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華の出陣 27・28・29・30話ネタバレ感想:商易之の即位

華の出陣 23-26話あらすじ |華の出陣31-34話あらすじ ▶

中国ドラマ「華の出陣~麗将・阿麦の仇討~」の27・28・29・30話のあらすじとネタバレを紹介。

皇太子の死によって後継者争いは商易之と康王に絞られました。さっそく長公主が動き出します。それでも商易之は阿麦との関係を守りたいと思うのですが、阿麦は親の本当の仇を知りショックを受けるのでした。

27~30話のあらすじとネタバレを紹介します。

 

華の出陣 あらすじ

登場人物とキャスト

  • 阿麦 (演:チャン・ティエンアイ)…主人公。南夏の靖国公の娘。
  • 商易之/斉渙(演:チャン・ハオウェイ) … 定南侯の世子、実は亡き皇太子の息子。
  • 常鈺青(演:ワン・ルイチャン) … 北漠軍の将軍。
  • 唐紹義(演:ガオ・ゴー) … 南夏の将軍。

さらにくわしいキャスト情報は【華の出陣】キャスト・登場人物紹介をご覧ください。

 

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華の出陣27話 あらすじとネタバレ

簡単要約

  • 長公主が商易之と林相の娘との縁談を進め商易之と阿麦の仲を引き裂く。
  • 阿麦は父の仇が商易之の父親・定南侯であることを知り商易之との関係に絶望する。
  • 商易之は阿麦に実は皇帝こそが真の仇だと告白し二人で復讐を誓う。

あらすじ:明かされた真実

長公主の決断と阿麦の苦悩

長公主は息子の商易之の婚約者を宰相の林相の娘に決めてしまいました。すでに両家の間で縁談の証である八字貼を交わしていたのです。

この突然の決定に商易之は驚きました。
「阿麦は父親の仇の真実を知ることになる」
長公主はそう忠告しますが、商易之は阿麦との愛を貫くと固く決意していました。

そこで長公主は二人の仲を裂くため、阿麦に真実を意図的に知らせることにしたのでした。

明かされた父の仇と絶望

長公主の策略通り、阿麦はかつての仲間だった方大牛から家族を殺したのが定南侯の商維と玄武軍だったと知らされます。そして阿麦は商易之がこの秘密を知っていたことに気づいてしまったのです。

深い絶望に打ちひしがれる阿麦。そんな阿麦に商易之は真紅の婚礼衣装を見せながらプロポーズしました。しかし阿麦の心はもう冷え切っていたのです。二人の関係には大きな亀裂ができてしまいました。

皇帝と康王の暗闘

太子が毒を飲んで自害したという噂が広まる中、太子妃も首を吊って自害。東宮はすっかり廃墟となりました。皇帝は太子妃の葬儀を長公主に任せます。

そんな中、康王の謀反を訴える官僚が皇帝の目の前で自害するという事件が起きます。この衝撃に皇帝は血を吐いて倒れてしまい、康王は事件の裏にいる人物を追い詰めることに。
この一連の出来事を宰相の林相はただ静かに見つめていました。

新たな復讐の始まり

長公主は商易之に盛府の兵符を渡し軍の指揮権を取り戻すよう促します。しかし争いを好まない商易之の願いはただ一つ。阿麦を守りたいという思いだけでした。

そして商易之は阿麦に衝撃の真実を告げます。阿麦の家族を殺した本当の黒幕は皇帝だったのです。
さらに商易之の父である前太子・斉顕もまた皇帝によって殺されていたという事実も明かされました。

復讐という同じ運命を背負った阿麦と商易之。
二人は涙を流しながら、お互いを強く抱きしめ合うのでした。

 

感想:愛か復讐か、究極の選択を迫られる主人公たち

阿麦はショックだったでしょうね。愛する人が、まさか自分の家族を殺した仇の息子だったとは。長公主も過酷なことをしますが、噓ではありません。いずれバレることです。親としての長公主の心配もわかります。

でも本当の黒幕は皇帝。臣下は命令で動いたにすぎません。阿麦はそこは理解できました。ただ感情的に突っ走るだけではない。ちゃんと裏に何があるか考えることができるのも阿麦の優れたところだと思います。

 

解説:八字貼(はちじちょう)

中国の伝統的な文化で縁談を進める際に用いられる重要な文書です。男女の生年月日と生まれた時刻(八字)を書き記し、これを交換することで両家の相性を占います。今回のドラマのように親が勝手にこの八字貼を交換してしまうことはよくあること。当事者の意志は関係なく、親の意思で縁談は成立します。この習慣は両家の家柄や相性を重視する当時の価値観を反映したものです。

 

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華の出陣28話 あらすじとネタバレ

要約

  • 長公主は阿麦との関係を断ち切るよう促すが、阿麦は復讐の決意を貫く。
  • 皇帝は商易之を皇位に就かせる意向を示し、長公主はそれを機に謀反を決意する。
  • 阿麦と商易之は皇帝を討つため互いの安全を確保しながら計画を進める。

第28話 あらすじ:動き出す謀反

長公主の画策と阿麦の決意

商易之が阿麦と会っていることを心配した長公主は阿麦を茶席に招きました。表向きは穏やかですが、長公主は阿麦に商易之と別れるよう遠回しに伝えます。でも阿麦はきっぱりとした態度で「父の仇である真の黒幕に必ず復讐します」と言います。
阿麦の決意を知った長公主は、態度を硬化させるのでした。

皇帝の罠と長公主の決意

中風で病床に伏している皇帝は自分自身が招いた結果に深く苦悩していました。彼は長公主を呼び出し心の内を打ち明けます。
「息子である商易之に皇位を譲り、引退したい」
そして長公主に協力を求めました。

長公主はこの言葉が皇帝の策略ではないかと疑います。そして先手を打つべく商易之に謀反の準備を促すのでした。息子を皇帝にするためなら、どんな手でも使う覚悟だったのです。

商易之の葛藤と林相の動き

長公主に謀反を勧められても、商易之はまだ迷っていました。彼が一番に願っていたのは阿麦との愛を優先すること。林相の娘との縁談も皇位も捨てて阿麦と二人で穏やかに暮らしたい。そう考えていたのです。

しかし、長公主は息子を皇位につかせるため林相と極秘に会談。商易之と林相の娘の結婚を早めることを承諾させます。
一方、皇帝は林相に商易之を皇太子にするための詔書を書かせて真意を探ろうとしていました。
皇帝の策略を見抜いた林相は、念には念を入れ二つの詔書を準備するという慎重な行動に出ます。

結託した復讐と別れ

皇帝を討つため阿麦と商易之は細かく計画を練りました。
「私が一人で宮中に忍び込み、皇帝を討ちます」
阿麦はそう商易之に告げます。

阿麦の安全を第一に考えた商易之は龍吟衛の衣装を用意しました。こうすることで阿麦が皇帝を討った後、罪を龍吟衛に着せられる。そして青豫軍が救助という名目で宮中に突入する口実を作れるというものでした。
阿麦は最後に唐紹儀に協力を求めます。唐紹儀は阿麦を無事に宮中から逃がすことを約束するのでした。

 

感想:跡継ぎをめぐる駆け引き

今回は皇帝、長公主、林相が次期皇帝をめぐって駆け引きを行いました。その心理戦には引き込まれますね。皇帝は息子に期待せず、商易之を後継者にと考え始めます。なんと身勝手な。当然、長公主が信じるはずありません。また何かの策略だと思うのは当然です。林相がどっちに転んでもいいように二重の詔書を用意するというしたたかさには感心しました。

 

華の出陣29話 あらすじとネタバレ

簡単要約

  • 康王は皇帝に皇位を譲るよう迫るが、皇帝が商易之を後継者としたと聞き激怒する。
  • 康王は長公主を誘拐して商易之をおびき出す。
  • 長公主は息子の命と皇位を守るため、自ら康王の怒りを買い刺殺される。

第29話 あらすじ:母の命を懸けた最後の賭け

康王の謀略と皇帝の反撃

皇帝が目を覚ますとすぐそばに康王が座っていました。
「皇位を私に譲ってください」
康王はそう言って皇帝に詰め寄ります。しかし皇帝は康王の野心を見抜いていました。
「すでに商易之を後継者に指名した」
皇帝の言葉に激怒した康王は、この決定は長公主が裏で糸を引いていると確信します。北漠の申亭淵の言葉にも焚きつけられ、康王は長公主を誘拐、商易之をおびき出す計画を立てました。

康王の暴走と長公主の決意

康王の軍師は定南侯府の力と商易之の権力を考えると慎重になるべきだと康王に忠告します。しかし皇位への執着に理性を失った康王は軍師を地下牢に閉じ込めてしまいました。この軍師を毒殺したのは皇帝の密命を受けた申亭淵でした。

商易之は長公主が康王府の秘密の部屋に監禁されていると知り、母親を救うために宮中を必死に探します。一方、長公主は自分が商易之をおびき出すための「餌」にされていると悟ります。

母の愛と最後の賭け

康王は商易之を呼び出し長公主と引き換えに降伏を迫りました。自分を育ててくれた長公主を守るため、商易之は康王の要求を受け入れます。

息子が罠にはまることを恐れた長公主は自らの命を犠牲にすることを決意しました。彼女は康王を挑発、それに激昂した康王は剣で長公主を刺殺します。
その瞬間、商易之の怒りは爆発して康王を斬り殺しました。阿麦が率いる青豫軍も駆けつけます。商易之は母を抱きしめ、心を引き裂かれるような悲しみに打ちひしがれるのでした。

最後の遺言と皇位への道

息を引き取る直前の長公主は商易之にこう言い残します。
「皇位に就いてこそ、守りたいものを守れる」
この言葉に突き動かされ商易之はついに宮中へ進軍することを決意します。

実は長公主は康王に誘拐される前からこの結末を予期していました。息子が皇位に就くことをためらうだろうと予測し、康王を利用したのです。自らの命を懸けて息子の決意を促したのでした。軍師は長公主の残酷な選択を嘆きますが、彼女は優しさと知恵を兼ね備えた商易之こそがこの国を治めるにふさわしい人物だと信じていたのです。

 

感想:帝王への一歩は母の愛か呪いか

何といっても長公主の命をかけた決断には驚きました。彼女には思惑があって康王に捕まったのですね。それも商易之を皇位に就かせるため。自分の命を犠牲にするとは、母の愛情だけでは片づけられません。冷酷な策略家・政治家の一面があるように思いました。

目の前で母を失ってはこうなっては商易之も康王を倒すしかありませんし。そうなったら皇帝になるしかありません。これまでの優柔不断な姿が嘘のようです。新たな商易之の誕生を感じさせますが、逆に長公主の犠牲が「呪い」にならなければいいのですが。

 

華の出陣30話 あらすじとネタバレ

簡単要約

  • 皇帝は商易之を後継者とし、阿麦に愛する齊鈺(せきぎょく)を託して自ら命を絶つ。
  • 商易之は即位後、阿麦を皇后に迎えようとするが、林相の反発により頓挫する。
  • 林相は阿麦を北漠との内通者として陥れ、彼女は投獄される。

第30話 あらすじ:皇帝の死と商易之の即位

皇帝の最期と新たな皇帝

病床の皇帝はこれまでの過ちを後悔しながら、齊鈺を守るため最後の手段に出ます。
彼は妹や息子を犠牲にしてきたことを悔やみつつ、齊鈺だけは守りたいと願っていました。皇帝は商易之を呼び出し長公主の死を謝罪し皇位を譲ると告げます。

さらに阿麦にも会い彼女の父親を殺したのは軍の力が強くなりすぎたからだと明かします。そして、齊鈺が皇族ではないことを告げて彼を阿麦に託すと、自ら毒酒を飲み干して命を絶ちました。

新皇帝の誕生と権力争いの始まり

皇帝の遺言に従い商易之は新しい皇帝として即位しました。先代の皇帝に仕え悪事を働いてきた石将軍は新皇帝に仕えることを拒みました。しかし慕白の温情で老兵として故郷に帰ることを許されます。

一方、商易之は阿麦を皇后に迎えたいと考えていました。しかし軍師は絶大な力を持つ宰相の林相と対立するのを避けるため、林相の娘・林澤柔と結婚するよう助言します。林相もまた娘を皇后にするため阿麦を警戒し始めました。

迫られる選択と阿麦の危機

朝廷では権力争いが起き始めていますが。商易之は辺境で動きを見せる北漠を自ら討つことを望みます。

商易之の身を心配した阿麦は代わりに出陣することを直訴しました。商易之は阿麦を鎮北軍の元帥に任命、全軍の指揮権を与えます。これは実質的に彼女を皇后に迎えたいという、彼の強い意志の裏返しでもありました。

しかし、林相はこの機会を見逃しません。
「阿麦は北漠と内通し謀反を企んでいる」
林相はそう偽って阿麦を投獄します。商易之がそのこと知る前に、林相の命令を受けた兵部尚書の杜昌英が逮捕の命令を世の中に発表してしまうのです。林相の裏切りを知り激怒した商易之。しかし林相は阿麦がすでに罪を認める証拠に署名したと告げるのでした。

 

感想:皇帝の最後があっけなさすぎる

皇帝が自ら命を絶つという衝撃的な展開でした。でも中国皇帝が自害しますか?大軍に追い詰められない限りそんなことをする皇帝はいないと思います。ちょっと話が出来過ぎてますね。今までさんざん人を疑って殺してきておいて、ここでいい人ぶるのも変です。今まで緊迫感のある展開が続いていただけに、ちょっと拍子抜けでした。

 

華の出陣27~30話まとめと感想

皇太子の死でどうなることかと思いましたが。皇帝の後継者をめぐる争いに決着がつきました。

阿麦は、親を殺したのが商維と玄武軍だと知ってしまいました。ショックだと思いますが。これで二人の仲が壊れるのかと思ったら、意外に冷静でした。臣下は命令で動いているだけで元凶は「皇帝」なのですから。よくよく考えれば阿麦も商易之も目的は同じというわけですが。感情的にはわだかまりが残ってもおかしくありませんが。そこを割り切れる阿麦も並みの人間ではありません。

そして、康王が野心で自滅して。あっけなく皇帝が死んで、商易之がの即位。ここの展開が急ぎ過ぎな感じもします。商易之と阿麦の手で仇を討たせてあげたかったです。

でも商易之の治世は穏やかにはいきそうもありません。早くも林相との権力争いが始まってます。阿麦を皇后に迎えようとする彼の決意は新しい波乱を呼んでしまいました。まあ確かに反対する重臣たちは多いと思います。

皇帝となった商易之と、復讐の行き場を失った阿麦の関係がどのように変化するのか、宮廷の争いはどのようになるのか次の展開が楽しみですね。

 

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執筆者:フミヤ(歴史ブロガー)
京都在住。2017年から韓国・中国時代劇と史実をテーマにブログを運営。これまでに1500本以上の記事を執筆。90本以上の韓国・中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを史料(『朝鮮王朝実録』『三国史記』『三国遺事』『二十四史』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。類似サイトが増えた今も、朝鮮半島を含めたアジアとドラマを紹介するブログの一つとして更新を続けています。

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