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中国ドラマ「秀麗伝」49・50話(最終回)あらすじとネタバレ

秀麗伝 過去作品

中国ドラマ「秀麗伝〜美しき賢后と帝の紡ぐ愛〜」のあらすじとネタバレです。

いよいよ最終回です。

西暦25年。劉秀は漢の皇帝に即位しました。建武帝(歴史上は光武帝)の誕生です。その後まもなく劉秀に初めての息子が誕生しました。

劉秀と陰麗華の息子である劉衡が突然死亡。陰興と琥珀の調査で、過家が犯人だとわかりました。でも琥珀は調査の途中で殺されてしまいます。

過家の度重なる暴挙についに我慢の限界が来た劉秀は過珊彤を廃后にします。

 

原題:秀麗江山之長歌行
原作小説:秀麗江山

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キャスト

陰麗華(いん・れいか) 演:林心如(ルビー・リン)
劉秀(りゅう・しゅう) 演:袁弘(ユアン・ホン)
劉玄(りゅう・げん)  演:于波(ユー・ポー)
過珊彤(か・さんとう) 演:王媛可(ワン・ユエンカー)

第49話 賢后 陰麗華

后位を失った過珊彤のもとに劉強がやってきました。劉強は皇后(陰麗華)から劉衡を殺したのは過家だと聞かされたと言うと、過珊彤は陰麗華を皇后と呼んだことに怒ります。過康も過家がやったという証拠はない、陰麗華を皇后にするための口実だと言います。

それでも譲らない劉強は今後は第二皇子が母の世話をすると言って出ていってしまいます。

過珊彤は息子の劉強からも突き放されて悲しみに打ちひしがれます。

その様子を見た過主も気落ちしてこれ以上劉秀と争うのはやめようと言い出します。

でも過康は今さらやめられないと強がります。

過主は「普通の殿方に嫁がせばよかった」と後悔するのでした。

陰麗華はついに皇后になりました。臣下たちが歓迎する中、皇后になった陰麗華とともに並ぶことができて感無量の劉秀。

陰興は調査の末、琥珀を殺害したのが過康だと突き止めます。でも過家を追い詰めれると陰麗華が危害を加えられるのではないかと、訴えるのを止めました。劉秀は廃后の件で皇太子や過家は処罰しないことにしました。

しかし過康は劉強に皇帝の座を継がせるための新たな陰謀を計画します。

3年後。中原を干ばつが襲いました。劉秀は被災地の視察にむかいます。皇太子・劉強と劉陽も同行しました。

ところが劉秀は熱中症で倒れてしまいます。劉強は劉秀に薬を持っていくように言われ劉秀に届けました。陰興は自分が届けると言って薬を受け取ると自分が飲んでしまいます。具合が悪くなったので医師に診てもらうと毒に侵されていることがわかりました。劉強を問い詰める陰興。

劉強は自分が利用されたことを知り過珊彤に訴えると「お前のためだ」と言われます。劉強は「父を裏切るつもりはない」と怒って母子は大喧嘩。

過主は過康のやったことが過珊彤と劉強を危険にさらす愚かなことだと怒りますが。過康も自分の非を認めません。

その後、劉強は昼間に母と喧嘩したことに罪悪感を感じて、母の誕生日のお祝いに何を望むのか尋ねました。すると過珊彤は「一家団欒」だと答えます。

劉強は劉秀に土下座して母とひとときを過ごしてくれるようにお願いするのでした。

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第50話(最終回) 天下太平の世

劉秀と過珊彤はひさしぶりに一緒に過ごしました。過珊彤は劉秀と盃を交わしながら劉秀には愛されていないことを改めて思い返し、劉秀への執着を断ち切ります。

過珊彤のもとから帰った劉秀は元気がありません。兄弟や仲間を次々に失っていくことが耐えられないと弱気になります。そんな劉秀を陰麗華は慰めるのでした。

母親が廃后になった劉強は、朝議の場で劉陽のほうが才能があり皇帝に向いていると言って、自分は皇太子の座を止めたいと言います。

劉秀は劉強を皇太子から外し、劉陽を劉荘と改名させて皇太子にしました。

北宮の過珊彤が病気になり寝込んでしまいました。陰麗華は過珊彤の病状を知って知り、過珊彤の娘・礼劉公主を連れて見舞いに行きました。過珊彤を見て怖がる礼劉にショックを受ける過珊彤。

過珊彤はすでに生きる気力をなくしており、陰麗華への憎しみもありません。そんな自分でも労ってくれる陰麗華に感謝します。

その後、劉秀も病になりました。陰興を枕元によんで遺言を残そうとしますが。陰麗華を残しては先立てないと奮起し、回復します。

毒に侵されて陰家に戻っていた陰興が危篤になりました。陰麗華は陰家に戻ります。陰興は陰麗華に看取られ息を引き取りました。

建武31年(西暦55年)。劉秀は陰麗華や劉荘とともに泰山で封禅の儀式を行い世の中が平和になったことを先にあの世に行った兄弟たちに報告しました。

建武中元2年(西暦57年)。光武帝・劉秀が死去。太子の明帝・劉荘が即位しました。同年には鄧禹が亡くなります。

永平7年(西暦64年)。陰麗華が亡くなり、劉秀とともに埋葬されました。

 

感想と解説

最後は駆け足だったけど陰麗華が亡くなるところまでやりましたね。

でも。結局、陰麗華の何が「賢后」なのかよくわかりませんね。

陰麗華が皇后になったのは。劉秀が陰麗華を大好きだったことと。過一族が悪かったから過皇后が廃されたから。という流れ。

天下統一のため政略結婚した過珊彤ですが、過一族が悪事を働くので廃しました。でも中途半端に許してます。中国は連帯責任で一族抹殺なんだから。本当に大切なものに危害を加えていたら一族もろとも罰するでしょ。

史実では光武帝のわがまま(派閥の力関係の変化もあったかもしれません)で皇后交代したので元皇后の一族を罰するどころが優遇してます。でもドラマでは過一族を悪者に描いてしまいました。ドラマの演出と史実をむりやり合わせているので「なんで?」っていう展開になってしまってますね。

中国三大皇后のはずなのに。陰麗華のよいところがあまり出てないような印象をうけました。でも劉秀と陰麗華が愛し合っていたというのだけはわかりました。皇帝の恋愛結婚(結婚したのは皇帝になる前でしたが)は珍しいですからね。

あと10代の陰麗華をルビー・リンが演じるのは無理があったかも。ちょっとイタい。でも仕方ないよねルビー・リンがドラマ化の権利持ってるんだから。

でも。

後漢といえば三国志で描かれるダメなところばかり目についてしまって。建国の話はあまり知られていないので新鮮でした。あと劉秀や劉一家には面白い逸話もあるのですけど

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バッサリ削られていたのが残念。

でもこのドラマは陰麗華が中心だったので仕方ないですね。

でもなんだかんだ言っても歴史物は面白い。もっと様々な王朝のドラマをみたいです。

参考までにドラマ最終回までに登場した歴史上の人物を紹介します。

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