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武則天 17・18・19・20話 あらすじとネタバレ感想

武則天 あらすじネタバレ f あらすじ

中国ドラマ 武則天 The Empress 第17・18・19・20話のあらすじとネタバレ感想紹介記事です。

唐に各国から使者がやってきて唐の者と競い合いをすることに。

高昌との音楽対決では唐が勝利。徐慧と東瀛一の棋士の対局が始まりましたが徐慧が倒れてしまいました。武如意が代わりに対局して引き分けに持ち込みます。でもその裏では後宮の権力争いがさらに激しくなっていました。

一方、呉王率いる唐軍と木図王子率いる漠北軍が馬球で対決。得点を巡って争いが起こり知恵比べで決着をつけることになるのでした。

それでは17話からお楽しみください。

 

武則天 The Empress 登場人物

・武如意(ぶ・にょい) 演:范冰冰(ファン・ビンビン)

・李世民(り・せいみん)/太宗 演:張豊毅(チャン・フォンイー)

・徐慧(じょ・すい) 演:張鈞甯(チャン・チュンニン)

・韋貴妃(いきひ) 張庭(チャン・ティン)

 

それでは武則天 第17話からお楽しみください。

 

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第17話 武如意の台頭

木図王子の問いに武如意が答え、太宗 李世民が絶賛。

次に木図王子は太宗に弓術の勝負を申し出ます。上機嫌の太宗は木図王子の勝負を受けて立ちました。武如意が馬に乗り菊の花をくわえ、太宗が見事にその花を矢で射落としました。太宗の弓術を見た木図王子は、潔く敗北を認めたのでした。

太宗は自ら的になった武如意に「媚娘(びじょう)」という新しい名前を与えます。

あるいは媚娘の名は実際に太宗 李世民が若い頃の武則天に与えた名前。には美しい、艶めかしい、グラマーという意味があります。いつごろの名前がついたのははわかりませんが、実際に武則天は魅力的な女性だったのでしょう。
でもドラマのこの場面の活躍に似合う名前ではなさそう。まあ李世民は普段から武如意が魅力的だと思っていたのでしょうね。

 

毎年、大朝会が終わると太宗は文徳皇后と宮中を散歩するのが常でした。今年は文徳皇后を偲ぶために武媚娘が同行します。

一方、徳妃は張公に反乱の中止を命じ軍の解散を命じますがすでに手遅れでした。さらに息子の斉王まで関わっていると知り驚きます。

殷家はかつて隋の名門でしたが、李淵親子に殺害されました。殷宏智たちは復讐のために動いています。でも殷徳妃には謀反を起こすきはありませんし、そんなことをしても成功しないと思ってます。今の李世民に反乱を起こすのは無謀でしょうね。でも斉王や殷宏智もう動き出しました。

 

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第18話 謀反の行方

亡き文徳皇后を偲ぶため承慶殿で太宗 李世民と武媚娘が語らっていると、羽林衛に扮した刺客が李世民を襲撃。武媚娘が李世民を庇って負傷しますが、李世民は刺客を返り討ちにするのでした。

武媚娘が素手で刃を受け止めてますけど色んな意味で無理です。日本刀なら肉や腱が切断してズタボロになるので怖くて握れませんが、中国の刀剣は切れ味はよくないのでしょう。それに宮中の女性の手で受け止められる程度の刃なら戦場を生き抜いてきた李世民を殺すのは無理でしょうね。
中国・韓国ドラマにはこういう演出が多いですが。ギャグシーンにしか見えません。

 

長孫無忌は殷宏智の反乱を李世民に報告。李世民は以前から裏切りを予想、監視していたのでした。

張公は徳妃に刺客が全滅したことを報告。徳妃は激怒しますがもう後にはひけません。

殷宏智らの動きはバレてましたよ。関係者をまとめて始末するためにわざと泳がせておいたのですね。反乱が成功したら危ないですが、よほど抑える自信があったのでしょう。

 

徳妃は徳妃は毒入りの甘露羹を用意して李世民に献上しました。しかし毒が仕込まれていることがバレてしまい。徳妃は湖に身を投げたのでした。

結局、徳妃はこうなってしまいましたか。徳妃としては息子と平穏に暮らしたかったと思いますが。一族の恨みを忘れられない人たちもいてそうはさせてもらえなかったのですね。

 

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第19話 不吉な予兆

楊淑妃と韋貴妃が徳妃に情をかけるよう太宗李世民に嘆願。そこへ長孫無忌が来ましたが、妃たちを見て一度退出しようとする。皇帝は彼を呼び止め、徳妃の処遇について共に議論することに。

長孫無忌は徳妃は謀の罪があるので皇家の陵園への埋葬に反対しますが、韋貴妃たちも譲りません。李世民は長孫無忌に徳妃が反乱に関わったことは公表せずに体面を保った葬儀を行うよう命じたのでした。

家族が謀反を起こしたというだけでも処罰は免れないのに、ドラマの徳妃は皇帝を毒殺しようとしましたから立派な謀反人。長孫無忌の言うことは正しいのですが。それを思えば李世民の決定はずいぶんと穏やかです。徳妃は気の毒だと思っているのでしょう。
徳妃のモデルになったのは斉王の母・陰妃。陰妃の弟・陰弘智太宗の死後、皇子たちの争いを勝ち抜いて皇帝の座を掴むために斉王に兵を集めるようアドバイス、燕兄弟を紹介。ところが日頃から素行の悪かった斉王は燕兄弟とともに反乱を起こして処分されます。陰弘智も捉えられ処刑されました。
史実では陰弘智が直接、反乱を起こしたわけではありませんが。反乱のきっかを作ったようなものです。
陰妃の墓は見つかっていませんが、代わりに陰嬪の墓が存在。陰嬪には皇子がいたと書かれていますので、この陰嬪が陰妃の可能性は高いです。息子の反乱のせいで妃から嬪に格下げにはなったものの、太宗の側室として墓は作られたようです。陰嬪がどのようになくなったかは分かっていません。
ドラマでは太宗が斉王に投降を勧めたら、殷宏智が斉王を殺害するという意味不明な展開になってますが。
史実では斉王は庶人に落とされた後、賜死。ドラマと違い太宗は息子でも謀反を起こしたら処刑を命じています。

 

太白星が昼間に現れるという異常な出来事が起き、朝廷内では不吉な前兆として不安が広がっていました。そこで太宗 李世民は卜占に長けた李淳風を呼び寄せ、占わせるのでした。

これは現実にあった記録。太白星は一般には明けの明星のことですが。李世民たちが見たのは超新星でしょう。
星空の異常な現状は天の警告と受け止められたので、何かあると占って確かめていました。占いはほぼ悪い結果が出る仕組みになっているので、占わせるとたいていはろくでもない答えが返ってきます。でもこれが事件になるのですね。

 

第20話 李淳風の死

李淳風が占った結果。「唐は三代で滅び、女主・武氏の王朝に代わる」と結果を出し、武氏一族をすべて抹殺するよう進言しました。

この噂は「資治通鑑」という歴史書にかかれているもの。明らかに武則天のことを言ってます。「資治通鑑」ではこのとき李世民が武氏を全身殺せばいいのかと聞いた所、李淳風はそんなことをしても天の意志はかわらない。女主の武氏は温情で李氏の一部は残すが、武氏をすべて殺せばさらに凶悪な者が出現するから無駄だと答えた。と書かれています。ドラマとは逆なのですね。

 

「資治通鑑」より古い時代に書かれた「旧唐書」では李淳風の占い結果は「女三昌」でした。何とでも解釈できる曖昧なものです。
その後「当有女武王者」の噂が広まり、左衛将軍でに関係する地域に縁のある李君羨が処刑されてしまいます。李君羨は幼名が「五娘子」なので女武は李君羨のことだとされたのです。
このときは武則天は関係なかったですし。ドラマと違って史実では武媚娘は太宗の寵愛を受けていなかったので気にする人はいなかったようです。
この予言や噂が武則天と結びつけられたのは武則天が皇帝になった後です。

 

韋貴妃は占いの結果を知り、この機会に武媚娘を排除しようとしますが。魏王は武媚娘は取るに足らない。皇太子を失脚させるべきだと主張。

それでも韋貴妃は武媚娘に罪を着せるため李淳風を懐柔しようとしますが、李淳風は拒否。韋貴妃の命令で李淳風は殺害されてしまいました。

李淳風は殺害されてしまいましたか。まあ、具体的すぎる変な予言なんかするからこうなるのです。ある意味仕方ないですかね。
それにしても韋貴妃の武媚娘に対する敵意は異常ですね。今さら李世民が武媚娘を寵愛して彼女に息子ができても次の皇帝になれるわけでもないし。魏王の言うように次の皇帝を誰にするのかほうが重要だと思いますけれど。
 

ドラマ 武則天 20話までの感想

木図王子の問題は片付いたと思ったら、斉王の反乱が起きてしまいました。

徳妃の息子や弟達の暴走が徳妃を追い詰めることになってしまいました。皇帝を毒殺しようとするとは。徳妃の行動は許されるものではありませんが。息子のためには母親としてはああするしかなかったのでしょう。悲しいですね。

史実では斉王が仲間にそそのかされて反乱を起こし、徳妃の弟は主犯ではなかったようですが。どちらにしても斉王とその母、一族が終わってしまったのは同じです。

太宗の時代にはこういう血なまぐさい事件が多いです。

太白星が昼間に現れるという不吉な出来事をきっかけに、李淳風の予言が話題になるのも興味深かったです。

この出来事は実際には武則天のことではないのですが。後の時代には武則天のこととされましたし。様々な創作物や逸話でもネタになってます。

ドラマでは李淳風が武氏一族の抹殺を進言したり韋貴妃に殺害されたりと、史実とは異なる展開を見せていました。

さて武媚娘が後宮で目立てば目立つほど韋貴妃から狙われ。重臣や皇子の中も危機感を持つ人が出てきました。

「武氏が女帝になる」という具体的な予言なので、この後も武媚娘は狙われそうです。はたしてどう切り抜けるのでしょうか?

 

 

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