中国ドラマ「宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~」第5・6・7・8話 あらすじとネタバレ 紹介記事です。
唐の後期。
846年。宦官たちが20代皇帝・宣宗を擁立。
宣宗は宦官に借りがあるので禁軍や護衛部隊を任せました。
それと同時に三法司を設立。安郡王 蕭瑾瑜(しょう・きんゆ)を長官に任命して刑事事件を任せました。
ヒロインの楚楚(そ・そ)は南西部の山岳地帯の検視官の家系に生まれました。検視官になる夢を叶えるために試験を受けようと単身長安にやってきたのでした。
蕭瑾瑜(しょう きんゆ)と楚楚(そ そ)は殺害された馮玠の死因を推理しますがどうしてもわかりません。そこで楚楚はもういちど馮玠の遺体を調べてみようと提案。蕭瑾瑜と楚楚たちは再び馮家を訪問しました。
一方、秦鸞は証拠隠滅のため馮玠の遺体を奪おうと手下を派遣。手下たちは屋敷に潜んで馮夫人がいなくなるのを待ちました。
蕭瑾瑜と楚楚も馮家を訪問。馮夫人が蕭瑾瑜の対応をするためその場を離れました。蕭瑾瑜は馮玠について馮夫人から話を聞きました。
楚楚は遺体を調べようとしますが、真相が明らかになることを恐れた秦鸞の部下たちが放火。馮玠の遺体も燃えそうになります。楚楚は馮玠の遺体を必死に守ろうとするのですが。
番組情報
原題:御賜小仵作
英語:The Imperial Coroner
2021年、中国
全29話(オリジナルは全36話)
時代背景
9世紀の唐。第20代皇帝 宣宗 (在位846~859年)の治世。
安史の乱(麗王別姫のころ)の影響で唐は衰え。宮廷では宦官が権力を握っていました。宦官以外にも朝廷の役人や節度使たちも権力を狙っています。
835年。18代皇帝・文宗が宦官を排除しようとしましたが失敗。宦官が指揮する神策軍によって多くのものが粛清されました。(甘露の変)
846年。20代皇帝・宣宗が即位。
宦官たちが力を握る苦しい状況で宣宗皇帝はかつての唐の力を取り戻そうと苦心している時代です。
主要人物
楚楚(そ そ) 仵作(検視人)・ヒロイン
演:蘇暁彤(スー・シャオトン)
蕭瑾瑜(しょう きんゆ) 安郡王。三法司執掌
演:王子奇(ワン・ズーチー)
景翊(けい よく) 大里寺役人。
演:楊廷東(ヤン・ティンドン)
冷月(れいげつ) 冷沛山の孫娘
演:趙尭珂(ジャオ・ヤオコー)
蕭瑾璃(しょう きんり) 蕭瑾瑜の兄、都虞候、将軍。
演:王彦鑫
薛汝成(せつ じょせい) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の師匠。翰林学士
演:郭秋成
秦欒(しん らん) 宦官の元締め。神策軍統領。
演:穆懷虎
蕭恒(しょう こう) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の父。
演:田牧宸
西平公主(せいへいこうしゅ) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の母。
演:史蘭芽
宣宗皇帝 唐の第20代皇帝。
演:郭軍
第5話 偽りの顔
蕭瑾瑜は如帰楼の店主・許如帰を捕まえるため、記憶を頼りに人相書きを描き、その絵の人物を逮捕するように指示しました。楚楚は人相書き出来栄えに感動して、蕭瑾瑜は何でもできる人だと思うのですが。でもその絵にはおかしな所があると気づきます。蕭瑾瑜は楚楚の話を聞いて許如歸は変装しているのかもしれないと考えます。
許如歸は周翰に会いに行きました。周翰は許如歸を長安から逃がすことにします。兵士たちが疫病にかかり死亡して埋葬のために城外に出るのでその中に許如歸を隠すことにしました。
蕭瑾瑜は許如帰が隠れ家を持っていることを知り、楚楚とともに調査に向かいます。蕭瑾瑜が到着したときには許如帰はすでにいませんでした。蕭瑾瑜はその場所で黔州と関わりのあるものをみつけました。蕭瑾瑜は許如帰が黔州出身かどうかは分からないが黔州と何らかの関係があるのだと考えます。
そのころ。周翰は許如帰を馬車に乗せて城門を出ようとしました。ところが衛兵に呼び止められます。しかし兵士たちは遺体の悪臭に耐えられず許如帰を見逃してしまいました。
第6話 恋の秘訣
景翊は蕭瑾瑜が楚楚に対して特別な想いを持っていることに気づきます。そこで景翊は楚楚にまだ登用試験は終わっていないと言って、蕭瑾瑜から好かれる方法を教えました。
景翊は殺人犯と、彼を狙っていた乞食を捕らえ尋問を行いました。
景翊は犯人に尋問を行いました。次々に質問を行うと犯人はボロを出してしまいます。そして蕭瑾瑜はその男に妻子の命が狙われていることを伝えると犯人は知っていることを話すのでした。するともう一人協力者がいることがわかり、蕭瑾瑜はその人物の人相書きも描きます。
冷月が長安に戻ってきました。彼女は黔中道節度使・冷沛山の孫娘。蕭瑾瑜は冷月に楚楚の身辺調査を依頼していました。蕭瑾瑜は冷月と会って調査結果を聞きました。冷月は玉面判官を知る者はいなかったと言います。また楚楚は楚平の実の子ではないものの楚家の者から大切にされていと報告するのでした。
第7話 喜びの検視
呉江は楚楚に 蕭瑾瑜の言葉として、昨日町から運んだ疫病の感染者とされる焼死体を調べてほしいと依頼しました。 本当に疫病患者か調べてほしいというのです。
楚楚はその依頼を引き受けました。蕭瑾瑜は自分の仕事ぶりを信頼してくれていると感じ、とても幸せな気分になりました。
蕭瑾瑜は宣宗皇帝に誰かが疫病にかかったことを知りながら報告しなかったと言いました。もし疫病が広まったら大変なことになります。宣宗皇帝は激怒して神策軍の10日間封鎖を命令。秦鸞は皇帝の眼の前で自分の顔をぶって謝罪。宣宗皇帝は秦鸞を神策軍に派遣して疫病の対策をさせるのでした。
蕭瑾瑜は、宣宗皇帝に父・蕭恒の捜索をしたいと話します。すると立ち聞きしていた孫明徳が物音を立てました。皇帝は孫明徳に外套を取りに行かせ、そのあいだに蕭瑾瑜は役人の殺人事件の真相を話しました。そして父を探すために黔州へ行き、密かに西南勢力の関わる事件も調査したいと言うのでした。
第8話 危うき恋を抱えて
公主府。景翊の母・景夫人がやってきました。蕭瑾瑜の母・西平公主に蕭瑾瑜と冷月の縁談を認めてもらうように頼んでいました。蕭瑾瑜と冷月は一緒に成長して恋仲になっているはずだから皇帝に結婚を認めてほしいと思っていたのです。
西平公主は蕭瑾瑜は今は仕事が忙しいのでそれどころではありませんし、西平公主も今はその気分ではありませんでした。逆に景翊のことを話題にします。
景夫人は黔州のことが気がかりで景翊に何か起こるのではないかと心配していました。西平公主は皇帝がすでに蕭瑾瑜たちを守るため軍の派遣を決定。南西に駐屯している西平公主の長男・蕭瑾璃の軍が向かっているといいます。でも景夫人は不安でした。
景夫人は屋敷に戻り景致に息子の想いを知りつつもなぜあのような提案をさせたのかと訪ねました。でも景致は考えがあるとしか言いません。
蕭瑾瑜は黔州の境にやってきました。しかし許如歸とその手下に襲撃されます。蕭瑾瑜と楚楚は刺客の攻撃をかわしてなんとか逃げることに成功するのですが。
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