PR

中国ドラマ「尚食(しょうしょく)」の第6~10話のあらすじ・ネタバレ

尚食 過去作品

中国ドラマ「尚食」 6・7・8・9・10話のあらすじとネタバレを感想とともに紹介します。

主人公の姚子衿が明の時代を舞台に宮中の尚食局で料理の腕を磨きながら様々な陰謀や人間関係に巻き込まれていく物語です。

今回は第6話から第10話までの展開を振り返り印象的なシーンや登場人物たちの心情を深掘りしていきましょう。

ネタバレを含みますのでまだ視聴されていない方はご注意ください。

 

PR

今回の話に登場する登場人物一覧・キャスト

  • 姚子衿(ようしきん)演:呉謹言(ウー・ジンイエン)
    主人公尚食局の女官
  • 朱瞻基(しゅせんき)演:許凱(シュー・カイ)
    皇太孫
  • 胡善祥(こぜんしょう)演:張楠(ジャン・ナン)
    皇太孫妃
  • 殷紫萍(いんしへい)演:何瑞賢(ホー・ルイシエン)
    尚食局の女官姚子衿の友人
  • 蘇月華(そげつか)演:王楚然(ワン・チューラン)
    尚食局の女官
  • 孟紫澐(もうしうん)演:王艶(ワン・イエン)
    尚食局の尚食
  • 王司膳(おうしぜん)演:練練(リエン・リエン)
    尚食局の司膳
  • 游一帆(ゆういつはん)演:王一哲(ワン・イージョ)
    備考:錦衣衛
  • 朱高熾(しゅこうし)演:
    皇太子

 

PR

第6話 観花宴の裏側

太子妃の思惑

太子妃は漢王と孟紫澐の関係を把握していて孟紫澐を牽制します。宮中での勢力図を常に意識している太子妃らしい行動ですね。

観花宴の場面。さっそく太孫妃の胡善祥に世継ぎを促すあたりはさすが皇室という感じでしょうか。胡善祥も気の毒です。

郭側妃が遅れて登場、しかも太子妃の顔を潰そうと魚をテーマにするのを提案したりとなかなか波乱の予感です。

姚子衿と朱瞻基の距離

姚子衿が朱瞻基に料理を届けに行きました。そのとき彼の書斎で手記を読んでしまうシーンは少しヒヤッとしました。朱瞻基も気づいているのにわざと眠ったふりをして逃がしてあげるのが優しいです。

観花宴の料理勝負と昇進

料理対決では姚子衿、殷紫萍、蘇月華のそれぞれの個性が出ていました。

姚子衿の香花魚絲が郭側妃に褒めましたけど、太子妃は普段から郭側妃を軽蔑しているせいか、興味を示しませんでしたね。

殷紫萍の魚の頭と尾を使った料理が太子妃に気に入られたのは彼女の倹約精神と合うからでしょう。食材を無駄にしない心がけは素晴らしいです。

個人的には姚子衿の香花魚絲がどんな味なのか気になります。

その後、姚子衿が掌膳に、蘇月華が典膳に昇進したのは実力が認められた結果でしょう。ただ姚子衿が殷紫萍のために自分の昇進を譲ろうとするのはあまりにもお人よしすぎませんか?そこを王司膳に見抜かれているのも面白いです。

乾清宮の火事

観花宴の後、乾清宮が火事になりました。永楽帝は激怒して喻美人が監禁されてしまいます。さらに荘妃まで巻き添えをくらってしまいました。これは大事になりそうですね。

この火事は永楽帝の時代に実際にあった出来事です。史実ではこのとき「喻賢妃」が死亡しています。

 

第7話 父と子

永楽帝と朱瞻基の対話

永楽帝が朱瞻基に錦衣衛を重用する理由を語る場面。改めて当時の皇帝が臣下の行動にどれだけ目を光らせていたかが分かります。

永楽帝は自分が反乱で即位したこともあって猜疑心が強いです。この時代に錦衣衛の権限が強化されて皇帝直属の特務機関として機能しました。

皇帝は後宮の女性たちでさえ朝廷を乱す可能性があると考えているようです。すごい警戒心ですよね。

朱瞻基はまだ若いから「女性など恐るるに足らず」なんて言っていますけど、甘いなと思ってしまいます。

荘妃と姚子衿の絆

荘妃が潔白を訴えていましたが。姚子衿と殷紫萍は気の毒に思ってひそかに食料を届けました。竹筒の炒り米は姚子衿の機転が光る場面でした。

歴史上はこのとき荘妃に食べ物を届けたのは宦官。女官ではありません。その役目をうまく姚子衿に当てはめてますね。

皇太子の窮地と朱瞻基の活躍

朱高熾は火事の黒幕だと名指しされ、永楽帝からの信頼を失ったと思って自暴自棄になってます。朱高熾が自殺を図ろうとしてるのは痛々しいですが、本当は死ぬ気はないのですよね?

朱瞻基が冷静に状況を分析し喻美人に関する手がかりを見つけるのはさすがです。漢王が背後にいたことが判明、太子の嫌疑が晴れて本当に良かった。

でも朱瞻基の「こんなに早く人証も物証も見つかるとはまるで全てが私が探し出すのを待っていたようだ」という言葉はこの事件の裏に大きな陰謀があるような感じですね。

游一帆の正体

游一帆は彼が漢王の息子「瞻圻」だと明かされました。彼の母親は漢王の妾。ところが密通の疑いで殺害されてしましました…。そのため彼は漢王に復讐心をもっているようです。でも今はそれを隠してます。

游一帆は架空の名前ですけど、漢王に朱瞻圻という息子は実際にいます。本物の瞻圻は次男ですけど庶子ではありません。

游一帆は喻美人の弟や妹の命を取引条件にして喻美人を操っていたようです。目的のためなら手段を選ばない冷酷さも持ち合わせているようですね。

彼が漢王の元に戻りたいと言ったのは復讐の機会をうかがうため。今後の展開がますます気になります。

 

第8話 それぞれの強み

皇帝の戒めと朱瞻基の対応

喻貴人は獄中で死亡しました。なんだか気の毒。そして賄賂を贈った随従も失踪してしまいました。

朱瞻基が真相を究明しようとしていると目隠しされた仏像が届きます。それは「聞くな見るな動くな」という永楽帝からの戒め。これはそれ以上深入りするなというメッセージですよね。永楽帝もこの件の裏に何かを感じ取っているのでしょうね。

姚子衿の体調と朱瞻基の気遣い

姚子衿は雨に打たれて風邪をひいてしまいました。朱瞻基が彼女が食事を届けに来ないのを心配する様子が描かれました。普段はツンデレな朱瞻基ですが、姚子衿のことは気になるらしく体調を気遣って侍衛に人参入りの処方箋を届けさせてました。優しい一面もあるのですね。

 

胡司膳の助言

胡司膳が足首をひねりましたが、誰も気遣いません。孟紫澐と胡司膳は対立しているので下の者も強い方に付いてしまうのですよね。でも姚子衿は気にせずに胡司膳を世話をします。

胡司膳が姚子衿に「成功する秘訣は『異』だ」と語るのは彼女の経験からくる重みのある言葉ですね。姚子衿にとってもなにかのヒントになったのでしょうか。

ついに相まみえる二人

そしてついにこの時が来ました!姚子衿が朱瞻基の書斎で古書を読んでいるところを朱瞻基が書棚の後ろから現れて捕まえます。朱瞻基は文のやり取りをしてきた相手が気になって仕方なかったのですよね。

さらに朱瞻基は運ばれた料理が姚子衿が作ったものでないことに気づき、今後は自分の食事を直接担当するよう命じます。これはもう姚子衿を側に置きたいという朱瞻基の気持ちの表れですね。

 

第9話 女子の矜持

深まる朱瞻基と姚子衿の関係

姚子衿が朱瞻基の書物の整理を手伝ったり習字に付き添ったりするようになりました。二人の関係が急速に深まっていますね。

姚子衿は異国の使者をもてなすための料理を考えているところだったので、朱瞻基に海外の風土や風習について尋ねました。すると朱瞻基は航海日誌を調べるようアドバイス。彼女の仕事にも理解を示して助けようとしているのがわかります。

太孫妃の変貌

太孫妃が実家から送られてきた侍女を杖で叩かせ胡司膳に「今後私の許可なく胡家の者は誰も勝手に宮中に入ることは許さない」と忠告。以前ははっきりとせず気弱だったようですが、ここに来て彼女の性格も変わってきたようです。

胡司膳はそんな太孫妃の変化に満足してるようですね。

姚子衿の毅然とした態度

朱瞻基が洪慶宮で侮辱を受けた後、姚子衿に八つ当たり。子供っぽいと言うかこのへんはワガママな皇子ですよね。

しかしそこで姚子衿が毅然と問い返すのは彼女の強い意志を感じさせます。姚子衿は好意があったから従っていましたけど。考えてみれば皇太孫だからといって、本来は別の部署の女官を好き勝手に雑用に使っていいわけではないでしょう。この言葉が朱瞻基に自分の非を認めるきっかけとなればいいですが。

朱瞻基の誤解と姚子衿の細やかな配慮

朱瞻基が姚子衿が持ってきた食事が光禄寺製だと知り不機嫌に。しかし姚子衿がこっそり献立を調整し朱瞻基の体調に合わせていたと知って後悔、連れ戻しに行かせます。でも孟紫澐が追い返しました。

孟紫澐が姚子衿を守りたいのですよね。いい上司です。それにひきかえ朱瞻基は…

 

第10話 12月の閻魔

游一帆と姚子衿の交流

游一帆は姚子衿が書院で料理の本を読んでいることに気づき、本を持って来ました。その際に姚子衿に長寿麺を頼みます。でもその麺は亡くなった母親と同じ味なので密かに驚き、感慨深げに食べす。彼にも家族に対する温かい感情があるんですね。

でも游一帆に長寿麺を作った料理人は三日以内に死ぬか怪我をするという不吉な噂があるとか。そのため彼は「閻魔大王のようだ」と言われているのです。

風評被害もいいところですが。錦衣衛という仕事柄、嫌われているのでしょうね。

臘八節(ろうはちせつ)
旧暦の12月8日に行う行事。臘月は中国で12月のこと。祖先や神々に祈り、豊作や幸運を願います。中国仏教では釈迦が菩提樹の下で修行して悟りをひらいた日とされ、この日に様々な食材を入れた臘八粥を食べる習慣があります。

皇帝の衰弱

永楽帝の精神状態が次第に衰弱し疑心暗鬼になっています。宮中の権力争いがさらに激しくなりそうですね。

永楽帝は期朱瞻基に「治国の良策をしっかり学ぶように」と指導。一番期待しているのは息子たちではなく孫のようです。

姚子衿側妃になることを拒否

朱瞻基が姚子衿を側室にしようとしましたが、姚子衿はそれを拒否。

彼女は側室になるより料理人としての夢を大切にしているのですね。身分の差を理由にはしていますけれど。内容的にはちょっと現代的すぎて違和感あります。

ただまあ「身分が高いというだけで言いなりにはならないぞ」という気概みたいなのは感じますね。

 

尚食 10話までの感想 まとめ

『尚食』の6話から10話にかけては姚子衿と朱瞻基の個人的な関係が深まる一方で宮中の権力争いや陰謀がさらに複雑に絡み合っていく様子が描かれました。

游一帆の正体が明かされ、彼の復讐劇の要素が加わり今後の展開への期待が高まります。

姚子衿はただ才能ある料理人というだけでなく、人柄もよく機転もきくので周囲の人々の心を掴んでいるようですね。そんな彼女は側室になって後宮で出世というのには興味がないようで、一人の人間として料理人としての夢を追い続けているようです。

現代的すぎる気もしますが。現代の中国ではいろいろ規制があって、瓔珞のようなドラマは許可がでにくいです。今後はこういうキャラが増えるかもしれませんね。

朱瞻基は皇太孫として様々な試練にあい有能なところも見せるのですが。姚子衿との関係ではまだワガママな皇子の部分が強いですね。今後は姚子衿との交流を通じて成長していくのでしょうか。

そして皇帝の病状悪化とともに宮中の権力争いも激しくなりそう。彼女たちは生き残ることができるのでしょうか。今後の物語の展開がますます楽しみですね。

 

 

 

 

リクエスト歓迎!

アジアのドラマで知りたい歴史上の人物は他にいますか? 人物以外にも出来事・事件や文化・時代背景・民族や国など。アジアの歴史ならOK。中国・韓国以外でもできるだけお答えします。 必ず記事にできるとは限りませんが、できるだけお応えします。コメント欄に書き込んでくださいね。 (リクエストはコメント欄に表示されません)

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました