説明はこちら

 

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