中国ドラマ「星漢燦爛(せいかんさんらん)」のあらすじとネタバレ・感想の紹介記事です。
「長歌行」で人気のウー・レイとチャオ・ルースーが再び共演!話題のドラマ「星漢燦爛」の世界へようこそ。
戦乱の時代。幼い頃から両親と離れ、祖母や叔母に厳しく育てられた程少商。
彼女は愛されることを知らずに、自由きまま・ワイルドに生きてきました。ある日、彼女は冷徹な将軍 凌不疑と出会います。
二人は次第に互いに惹かれ合うのですが、二人の運命は決して平坦ではありません。家族の絆、愛、そして復讐が複雑に絡み合い、壮大なドラマが繰り広げられるのでした。
星漢燦爛(せいかんさんらん) 時代背景
舞台になるのは後漢をモデルにした王朝。
建築物や内装は漢王朝とよく似ていますし、髪型や服装も漢を意識しているようです。
天下は戦乱の時代となっていました。その戦乱を終わらせたのが今の皇帝 文帝でした。
しかし文帝は力を得るために実力者の乾安王と同盟。乾安王の姪・宣神諳を正妻にむかえます。そのため若いころから付き合っていた越姮を側室にしてしまいます。
文帝と宣皇后の間には太子がいます。太子は優しい性格ですが、それほど有能ではなく人に利用されやすいところがあります。乾安王の勢力も衰え、今では越妃の勢力が力を付けています。
文帝と越妃には三皇子がいて、彼を次の皇帝にしようという人たちも大勢います。
争いは皇宮内だけではありません。
世間では前朝の戾(レイ)帝の残党が活動。不穏な動きをみせています。
そんな世界に程少商と凌不疑は生きているのでした。
星漢燦爛(せいかんさんらん)の登場人物
・凌不疑(リン・プーイー)/男性主人公
演:呉磊(ウー・レイ)
・程少商(チョン・シャオシャン)/ヒロイン
演:趙露思(チャオ・ルースー)
・袁慎(ユェン・シェン)
演:李昀鋭(リー・ユンルイ)
・楼垚(ロウ・ヤオ)
演:余承恩(ユー・チョンエン)
・祖母/ 董(ドン)氏
演:許娣(シュ・ディ)
・程始(チョン・シー)/程少商の父
演:郭濤(ダオ・タオ)
・蕭元漪(シャオ・ユエンイー)/程少商の母
演:曾黎(ズン・リー)
第1話 掟破りの四娘子
隴西の戦いで大勝利を治めた将軍の凌不疑が都に戻ってきました。
城に到着すると光禄勲副尉(こうろくくんふくい)に任命され、羽林衛左騎営(うりんえいさきえい)を指揮することになります。
その後、宮廷に参上するよう言われるのですが凌不疑は「処理しなければならない要件がある」と場を去ってしまいます。
程家の主で程少商の父・程始と母・蕭元漪は戦争に行っていました。
程始はともかく、何で蕭元漪まで戦争に行くの?
何で母まで出征しているのでしょうね?まさか蕭元漪が戦場で戦うわけではないでしょう。何年も派遣されるので夫の赴任先に一緒に行って身の回りの世話をするということでしょうか。
よくわからないですが「両親と引き離されて育った」というシチュエーションを作りたいのでしょうね。
程始は校尉の設定。校尉は将軍の下で軍隊を指揮する武官のこと。将軍が軍の全体を指揮、校尉がそれぞれの部隊を率いて戦うわけです。程始は武官としては高い地位にいるのです。
その両親が数年ぶりに戻ることになりました。
両親が出征している間、四娘子こと程少商は祖母に預けられていました。
名前ではなく「4番めの女子」という意味。程始と蕭元漪にとっては長女ですが。程氏一族にとっては、その世代で4番めに生まれた女子。なので一族の中では四娘子という愛称で呼ばれます。
でも祖母は母の蕭元漪が嫌い。
祖母は程少商を田舎の粗末な小屋に押し込めて、ろくに食事も与えず教育もしていません。祖母は程始が戻ると聞いて慌てて李管婦を呼びに行かせるのでした。
いくら何でもひどい扱いだね。
程少商が馬車で戻ろうとすると凌不疑と出会いました。程少商は機転を聞かせて男が隠れている事を知らせます。凌不疑は頭のいい程少商に興味を持ちます。
程少商は屋敷戻って両親と再会。程始と蕭元漪は娘のみすぼらしい姿に唖然。祖母たちは言い訳しますが、程始は信じません。娘を気遣う蕭元漪でしたが、程少商の態度はそっけないものでした。
過酷な暮らしを生き延びるため程少商はずる賢い知恵を身に着けました。蕭元漪も薄々気づいているようです。
今後は母子の関係も問題になってきそうですね。
第2話 したたかな母上
凌不疑たちが都に戻ってきました。しかし城陽侯の屋敷の前を素通り。
城陽侯って凌不疑の父親でしょ?仲悪いの?
都では城陽侯と凌不疑の仲が悪いと噂になっているようですね。家庭環境が複雑なので凌家にもいろいろと問題があるようです。
皇帝は兵器横流しの調査を一時中止するつもりのようですが、凌不疑はそれにも不満な様子。
祖母の弟・董倉管が武器横流しで捕まり。祖母は程始に助けるよう言いますが。程始もそれはできません。
悪事を働いて反省する様子がないのは何なの?何で程始が責められるの?
孔子も「罪を犯した親をかばうのは子として当然」と言っております。冗談ではなく本当です。それが儒教の親孝行。
でもやっぱりおかしいですよね。
中国や朝鮮の儒教社会は公共の規則を守ることよりも家族を守ることが優先される社会ですからね。祖母としては罪を犯した弟でも助けるのが当然だと思っているでしょう。息子がその母を助けないのは親不孝。ってことになるのでしょうか。
だからこういうやり取りになってしまう。一族ぐるみの不正がなくならないわけです。
程少商は凌不疑にある物を送りました。それをもとに凌不疑は調査。董倉管の不正の証拠が見つかりました。
祖母は駄々をこねて董舅を助けるように言いますが。程始は断ります。
程始と蕭元漪は程少商が虐待されていたことを詳しく知りました。程始は娘を気の毒に思い、ますます可愛がります。でも蕭元漪は娘の教育をやり直すことを決意するのでした。
第3話 母屋の主
取り調べの結果、董倉管が取引していたのは元鍛冶師の許尽忠でした。
董倉管は辺境に流されることになり。別れの挨拶のため程家に来ました。董倉管は自分が見捨てられたと逆恨み。祖母や葛氏が今まで程少商に行ってきた虐待を暴露してしまいます。
見苦しい。けど、祖母や葛氏が悪いのも確かだからね。仕方ないね。
蕭元漪は程少商に申し訳ないと思っていたので。さっそく教育を始めました。でも程少商は文字をあまり知らないフリをして。勉強する気もありません。
何年も放置しておいて、苦しいときにいないのに今更母親ヅラされてもね。
今の程少商にとっては衣食は足りても窮屈な生活よりは、貧しくても好きにできた以前のほうが居心地がいいたみたいですね。
長男夫婦が帰ってきたので、次男夫婦が母屋から出ていくべきなのですが。程少商の入れ知恵もあり、葛氏は出ていこうとしません。
蕭元漪は、程少商がへんに知恵を使ってうまく立ち回ろうとしているのが不安になり。警告するのでした。
第4話 毒叔母の末路
程始は手柄をたてたので新しい屋敷を手に入れました。葛氏は今まで暮らしていた母屋に残ることに。腹がたった葛氏は夫の程承に八つ当たり。我慢の限界がきた程承は離縁を言い出すと更に暴れます。
それを見た蕭元漪が止めに入り葛氏の過去の悪事を暴露。正式に離縁の手続きをするといいだします。
蕭元漪の母子が別々に暮らすことになったのは占いのせい?なにそれ。
葛氏の悪知恵で神のお告げと偽って蕭元漪と少商を引き離したみたいですね。祖母は迷信深いので信じたようです。
葛氏の父が程家を訪れ葛氏の離婚が正式に成立。程姎と程少商も葛氏の父に挨拶しました。でも程少商は母に叱られ寂しさを感じるのでした。
程少商が気の毒だね。
蕭元漪は大人しくて礼儀正しい程姎を気に入っているようです。名家の娘としては程姎のような子がふさわしいと思っているのでしょう。
第5話 新宅に集う新顔
正月が近づき程家は新居に引越しました。迷信深い祖母は祈祷師を呼んで儀式を行っています。
程少商の二兄・程頌や、双子の三兄・程少宮も一緒です。
伯父にあたる程止夫婦も来ました。祖母は程止が大のお気に入り。
一族が揃って賑やかだね。でも婆さんもえこひいきしすぎだよね。
祖母は美男子の程止はかわいがっていますが、さえない程承は無視されているようです。程始がいない間は二伯父の程承が留守を守っていたのですけどね。
凌不疑も皇帝の命令で城陽侯の屋敷に来ていました。継母の淳于氏は凌不疑に親しそうに声をかけますが、凌不疑は冷たくあしらいます。婚姻相手に選ばれている裕昌郡主も来ていましたが、彼女にも興味はもちませんでした。
こちらの家もワケありだね。
事情を知らなければ凌不疑はただの薄情な男なのですが。凌不疑の実の親の復讐にも関わってくるので問題は簡単ではありません。
凌不疑は今は兵器の横流しの件で頭がいっぱいのようですが、大きな目標の復讐もテーマになるでしょうから。そちらもどのように進むのか。城陽侯の一家との関わりもどうなるのか。そしてこの後、程少商と凌不疑の人生がどのように重なるのか楽しみです。
星漢燦爛 あらすじ一覧
・1話~5話
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・46話~50話
・51話~55話
・56話(最終回)
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