中国ドラマ「風起隴西（ふうきろうせい）－SPY of Three Kingdoms－」の登場人物キャストの紹介記事です。
魏・呉・蜀が争いを繰り広げていた三国時代の末期。
歴史に名が残らない人の立場から蜀漢と曹魏の2つの大国の争いの裏で行われていた諜報戦を描く時代劇。
日本でも人気の三國志の時代を舞台に、「長安二十四時」や「風起洛陽馬伯庸」などの人気作品を書いた人気小説家・馬伯庸の原作をもとにドラマ化。史実を捻じ曲げるのではなく。歴史に名の残らない人たちの立場から歴史をみるとどうなるのか。というコンセプトで描かれた作品です。
三国時代の争いは続いているものの、劉備や曹操といった英雄たちは既になく。新しい世代の争いに突入していました。劉備から国を託された諸葛亮は曹魏を攻める「北伐」を計画。諜報機関・司聞曹の間諜（スパイ）・白帝を曹魏に忍び込ませ、情報を集めました。蜀漢は白帝の情報をもとに曹魏を攻めるのですが、曹魏に裏をかかれて街亭を奪われてしまいます。
白帝こと陳恭は裏切り者として蜀漢から追われる立場になってしまいます。白帝を暗殺するため荀詡が送り込まれたのですが、陳恭が裏切ったのではなく。司聞曹に曹魏の間諜がいると気づきます。
陳恭と荀詡は協力して曹魏のたくらみを阻止して間諜を探し出そうとするのでした。
番組情報
原題：風起隴西
英語：The Wind Blows From Longxi
2021年、中国
全24話
原作小説：風起隴西
原作者：馬伯庸
時代背景
曹魏・蜀漢・孫呉の3つの大国が中華統一を目指して争っていた時代。
220年。曹操が死去。
その9ヶ月後。息子の曹丕が魏（曹魏）を建国。漢（後漢）が滅亡。
221年。劉備が漢（蜀漢）を建国。
223年。蜀漢の劉備が死去。２代皇帝 劉禅があとを継ぎました。
224年。蜀漢と孫呉が同盟。
蜀漢は2代皇帝・劉禅のもと。宰相の諸葛亮が政治と軍事の中心になり強大な曹魏に対抗していました。
西暦227年ごろ。諸葛亮は国力の劣る蜀漢が受け身に回っては潰されると考え。曹魏を討つため北伐を開始します。
ドラマでは、諸葛亮が北伐を行っている間に北魏の間諜（スパイ）が蜀漢の中枢に潜入。それを知った蜀漢の靖安司（治安を担当する機関）が敵の間諜を捉えようと動き出しました。
主要人物
陳恭（ちん・きょう）
演：陳坤（チェン・クン）
字：思子（しし）
蜀漢の諜報機関「司聞曹」の間諜（スパイ）。
コードネームは「白帝」。
妻・翟悦のいとこが荀詡。そのため荀詡は信頼していますが、すべてを明かしているわけではありません。
彼れは曹魏に潜入して赤帝または燭龍に接触、情報を入手しました。そのため蜀漢の上層部からは裏切り者として命を狙われてしまいます。そこで死を偽装して五仙道に潜入。赤帝を捕らえることにしました。ところがそこで久しぶりに妻の翟悦と会います。しかし燭龍の情報を入手しようとした翟悦は罠にかかり命を失いました。陳恭は仲間と協力して燭龍を捉えようとするのですが。
荀詡（じゅん・く）
演：白宇（バイ・ユー）
字：孝和（こうわ）
蜀漢の諜報機関「司聞曹」の間諜（スパイ）。
敵に寝返った白帝を暗殺するために送り込まれました。ところが白帝（陳恭）と会って彼が裏切ったのではなく、曹魏の間諜・燭龍が蜀漢に潜入していることがわかります。そこで陳恭とともに燭龍を捉えようとします。
蜀漢（しょくかん）
三國志の「蜀」のこと。
正式な国名は「漢」。劉備が漢の後継者を自称。諸葛亮も漢の復興を目指していました。
蜀という地域に都のある漢なので蜀漢といいます。
諸葛亮（しょかつ・りょう）
演：李光潔
字：孔明（こうめい）
蜀漢の輔政丞相
先帝 劉備から国を任された大臣のひとり。
孫権（呉）と同盟して、曹魏に対抗しようとしています。
李巌（り・げん）
演：俞灝明
字：正方（せいほう）
蜀漢丞相府長史。丞相参軍、司聞曹の新しい責任者。
諸葛亮とともに劉備から劉禅の補佐を任されたひとり。
諸葛亮の政敵。対呉強硬派。諸葛亮を信用しておらず北伐には反対しています。
楊儀（よう・ぎ）
演：尹鑄勝
丞相府長史。丞相を支える高官のひとり。
司聞曹の創始者兼責任者。
李邈（り・ばく）
演：趙崢
丞相府参軍。後に司聞曹西曹掾
楊儀とは仲がよくありません。
翟悦（てき・えつ）
演：孫怡
陳恭の妻。荀詡のいとこ。
五仙道に潜入。黄預の信用を得ることに成功しましたが、後に正体がばれて自害。
曹魏（そうぎ）
三國志の「魏」のこと。
郭淮（かく・わい）
演：郭京飛
曹魏雍州刺史／建威将軍
曹魏間軍司の創始者。
郭剛の叔父。
郭剛（かく・ごう）
演：董子健
曹魏天水郡郡守
雍州刺史 郭淮の甥。
表面的には素直ですが実は疑い深い性格。
黄預
演：張曉晨
五仙道大祭酒、平南大将軍。
曹魏のスパイ。 野心家。
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