韓国ドラマ「王女ピョンガン・月が浮かぶ川」の放送が2021年10月より始まるとNHKから発表になりました。
NHK BSの韓国時代劇は「ヘチ」以来。
今回は古代に遡って高句麗が舞台です。
朱豪や太王四神記でおなじみの高句麗(こうくり)です。今回は25代平原王の時代。高句麗は28代目で滅びるので長い高句麗の歴史でもほぼ末期です。
朱豪や広開土王の時代と違い、高句麗も衰退している厳しい時代。国内でも争いがきて若い二人が巻き込まれ。愛と自分の使命の間で揺れうごく、という内容。
ヒロインの「ピョンガン王女」は歴史上存在した高句麗の王女がモチーフに。
どのようなドラマなのか、気になるキャストを紹介します。
ドラマの内容
朝鮮半島最古の歴史書「三国史記」に登場する逸話「ピョンガン王女とバカのオン・ダル」をモチーフに小説家。その小説をドラマ化したのがこの「王女ピョンガン・月が浮かぶ川」です。といっても「三国史記」の故事とはだいぶん違いますね。
守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。
有名な逸話をモチーフに、戦乱の世で、自らの使命と愛のはざまで揺れる若者たちの姿を描く。
舞台になるのは 6世紀なかば。三国時代の 高句麗(コグリョ)。
平原王の長女・ピョンガン王女は、聡明で正義感が強い女性。将来は父の跡を継いで君主になり国を守るという夢を持っていました。
一方。国境を守る順奴(スンノ)部族のオン・ヒョプ将軍の息子オン・ダルは、父に憧れる無邪気な少年でした。
その頃の高句麗朝廷では桂婁(ケル)部族のコ・ウォンピョが強大な力を持っていました。他の部族と結託して王座を奪おうとしていました。
平原王のの妃・ヨン王妃はピョンガン王女を連れ、ひそかにオン・ヒョプ将軍に助けを求めに行きます。ところが敵の陰謀によって殺されてしまいます。オン・ヒョプ将軍は王妃殺害の罪をきせられ命を
ピョンガン王女は逃亡中にオン・ダルとはぐれて行方不明になりました。8年後。ピョンガン王女は記憶を失い。「カジン」という名で生きていました。そして高句麗王族を狙う刺客集団の一員になっていました。
そしてカジンに「国王を暗殺しろ」という命が下されます。
そのころオン・ダルは目立たぬように「バカとなって生きろ」という父の遺言に従い、山奥で養母とひっそり暮らしていました。
そして、ピョンガンとオン・ダルは偶然出会い、惹かれ合っていきますが・・・
というのがドラマ序盤のストーリー。
王女ピョンガン・月が浮かぶ川の情報
【放送予定】
チャンネル
NHK BSプレミアム
放送日開始は
2021年10月31日
放送時間は
毎週日曜 午後9時00分
監督:ユン・サンホ
「風と雲」
脚本:ハン・ジフン
「99億の女」
全22回
制作:2021年 韓国KBS2
NHK版は日本語吹き替えあり。
副音声で韓国語が楽しめます。
主なキャスト
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]
演:キム・ソヒョン
声:合田絵利
高句麗の平原王の長女。子供のころは自分が王になることを夢見ていました。ところが王座を狙う桂婁部族に狙われ、母は殺されピョンガンは行方不明に。記憶をなくした彼女は殺し屋集団・天主房のカジンとして成長。やがて自分の正体を知り王女に復帰した彼女は復讐のために戦いますが。やがて国や国民をまもるため大義のために戦うようになります。
ヒロインのヒョガン王女を演じるのは、数々の時代劇にも出演して「時代劇の女神」と韓国では呼ばれているキム・ソヒョンさん。
仮面の王 イ・ソンでは、イソンの幼馴染ハン・カウン
ノクドゥ伝の ヒロイン:トン・ドンジュ
太陽を抱く月では ユン・ボギョンの少女時代
トッケビでは高麗時代の人物キム・ソン役
子役時代には、王女チャミョンゴのミョリも演じていました。
様々な話題作にも登場しています。
オン・ダル[タル]
王位を狙う王族出身エリート将軍
演:ナ・イヌ
声:三木眞一郎
国境を守る順奴部族。父は部族長で将軍のオン・ヒョプ。
好奇心旺盛なわんぱく少年でしたが、父が無実の罪をきせられ命を失い。その後、目立たぬようにバカになって生きろ」という父の遺言を守り。山で養母とともにひっそりと暮らしていました。成人したオン・ダルは平和主義者になりました。密猟者に捕まった動物を助けたり、間伐がきたら井戸を掘って動物たちを助けます。
普段は有能そうには見えませんが本気を出すと凄まじい力を発揮します。でもオン・ダルは愛する人を守るためにしか戦いません。
コ・ゴン[コン]
王族出身エリート将軍
演:イ・ジフン
声:河西健吾
大学を主席で卒業した高句麗最高のエリート将軍。
王族の桂婁(ケル)部族のコ・ウォンピョの息子。
オン・ダルのライバル。ピョンガン王女の気をひこうとしていますが・・・
演じるのはイ・ジフン さん。
「魔女宝鑑」では宣祖。
「六龍が飛ぶ」ではチョンドジョンの仲間イ・シンジョク(ホガン)を演じました。
へ・モヨン
演:チェ・ユファ
声:甲斐田裕子
新羅人。ヘ・ジウォルの養女になって高句麗のスパイとして育てられました。数字に強くお金の計算が得意。父に代わって消奴部を仕切るようになります。その能力と情報源をもつことから様々な勢力から同盟したいと思われています。
オン・ヒョプ
高句麗を守る将軍
演:カン・ハヌル
声:阪口周平
オンダルの父。順奴部族の族長で国境を守る将軍。王妃からも信頼される人物。
ところが王妃殺害の汚名を着せられてしまい、オン・ヒョプ将軍は部族の民を守るため、命を落とすことに。
オン・ヒョプ将軍を演じるのはカン・ハヌルさん。韓国時代劇ファンなら「麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち」の第8王子・ワン・ウク 役でおなじみ。今回は父親の役なんですね。
すでに韓国では放送が終了していますけれど。
この記事を書いてる時点では日本未放送。
情報が公開され次第、紹介します。
モチーフになった歴史上の人物も随時公開していきます。
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