司徒月(しと・げつ)は 中国ドラマ「コウラン伝・始皇帝の母」の登場人物。
呂不韋(りょ・ふい)に仕える家僕(使用人)です。
主人公・ 李皓鑭(り こうらん)のことも慕っていて、皓鑭に迫る危険を呂不韋に知らせる約ドコロが多いです。
兄の名前が司徒 缺(しと・けつ)。日本語読だと間際らしい。でも中国語では発音は違うようです。
司徒 月は架空の人物です。というわけで人物紹介するとあらすじの紹介になってしまいます。
ドラマのネタバレも含まれているのでご注意ください。
司徒月のネタバレ
呂家の家僕(使用人)。
司徒 缺(しと・けつ)の妹。
母の死後、呂不韋に連れられて呂家に入り教育を受けました。
2話で呂不韋のもとを李皓鑭が去った時。司徒月は呂不韋に皓鑭を追いかけるようにいいます。
その後、街中で李皓鑭と出会い皓鑭の逃亡を助けます。
主人の呂不韋(りょ・ふい)と李皓鑭(り・こうらん)への忠誠心は高いです。
呂不韋が趙の少府監になると、呂不韋のてびきで旭日宮(王妃のいる宮殿)の婢女(女の奴婢)になりました。王妃の髪を結ったところ王妃から褒められたりと、宮中の侍女としても有能なようです。
王妃付きの女官になった李皓鑭の手伝いをしています。李皓鑭は宮中で様々な困難にあいますが、そのたびに司徒月は李皓鑭を助けようとします。
蕭紅葉が女官に命令して井戸に毒を入れているのを目撃。呂不韋に知らせます。
皓鑭が敵のスパイだと疑われ牢にいられたあと。司徒月は皓鑭の持ち物を燃やしていました。そこに趙王がやってきます。皓鑭は兵のために綿入りの服を縫っていると話しました。趙王はその話に心をうたれ皓鑭のいる牢に会いに行きます。すると皓鑭は血をはきあわてた趙王は皓鑭を牢から出しました。
その後も皓鑭は難題をふきかけられます。司徒月は皓鑭に呂不韋を頼るようにいいますが、強情な皓鑭は呂不韋を頼ろうとしません。
呂不韋が皓鑭を裏切ろうとして皓鑭が傷ついたときは、異人に助けを求めました。
皓鑭が韓瓊華の策略にはまり罰を受けているときも司徒月は呂不韋に助けを求めにいきました。
宮女なので皓鑭の危機を知って誰かに助けに行く役どころが多いです。
その一方で、皓鑭を気にする呂不韋をからかったり。呂不韋のことをよく理解しています。呂不韋と司徒月の間には単なる主従以上に信頼関係があるようです。
ところが16話で蛟王子と雅王女が趙国の宮中で反乱を起こします。呂不韋とともに李皓鑭を助けようとしていたところ、雅王女が差し向けた兵によって刺されてしまい命を落とします。
兄妹そろって薄幸
残念ながら司徒月の出番はここまで。
兄の司徒缺は呂不韋と李皓鑭が秦で暮らすようになっても仕えます。でも秦の王位争いに巻き込まれ命を落とします。
兄弟揃って悲運の最期をとげます。
司徒は珍しい姓
司徒(しと)とは変わった姓ですね。これは中国では実在する姓です。現代でも中国や台湾・タイ・マレーシア・シンガポール・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの中華系移民を含めても4~5万人しかいません。中国でもわりと珍しい姓です。
もともと「司徒」は古代中国の役職の名前でした。土地や人民を管理する役職。財務部長のようなものです。後の時代には「戸部尚書」という役職名になりました。
春秋戦国時代。衛国の夏戊という人が「司徒」という役職を務めました。その後、その子孫は「司徒」と名乗ったといわれます。
呂不韋は衛国の人物。なので呂不韋に仕える家僕にも衛国にふさわしい人物の姓を使ったというわけですね。
ドラマ
コウラン伝 2019 、中国 演:張譯兮
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