韓国ドラマ「大王の道」27~32話のあらすじとネタバレ紹介記事です。
「イ・サン」の父でおなじみ思悼世子(サドセジャ)の生涯を描く歴史ドラマ。
18世紀初期の朝鮮王朝。21代国王 英祖の時代。
英祖の側室・ムン氏は思悼世子と英祖の仲を引き裂こうとしています。
老論の工作も効いてます。少論はかつて英祖を否定した「前科」があるので、どうしても英祖は老論を信じてしまいます。
老論もホン一族ら世子の親戚勢力と、キム・サンノ達、親戚でない勢力があって駆け引きをしています。
そのせいでよけいにややこしくなってしまいます。
さてもう修復不可能なくらいに英祖と思悼世子の関係が悪くなってしまいました。これからどうなるのでしょうか。
それでは26話からのあらすじとネタバレをどうぞ。
大王の道 主な登場人物
・思悼世子(サドセジャ)
演:イム・ホ
・英祖(ヨンジョ)
朝鮮 第21代国王
演:パク・クニョン
・恵嬪 洪(ヘビン ホン)氏
演:ホン・リナ
・淑媛 文(スグォン ムン)氏
演:ユン・ソナ
大王の道あらすじとネタバレ
第27話のあらすじ
年月が流れ英祖35年(1759年)。大妃や王妃はすでに亡くなり、王室にも変化が出ていました。
しかし思悼世子と英祖の仲は相変わらず冷えたまま、ホン氏は不安な日々を送っていました。世子の息子サン(正祖)は順調に成長し思悼世子も幸せを感じていました。
しかしサンは父と祖父の関係がおかしいことに気づき、悲しくなって涙を流すのでした。
ムン淑媛には2人の娘が誕生。さらに身ごもっていました。
家族がこんな有り様ではサンも気の毒だよね。
朝廷では少論が力を失い老論の力が強くなっています。老論でも思悼世子の外戚のホン・ボンハンと世子とは親戚になっていないキム・サンノたちの争いに変化してきました。この辺の朝廷内の対立はほぼ史実と同じですね。
第28話のあらすじ
英祖は危篤に陥りましたが、助かりました。思悼世子は片時も離れず英祖を看病したものの、英祖にはきづかってもらえません。そればかりか英祖は思悼世子に冷たくするのでした。
そんな様子に恵嬪ホン氏は心を痛めます。
貞純王后が新しい王妃になりました。ところが王妃不在中に風紀が緩んでいるとして、貞純王后はいきなり恵嬪ホン氏にお仕置きします。
サンが世孫になりました。でも思悼世子は息子の儀式に出席させてもらえず怒りが込み上げてきます。
さらに厄介な人が来たよ。
思悼世子が短気でそこまで賢くないのが辛い。簡単に攻撃の材料を与えてしまうのは何とかしてほしいですね。
第29話
思悼世子は息子・サンの世孫即位式に出席させてもらえず怒りが爆発。ついに臣下を殺してしまいます。その行いに周囲は騒然とします。
さらに王妃の父・府院君 キム・ハングは英祖と思悼世子をさらに対立させようと策略をしかけ、親子の仲はますます悪くなるでした。
思悼世子はサンを連れて外出。民の暮らしを見せ、息子に自分の理想を書いた日記を渡すのでした。
ついに殺ってしまったか。
劇中の思悼世子の夢が後の正祖の行った改革に似てるなと思ったら、やはりそうでしたか。このドラマでは正祖は父の夢を引き継いだ設定になってるのですね。
それを思うとドラマが打ち切りになって正祖の活躍が描かれないのが残念です。
第30話
思悼世子は湯治に出かけ王室には自分の居場所がないのではないかと悩みます。
英祖は思悼世子のいない間に世孫を呼び出し、父を引き合いにサンを褒めるのでした。サンは戸惑ってしまいます。
思悼世子は自暴自棄になり荒れていました。サンは誰を信じていいのかわからなくなってしまい。サンは父を侮辱する英祖への不信感をおぼえてしまいます。
思悼世子は英祖との不仲に嫌気がして智異山(チリサン)に逃げようと考えるのでした。
英祖も思悼世子も大人げない。
それはともかく、思悼世子も世子なんだから自覚を持ってほしいですね。わからず屋の親には期待せず適当にあしらって、自分の夢を温めることに集中したほうがいいと思います。期待するから絶望も大きいのですよ。
でも孝が何より大事な儒教社会なら無理かな。
第31話
追い詰められた思悼世子は腹心から「世子を廃される前に決起するよう」に言われます。
でも世子は父を殺してまで王になりたいとは思わず、平壌に出かけて遊んでいました。世子が王宮を出たことはすぐに広まり。臣下たちはなんとか英祖に知られないようにするのですが。ムン淑媛が噂をひろめてしまい英祖に知られてしまいます。
英祖は激怒するもののそれでも世子を廃そうとはしません。しかしキム・サンノが新たな企みを考えていました。
流石に謀反はいけないでしょ。世子の命が危なくなるよ。
思悼世子が王に無断で平壌に行ったのは事実。史実では何をしに行ったのかは良く分かりません。ドラマでは遊興をしていたことになってますね。それだけではないと思いたいところですが。結果的にこれが大問題になってしまいます。
やっぱり史実通りの展開になるしかないのでしょうね。(そうなるように描いているのですけど)
第32話
キム・サンノは思悼世子の非行を訴える文章を提出。思悼世子は英祖からひどく怒られ、人目を避けて地下にひき籠もりました。
英祖は思悼世子をかばうホン・ボンハンを罷免。後に戻すものの思悼世子への不信感は消えません。ホン・ボンハンもことの重大さを思い知り、恵嬪ホン氏に夫か息子のどちらかを選ぶように頼むでした。
思悼世子はキム・サンノが自分を陥れたことを知るのですが。息子を守るためこのまま罪をかぶることにします。
大王の道 感想
思悼世子がどんどん追い詰められていきます。
思悼世子の息子・サンが世孫になってよかった。と思えば、英祖と思悼世子の関係がさらに悪くなり修復不可能に。
ムン氏やキム・サンノだけでも大変なのに貞純王后という新たな敵も登場。思悼世子はますます窮地に追い込まれていきます。
特に思悼世子が臣下を殺害してしまったシーンは衝撃でしたね。このドラマは思悼世子を被害者的な立場に描いているので思悼世子の残酷な描写はあまりありませんでしたが。ドラマの思悼世子もついに限界が来てしまったという感じです。
ドラマの中で描かれる思悼世子の夢は、後の正祖の改革に通じるものがあり、どこか切ない部分もありますね。
それにしても英祖も思悼世子ももう少し冷静に状況を判断できたら良かったのに…と、見ていて歯がゆい思いも。特に英祖はもう少し息子を信じてあげても良かったのではないでしょうか。
いよいよ最終回が近づいてきました。
思悼世子はどのような運命を迎えるのでしょうか?わかっているとはいえ気になります。
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