PR

九州縹緲録(ひょうびょうろく) ドラマキャスト登場人物紹介

縹緲録 1 ドラマ紹介

中国ドラマ「九州縹緲録(読み方:きゅうしゅうひょうびょうろく)~宿命を継ぐ者~
」のキャスト登場人物紹介記事です。

舞台になるのは「九州大陸」という中華ファンタジー世界。

主人公の阿蘇勒(アスラ)/呂帰塵(りょ・きじん)は草原の国・青陽部の王子として生まれました。でも不吉な星の下に生まれ体も病弱。故郷には居場がなく親には国のために利用されてばかり。人質として向かった下唐国では過酷な運命を背負う姫野と羽然と出会い、自らの人生を切り開いていきます。

中国ドラマ「九州縹緲録~宿命を継ぐ者~」に登場する主な人物とキャストを紹介します。

 

PR

「九州縹緲録」番組情報

原題:九州縹渺録
英語:Novoland-Eagle Flag
2019年、中国
全56話

用語解説

九州

タイトルの「九州」は架空の世界。
古代中国では全世界・天下のことを九州といいました。州(国)が9つあるから九州ではなく。中国では「九」は最高の吉数で「たくさん」の意味。たくさんの国=天下という意味です。

伝説では古代中国には9つの州があったことになってます。吉数の九にあわせて州を割り振っているので書く人によって州の名前が違います。

このドラマの「九州」は現代の作家が創作した架空世界。「海上牧雲記」など同じ世界を舞台にしたファンタジー作品がいくつかあります。

日本の九州(州(国)が9つあるから九州)とは意味が違います。

末子相続

阿蘇勒が青陽大君の後継者に選ばれた理由が「末子(末っ子)だから」。

遊牧民・狩猟民族社会では末の男子が親の財産を受け継ぐ習慣がありました。これを「末子相続」といいます。

子供たちは成人すると親から財産をもらって独立します。そして最後に残った子供が残った財産を受け継ぎ親(生きていれば)の面倒をみます。土地が財産ではなく、家畜が財産になる遊牧民の生活スタイルから生まれた伝統です。

族長や王のような社会的に重要な地位は部族長や有力者が集まって会議で決めます。末っ子だから王位が継げるなんてことはありません。遊牧民社会に皇太子や世子のような予め決められた後継者はいません。

遊牧民社会では親の財産は末子が受け継いで部族長の地位は別の兄弟が引き継ぐ。なんてこともあります。

ドラマの「末子相続」と現実の「末子相続」は違いますが、小説やドラマは雰囲気優先で作っている(作家は学者ではないので歴史を知らずに書いている)ので同じ言葉を使っていても史実とは違うことは多いです。

主なあらすじ

草原の国・青陽部の王子として生まれた阿蘇勒(アスラ)は不吉な星の下に生まれたので真顔部の龍格真煌に養子に出されました。

ある日、真顔部は青陽部に滅ぼされ、阿蘇勒は青陽部に連れ戻されてしまいます。青陽部では世子(王位後継者)にされてしまいます。ところが貧しい真顔部は東陸の下唐国と同盟を結ぶことになり、阿蘇勒は政略結婚のため下唐国に向かうことになりました。

阿蘇勒は生まれつき体が病弱。東陸に向かう途中、離国の者に命を狙われます。しかし青銅の血を使い逃げ延びました。

東陸は庶子のため親から虐げられて育った姫野(き・や)、一族を滅ぼされ下唐国で暮らす、羽族の王女・羽然(う・ぜん)と出会い仲間になります。

姫野と羽然はお互いにひかれあいます。でも羽然は阿蘇勒の政略結婚の相手に選ばれていました。

 

PR

主要人物

阿蘇勒(アスラ)·帕蘇爾/呂帰塵(りょ・きじん)

演:劉昊然(リウ・ハオラン)
(琅琊榜<弐>:蕭平旌)

東陸名は呂帰塵(りょ・きじん)。

北陸 青陽大君の子。災の星のもとに生まれたので青陽大君の従兄弟で真顔部の龍格真煌に育てられました。その後、青陽大君は真顔部を滅ぼして青陽部に連れ戻され。末子相続の掟により世子(王位後継者)になります。「青銅の血」が流れていて。いざという時にはすごいパワーが発揮できるけど、その影響で病弱で様々な症状に悩まされているというハンデを背負っています。

貧しい青陽部を救うため下唐国と同盟することになり。政略結婚のため下唐国に人質に出されます。東陸で姫野、羽然と出会い親しくなります。

戦乱を治めるため戦闘集団「天駆武士団」のリーダーになります。

羽然のことを好きになりましたが。姫野と羽然が恋仲なのを知り二人の幸せを願い。やがて小舟公主と相思相愛になります。

 

姫野(き・や)

陳若軒(チェン・ルオシュアン)
(有翡:李晟、皇帝と私の秘密・櫃中美人:李玉溪)

没落した東陸の貴族・姫氏の庶子。長男ですが庶子のため、幼いころより父からは冷たくされ、愛情を知らずに育ちました。そこで歴史に名を残す人物になろうと誓いました。剣の腕を磨き「天駆武士団」で頭角をあらわします。羽然のことが好き。

姫(き)氏は上古八大姓(神話時代から続くとされる最も古い姓)のひとつ。中国神話に登場する王・黄帝の子孫とされ。古代中国の周王朝時代にいた名門貴族。秦以後の王朝時代には有力貴族の地位は失っていました。ドラマの姫氏とは関係ありませんが、設定を作るときのヒントになったと思われます。

羽然(う・ぜん)

演:宋祖児(ラレイナ・ソン)
(上古密約、喬家的兒女)

寧州羽族の王女。国を滅ぼされ、おばの宮羽女とともに下唐国に身を寄せています。姫野と惹かれ合っていきます。人の心を操る技をもち、羽族の再興の期待がかけられています。

 

北陸

九州大陸の北部。草原地帯。イメージは騎馬遊牧民社会。

青陽(せいよう)部

郭勒爾·帕蘇爾

演:董勇

青陽大君。
東陸名:呂嵩(りょ・すう)。
阿蘇勒の父親。

欽達汗王

郭勒爾の父、阿蘇勒の祖父。 数十年前、青銅の血の力で風炎皇帝の侵略を阻止。皇帝の妹と結婚しました。ところが我が子の郭勒爾に幽閉されました。幼い頃の阿蘇勒に「大僻之刀」を伝授した後。獄中死しました。

比莫干·帕蘇爾

東陸名:呂守愚。

蘇爾家の長男。帕蘇爾(呂嵩)の死後、新しく青陽大君になりましたが。正当な後継者でなかったので貴族の間からは不満がでました。

旭達罕·帕蘇爾

演:楊玏

東陸名:呂鷹揚。
帕蘇爾家の三男。本心を表に表しませんが野心家です。

厄魯·帕蘇爾

演:李培銘

東陸名:呂豹隱
阿蘇勒のおじ。虎豹騎の首領。
阿蘇勒とともに下唐国に向かいました。

沙翰·巣徳拉及

演:楊新鳴

大合薩、郭勒爾の友人。阿蘇勒の師匠。いっけんすると変わり者ですが、阿蘇勒を除けば大君に言いたいことが言える数少ない人物。青陽を救うため、東陸へ使者として派遣されました。

 

真顔(しんがん)部

龍格真煌(りゅうかく・しんこう)

演:普松

真顔可汗(真顔の王)。獅子王。阿蘇勒の育ての親。青陽大君の従兄弟。民を救うため草原の掟を破り青陽大君に滅ぼされました。

龍格沁(りゅうかく・しん)

演:艾佳妮

龍格真煌の娘。

蘇瑪(そま)

演:陸妍淇

龍格真煌の娘。阿蘇勒が真顔部にいたときの遊び仲間。下唐国に向かう途中、赤牙の襲撃から阿蘇勒を助けようとして死亡したと思われていました。阿蘇勒は姫野、羽然と共に赤牙を倒して仇をとります。しかし蘇瑪は生き延びていて一族を滅ぼした青陽への復讐しようとします。

 

下唐国(かとうこく)

百里景洪(ひゃくり・けいこう)

演:張嘉譯(チャン・ジャーイー)

東陸にある下唐国の国主。権力欲が強く、大陸を支配しようとしています。戦闘力のある北陸に目をつけ政略結婚を要求しました。

息衍(そく・えん)

演:李光潔(リー・グアンジエ)
(如懿伝:玉氏の王、雪暴 白頭山の死闘:楊子栄)

下唐国の将軍。東陸四大名将のひとり、狐将。
天駆のいち員。

蘇瞬卿(そ・しゅんけい)

演:王鷗(ワン・オウ)

蘇尚宮(そしょうぐう)。下唐国で阿蘇勒の世話係をしています。

 

離国(りこく)

嬴無翳(えい・むえい)

演:張豊毅(チャン・フォンイー)

(武則天:李世民、如懿傳:雍正帝、レッドクリフ Part I & II:曹操)

離国の国主。天下をとろうとしています。

嬴(えい)氏も上古八大姓のひとつ。神話に登場する五帝のひとり、少昊の子孫とされます。春秋戦国時代に秦を統治していた一族、始皇帝 嬴政(えい・せい)の嬴氏が有名。嬴無翳も秦の王のイメージでしょう。

雷碧城

演:張志堅(チャン・ジーエン)

離国の国師。暗黒大法師。辰月教のメンバー。

嬴真

演:陳希郡

離国の世子(王位後継者)。贏無翳の息子。国師を信じています。

嬴玉

演:呉佳怡

離国の公主(王女)。贏無翳の娘。姫野のことが好き。

 

大胤国(だいいんこく)

皇太后が若い皇帝を操っている中華王朝のイメージで描かれます。
東陸国家を束ねる盟主。

白鹿顔(はく・ろくがん)

演:宣言(シュエン・イェン)

大胤国の皇帝。
まだ若いので長公主が垂簾聴政をしています。

白凌波(はく・りょうは)

演:許晴(シュー・チン)

大胤鎮国長公主。野心をもつ策略家。九州大陸でも女性数少ない女政治家。幼い皇帝を補佐して政治を仕切っています。

自分が皇帝になろうとしましたが、諸侯や将軍たちの抵抗にあって失敗します。

百里寧卿

演:魏千翔

大胤国の朝廷で長公主を補佐していましたが、拓跋山月を殺害後に自分が下唐の国主になりました。

 

白舟月(はく・しゅうげつ)/小舟公主

演:陳昊宇(チェン・ハオユー)

小舟公主(しょうしゅうこうしゅ)。

母親は楚衛国の国主・白瞬。阿蘇勒の勢力を帝都に呼び込みました。幼い皇帝が後を継いだので政治が不安定になり、天駆を使って皇帝の力を安定しようと思いました。阿蘇勒を好きになり、彼を政争に巻き込んだことを悩むようになります。

 

楚衛國

白瞬

演:趙雅莉

楚衛国の国主。小舟公主の母親。

白毅

演:張智堯

東陸四大将軍のひとり。龍将。

 

青州

宮羽衣(きゅう・うい)

演:江疏影(ジャン・シューイン)

下唐国の国師。羽族の王族の出身。羽然のおば。ひたすら羽族の再興を考えていて百里景洪に従っています。博敏剋の死後。女王になりますが。

翼天瞻/古莫

演:江濤

天駆の一員。羽族の貴族出身。

博敏克

演:姫他

今の青州羽王。羽族の貴族をすべて殺害。自分が羽王になりましたが。宮羽衣に刺され自害。

 

その他

幽長吉

既に故人。
前の天駆の大宗主。
幽隱の父。

 

九州縹緲録(ひょうびょうろく) 最終回 のあらすじとネタバレ
中国ドラマ「九州縹緲録(きゅうしゅうひょうびょうろく)~宿命を継ぐ者~ 」54・55・56話(最終回)のあらすじとネタバレ紹介記事です。 阿蘇勒は青銅の血を使って戦いましたが。阿蘇勒はボロボロになってしまいます。 朔北は阿蘇勒の軍を突破して...

 

リクエスト歓迎!

アジアのドラマで知りたい歴史上の人物は他にいますか? 人物以外にも出来事・事件や文化・時代背景・民族や国など。アジアの歴史ならOK。中国・韓国以外でもできるだけお答えします。 必ず記事にできるとは限りませんが、できるだけお応えします。コメント欄に書き込んでくださいね。 (リクエストはコメント欄に表示されません)

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました