中国ドラマ「長安賢后伝」53・54・55・56話あらすじとネタバレです。
蕭承軒が疫病にかかり死亡。蕭承煦は蕭承軒の死にショックを受け寝込んでしまいます。
それを知った賀蘭茗玉は急いで蕭承煦のもとに向かいました。そして生きる気力をなくしている蕭承煦に余生を一緒に過ごすと約束するのでした。その言葉はどんな薬よりも効果があり。翌朝、蕭承煦はかなり回復しました。
蕭承煦は上機嫌で今後のことなどを賀蘭茗玉と話し合うのでした。
すると大晟に降伏したはずの西越の李嗣同が反乱を起こし、王を名乗っていると報告が入ります。
そして賀蘭芸琪も病になり、賀蘭茗玉に国の将来を託して息を引き取るのでした。
番組情報
原題:長安諾
英語:The Promise of Chang’an
2020年、中国
全61話
主なキャスト
賀蘭茗玉(がらん・めいぎょく)
演:趙櫻子(チャオ・インズ)
雍臨王・賀蘭明晢の孫娘。
蕭承煦(しょう・しょうく)
演:成毅(チョン・イー)
蕭尚遠の第九王子、燕王
蕭承軒(しょう・しょうけん)
演:趙文浩(チャオ・ウェンハオ)
第53話 二人の約束
賀蘭芸琪(がらん うんき)は今にも死にそうな状態でした。途切れそうな息の賀蘭芸琪に蕭承煦(しょう しょうく)は大晟国と賀蘭茗玉(がらん めいぎょく)は必ず守ると約束します。
その後、啓元もやってきて。賀蘭茗玉は茗玉たちに認められながら息を引き取りました。
その後。西越で李嗣同(り しどう)が反乱を起こしたので、反乱鎮圧のため蕭承煦(しょう しょうく)が出陣することに。賀蘭茗玉は蕭承煦がまだ病から完全に回復していないのが気がかりです。でも蕭承煦は大丈夫と強がります。そしてこの戦が終わったら二人で長安を離れて静かに暮らそうというのでした。
一方、蕭啓元(しょう けいげん)は蕭承孝(しょう しょうこう)にそそのかされて自分も出陣すると言い出します。危ないからだめだという茗玉を押し切って蕭啓元は出陣を決定します。
蕭啓元と蕭承煦はともに出陣。ところが作戦会議で二人は意見が対立。さらに蕭承煦は敵のワナに気がついたのに蕭啓元に知らせず自分で城を落としました。それを知った蕭啓元は激怒して蕭承煦は信用できないと険悪な関係になるのでした。
感想と解説
蕭承煦はすでに茗玉との楽しい老後のこと考えてるし。皇太后が愛人の摂政と一緒になって引退なんて許されるのでしょうか?事実上の駆け落ちじゃないの?国はどうなるの?
でもそうなったらそうなったで、どういう展開になるのか見てみたい気もします。
蕭啓元の強情ぶりは相変わらず。母親が叔父とデキてるんだからこうなるよね。
第54話 魂の旅立ち
蕭啓元(しょう けいげん)は反乱軍の李嗣同(り しどう)の軍に追い詰められてしまいます。蕭承煦(しょう しょうく)に援軍依頼しましたが、そのまえに騙し討ちしたことが仇になってすぐには来てくれません。
蕭啓元がもうだめだと自害しようとすると、そこに蕭承煦が軍をひきいてやってきました。蕭承煦は李嗣同と戦って倒しました。ところが蕭承煦は毒矢を受けて倒れてしまいます。
その後、医師の治療を受けた蕭承煦でしたが、傷は深く助かる見込みはないといいます。
今までいろいろあった蕭啓元と蕭承煦でしたが。さすがに自分を助けてくれた叔父が助からないとわかると蕭啓元もショックを受けます。蕭承煦と話をした蕭啓元は蕭承煦には野心などなかったのだと理解。二人のわだかまりは解けます。
そして都に帰りたいという蕭承煦の願いを帰るために、急いで帰路につきます。しかし蕭承煦は都に到着することなく、息を引き取るのでした。
蕭承煦が最後に思い描いたのは賀蘭茗玉(がらん めいぎょく)との幸せな老後でした。
そして賀蘭茗玉は蕭承煦が死亡したという報告を受けて泣き崩れるのでした。
蘇玉盈のもとにも蕭承煦の訃報と「離縁するのであとは自由に生きて欲しい」という遺言が届き。蘇玉盈は怒り出すのでした。
感想
いろいろありましたが。蕭啓元と蕭承煦は和解できて良かったです。
蕭承煦のモデルになったドルゴンは最後は病気で死亡しました。皇帝をかばって負傷なんて格好いい死に方ではありません。さて史実ではこのあとドルゴンは地位を奪われることになるのですが。ドラマでも不穏な動きが出ていますね。
結局、李嗣同のモデルって誰だろう。順の李自成?南明の李定国?清の北京占領後もすぐに統一できたわけではなくて各地で戦いは続いていました。ドラマではそうした人達をまとめて李嗣同にしているんでしょうね。
第55話 秘めた恋
蕭承煦(しょう しょうく)の死後。蕭啓元(しょう けいげん)は摂政をなくして自ら政治を行い始めました。
蕭承煦から離縁の通知を受け取っていた蘇玉盈(そ ぎょくえい)は首を吊って自害しました。
そして1年がたちました。
蕭啓元は想い続けている董若萱(とう じゃくけん)に会うため馬ででかけました。そして偶然を装って董若萱と再会。食事に誘います。
そのころ。賀蘭茗玉(がらん めいぎょく)は蕭啓元の結婚相手を決めていました。相手は西斉王・司徒成(しと せい)の娘・司徒珍(しと ちん)です。
賀蘭茗玉はすでにお妃選びの準備を始めていました。勝手に話が進んでいるのを知った蕭啓元は不満でしたが。
蕭啓元に好きな女性がいることを知った賀蘭茗玉は司徒珍を皇后にするという条件で好きな妃を選ばせることにします。蕭啓元も好きな人が選べるということで表向きは母の提案に賛成。本心では司徒珍ではなく、董若萱を選ぼうと考えていました。
そこで候補者が集められお妃選びが始まりました。そこには董若萱も参加しています。
ところがお妃選びの場にいた董若萱を見て、好きになってしまう者が現れました。それは蕭啓元の異母弟・蕭啓栄(しょう・けいえい)でした。
感想
蘇玉盈はあっけない最後でした。ここまでくると蘇玉盈も気の毒な感じはします。
賀蘭茗玉がやろうとしているのは予め結果の決まっている出来レースってことですよね。賀蘭茗玉が西斉との政略結婚にこだわる理由がよくわからないんですけど。西斉との約束がすでにできてるみたいですけど。西斉って大晟が皇后を迎えないといけないほど強い国だったかなあ?
第56話 皇后の称号
蕭啓元(しょう けいげん)は董若萱(とう じゃくけん)を招待しました。そして幼いころから董若萱が好きだったと告白します。董若萱も相手が皇帝だとは知らなかったので驚きます。董若萱は自分が皇后になるのは荷が重いということでやんわりと断りました。
董若萱にフラれてショックを受ける蕭啓元でしたが、董若萱は蕭啓元を嫌いではないことを知りもう一度アタック。
そしてお妃選びの日。蕭啓元は董若萱を指名しようとしました。すると賀蘭茗玉(がらん めいぎょく)が止めさせました。怒った蕭啓元は退席。賀蘭茗玉が司徒珍を指名して皇后に決まりました。
一方、喬太妃は息子の蕭啓栄(しょう けいえい)が董若萱が好きだと知り、賀蘭茗玉に息子と董若萱を結婚させて欲しいとお願いします。賀蘭茗玉は許可しました。
それを知った蕭啓元はショック。自分が董若萱と一緒になりたいと賀蘭茗玉に言うのですが断られます。
感想
結局、董若萱は蕭啓栄と結婚するの?
こんどは賀蘭茗玉が嫌な親になってしまったような・・・
董若萱は史実では貴妃 董鄂(ドンゴ)氏になります。ドンゴ氏には様々な都市伝説があって、順治帝が弟の妻を奪ったという話があるのです。もちろん董鄂氏を奪ったというのは史実ではないんですけど。面白いのでドラマになることはあります。蕭啓栄が董若萱を好きになる展開はその話をもとにしてるようですね。
コメント