韓国ドラマ「太宗 イ・バンウォン~龍の国~」の第31・32・33(最終回)話ネタバレとあらすじ感想の紹介です。
ご訪問いただきありがとうございます。Fumiyaです。
いよいよ最終回です。
メチャクチャやってきたイ・バンウォンの人生も残りわずか。いったいどうなるのでしょうか?
イバンウォンはミン氏の二人の弟を流刑にして自害させました。
世子は自分が生き残るため父の意思を尊重、ミン一族を見捨てました。
それでも世子の行いは改まらず、太宗イバンウォンは世子を追い出し、忠寧大君に王になりたいなら大臣たちの支持を勝ち取るようにといいます。
兄弟との争いに勝って王座を奪い取ったイバンウォンが、自分の後継者を決めるときはすんなり決まらない。子供が問題を起こしてしまう。
というのは皮肉ですね。
忠寧大君はうまく大臣たちの支持を集められるでしょうか。
この記事は全33話のバージョンで書いてます。
全36話版では17話以降の内容になります。
ご注意ください。
太宗イバンウォン 番組情報
原題:태종 이방원(太宗 李芳遠)
2021年 韓国、KBS 1tv
全33話
日本での放送では36話版もあり。
太宗イバンウォン 主要人物
・イ・バンウォン(李芳遠)/太宗/上王
演:チュ・サンウク
・ミン(閔)氏/王妃/大妃イ・バンウォンの正室。
演:パク・チニ
・イ・ジェ(李褆)/世子/譲寧大君 イ・バンウォンの長男
演:イ・テリ
・イ・ド(李裪)/忠寧大君/世宗 イ・バンウォンの三男
演:キム・ミンギ
注:サブタイトルは当サイトで独自に付けたものです。
第31話 世子の地位が危なくなる
ミン氏は太宗イ・バンウォンが世子を変えようとしているのを知り。忠寧からすべての本を取り上げて王になろうとするなと警告します。
ミン氏は今の世子のままでいんだね。
今の世子はミン家で育てられましたからね。
それに忠寧が王位を狙えば兄弟同士の争いが起こり、どちらかが傷つくのではという心配もあるでしょう。
なにしろ兄弟を殺したり争って王位を手に入れたバンウォンの息子たちですからね。
世宗が有能だったのはたしかでしょうけど、美化されすぎたせいでイ・ジエが不当に貶められているような気はしますね。朝鮮の記録も太宗や世宗に都合のいいように書かれているでしょうし。世子 がどこまで行いが悪かったのかはよくわかりませんね。
イ・スクポンとハ・リュンを汚職の罪で弾劾されました。ハ・リュンは辞職。イ・スクポンは抵抗しますが流罪になってしまいます。
態度が悪いから恨みをかったんだね。
汚職は口実でしょうし。中国や朝鮮の役人なら探せば誰でも汚職くらいは見つかるでしょうけど。それが罪になるかは政治に左右されます。
二人はバンウォンが権力を手にするために貢献しましたが。その過程で敵も作ってきました。傲慢な態度は恨みをかいますよね。
第32話 世宗の即位
イ・ジェは世子の座を廃され、譲寧大君となりました。忠寧大君が新しい世子になります。
ついに世子が交代してしまったね。
これだけ続くと仕方ないかなという気はします。
さらにバンウォンはすぐに譲位。忠寧大君が即位、世宗が誕生しました。
でも軍事と人事は握り、権力は手放しません。形だけの譲位です。
世宗の妻の実家シム氏には早くも媚びるものが続出。ミン氏はシム氏が第二のミン一族にになるのを心配しますが。王妃シム氏の父が捕まってしまいます。
歴史は繰り返す。
というか、臣下や外戚が力を持つのを嫌ってるバンウォンがいる限り。同じことは何度でも起こるでしょう。
世宗は父に意見しても無駄。怒らせるだけです。
力で権力を手にしたものは、他人が力を持つのを一番恐れます。バンウォンは分かりやすいです。
第33話 最終回 バンウォンとミン氏の運命は?
大妃ミン氏は宮殿を去りました。上王バンウォンは自ら探しに行くのですが。
いまさら遅いでしょう。
バンウォンは今さら許してくれと言ってますが、無駄でしょう。
バンウォンってモラハラ夫ですよね。まあ、モラハラ正義の儒教社会ですし王ですから。力をもてばこうなるのでしょうけど。
サイコパスは都合のいいときには簡単に謝ることができます。でもそれは形だけ。気が強いミン氏もそうかんたんには許せませんよね。
ミン氏は病になり。バンウォンは無理やり連れて帰りました。しかしミン氏は息を引き取ります。
悲しい最期ですね。
歴史上こうなることがわかっているので。他のドラマは最初からバンウォンとミン氏の仲を悪く描くことが多いのですが。
このドラマでは最初は二人の仲がよく、次第に悪くなる描き方をしています。記録を見る限りはこのドラマの方が史実に近いと思いますが。
視聴者としては仲の良かったときを知っているだけにやりきれません。
そしてバンウォンは世宗に伝えられる者は伝え、自らの生涯を終えました。
世宗は父が玉座の捕虜になった苦しい人生だっと思いますが、民にとってはよい王だったと思うのでした。
終わり
全体を見ての感想
イ・バンウォンは様々なドラマに登場しますが。意外にも彼が主人公のドラマはあまりないんですね。「イ・ソンゲの息子」か「世宗の父」として登場することが多いです。
やはりイ・バンウォンは権力を手にするまでに多くの血を流しすぎました。
確かに様々な制度を作り、李氏朝鮮王朝の基礎を作りました。それはチョン・ドジョンたちが設計したものだったかも知れませんが。それをもとに形にしたのは太宗です。それだけを見たらすごい人物かもしれません。
そんな李芳遠の生涯にスポットをあてたのがこのドラマでした。
韓国時代劇の中では比較的史実に忠実に作ってあり、ドラマで描かれた事件の多くが歴史書に出てきます。ドラマは権力争いがほどんど。李芳遠が君主として何をした人なのか、どんな功績を残した人なのかはよくわかりません。
ドラマとしてはテンポもよく、ストーリーもわかりやすくまとめられていると思います。
久々に面白いと思える韓国時代劇でした。
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