中国ドラマ 武則天 The Empress 第33・34・35・36話のあらすじとネタバレ感想紹介記事です。
予言騒ぎは李君羡が犠牲になることで静まりました。
宮廷内の駆け引きが激化し、目が離せない展開でしたね。
徐慧の変わりようには驚かされました。かつては武媚娘の良き理解者であった彼女が、いつの間にか冷酷な策略家になってしまいまいました。
蕭薔への対応や太子妃を陥れる様子はすっかり「悪女」そのもの。もともと頭がいいだけに敵になると厄介ですね。
太子の李承乾も追い詰められ、ついに謀反を決意。皇帝になれない焦りや絶望もからくるものなのでしょうか。それとも、彼自身の野望なのでしょうか。称心の死も大きく影響しているような感じです。
魏徴も止めようとしないし。魏徴はかつて仕えた李建成が李世民に敗れ、そのぶん李承乾には期待していました。まだ李世民に恨みがあるのでしょうか?
宮廷内の人たちの思惑が交錯する中で、武媚娘はいったいどうするのでしょうか?
それでは武則天 第33話からお楽しみください。
・武如意(ぶ・にょい) 演:范冰冰(ファン・ビンビン)
・李世民(り・せいみん)/太宗 演:張豊毅(チャン・フォンイー)
・徐慧(じょ・すい) 演:張鈞甯(チャン・チュンニン)
・韋貴妃(いきひ) 張庭(チャン・ティン)
第33話 すり替えられた紙片
侯君集の帰還
侯君集(こうくんしゅう)は高昌国を平定し、捕虜の鞠智盛(きく ちせい)を連れて凱旋。鞠智盛は皇帝に忠誠を誓い、高昌が二度と反乱を起こさないと約束しました。
麴文泰は病死して、後を継いだ鞠智盛は唐に降伏。侯君集は街を略奪、住民を拉致。これが後で問題になります。
皇帝は侯君集の功績を称えましたが、太子のことを尋ねられると冷たくあしらいました。その後、侯君集は酔ったふりをして東宮を訪れ、太子 李承乾に宮廷の危機だと訴えました。
太子 李承乾は一か月後に廃位が決定すれば反乱を起こすと計画を明かすのでした。
皇帝に侯君集の弾劾奏疏が届き、高昌での略奪や美女を側室にしたことが告発されました。太宗は侯君集と太子 李承乾が親しすぎるのを警戒。警告のために投獄するのでした。
徐慧を阻止しようとする文娘
徐慧は武媚娘への嫉妬と憎悪から彼女を陥れようと罠を仕掛けていました。文娘はそれに気づいて徐慧に注意しますが徐慧は聞く耳を持ちません。
それどころか、武媚娘への憎しみをあらわにし彼女を陥れるためには手段を選ばないことを宣言します。
文娘はこれ以上徐慧が誤った道を進むことを止めようとしますが、逆に徐慧に殺害されてしまいます。
一方、瑞安は文娘への想いを告白しますが、その想いが届くことはありませんでした。
第34話 謀反決行
白い布の意味
太宗 李世民は魏征が目を覚ましましたと報告をうけて面会。魏征は臨終の際に李世民に「太子の廃立について決心はついているのか」と尋ね、李世民は胸の内を打ち明けました。そして、魏征は息を引き取りました。
魏徴の葬儀の日、棺にかけられた白い布を見た李承乾ついに反乱を決意。
一方、武媚娘は白い布を見て安堵します。
作戦決行
夜、太子と侯君集は作戦決行日を話し合います。翌日は文徳皇后の誕辰なので李世民は必ず承慶殿に向かうので成功の可能性が高いと考えます。
第35話 善良な弟と邪悪な弟
李承乾の挙兵が失敗
徐慧は李承乾が謀反を企み、武媚娘も密かに繋がっていると密告。
太子 李承乾は挙兵したものの失敗しました。
武媚娘は李承乾をかばいますが、太宗李世民は武媚娘が李承乾と共謀して裏切ったと信じていました。武媚娘は掖庭の獄へ連行されるのでした。
雉奴が太子の危機を知り駆けつけると、武媚娘は雉奴に太子の命乞いをすることを指示しました。もし聞き入れられなければ、雨の中でひたすら跪き続けるようにと伝えました。
武媚娘の幼馴染
楊淑妃が武媚娘の過去を調査していると、武媚娘には幼馴染の李牧がいて、彼はかつて反逆者として冤罪をかけられた人物であることがわかりました。
楊淑妃の侍女 青玄は密かに李牧を救出して宮廷へ連れ戻すのでした。
第36話 武如意と武媚娘
武媚娘が獄中で襲われる
韋貴妃は武媚娘を獄中で始末しようとしますが。楊淑妃は雉奴と李牧を救出に向かせました。太宗 李世民も自ら武媚娘を尋問しようと廊に向かいます。
李牧は牢に向かい激しい戦いの末に武媚娘を救出。武媚娘は李牧が李牧であることに気づきました。そこに太宗 李世民も到着。武媚娘の治療を命じます。
武媚娘と李牧
李牧は李故と名を変え金吾衛となりました。
武媚娘と再開した李牧は愛を告白。宮廷を出て一緒に暮らそうと提案しますが、武媚娘はそれを拒否します。
彼女は、もはや昔の武如意ではなく、宮廷には愛する皇帝がいると告白します。
李牧は3ヶ月間宮廷で待ち会いたくなったら扉の前に牡丹の花を飾ってほしいと伝えますが、武媚娘は彼にすぐに宮廷を出るように言うのでした。
ドラマ 武則天 32話までの感想
侯君集の凱旋から始まり、太子の謀反、そして武媚娘の危機と、一気に物語が動きました。
特に印象的だったのは徐慧の変貌ぶり。かつての親友を陥れるため、手段を選ばない姿からはかつての穏やかな彼女とは別人のようですが。それだけ内に秘められた嫉妬と憎しみが深いということなのでしょう。
文娘を手にかけたシーンは、その狂気にゾッとしました。
一方、李承乾の謀反は彼の孤独と焦燥が生んだ悲劇でした。太宗とのすれ違い、そして周囲の思惑が絡み合い、彼は破滅へと向かってしまいました。李泰と徐慧に踊らされた末の決起というのがやりきれませんが。
でも跡継ぎ問題という大事なことなのだから、あれだけで判断するというのはちょっと短絡かなという気はします。
そして、武媚娘の危機を救ったのは幼馴染の李牧。フラれてしまいましたが、これで引き下がる彼でもないでしょう。今後、どのように関わってくるのでしょうね。
今後の展開が楽しみです!
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