中国ドラマ「宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~」第17・18・19・20話 あらすじとネタバレ 紹介記事です。
楚河が目を覚ますとそこは役所の中でした。蕭瑾瑜は楚河に楚楚や家族を危険にさらしたと批判。楚河は騙されていたことを知り深く反省するのでした。
一方、蕭瑾瑜は関嶺県と外部を繋ぐ橋について聞きました。橋は5年前にできたもので、楚河は橋がなかったころは県外に出るのが大変だったといいます。蕭瑾瑜は蕭恒が行方をくらました時はまだ橋ができていなかったことを確認。父の行方を考えるのでした。
夜。譚貴が楚楚を殺そうとしました。実は楚楚は冷月が変装したものでした。事情を知らない蕭瑾璃が突然出てきて譚貴を取り押さえます。
譚貴は景致の命令で動き、蕭恒の仇を討とうとしていました。譚貴は楚楚を逆賊の一味と信じ、なぜ蕭瑾瑜を庇うのかと問いかけるのですが・・・
番組情報
原題:御賜小仵作
英語:The Imperial Coroner
2021年、中国
全29話(オリジナルは全36話)
時代背景
9世紀の唐。第20代皇帝 宣宗 (在位846~859年)の治世。
安史の乱(麗王別姫のころ)の影響で唐は衰え。宮廷では宦官が権力を握っていました。宦官以外にも朝廷の役人や節度使たちも権力を狙っています。
835年。18代皇帝・文宗が宦官を排除しようとしましたが失敗。宦官が指揮する神策軍によって多くのものが粛清されました。(甘露の変)
846年。20代皇帝・宣宗が即位。
宦官たちが力を握る苦しい状況で宣宗皇帝はかつての唐の力を取り戻そうと苦心している時代です。
主要人物
楚楚(そ そ) 仵作(検視人)・ヒロイン
演:蘇暁彤(スー・シャオトン)
蕭瑾瑜(しょう きんゆ) 安郡王。三法司執掌
演:王子奇(ワン・ズーチー)
景翊(けい よく) 大里寺役人。
演:楊廷東(ヤン・ティンドン)
冷月(れいげつ) 冷沛山の孫娘
演:趙尭珂(ジャオ・ヤオコー)
蕭瑾璃(しょう きんり) 蕭瑾瑜の兄、都虞候、将軍。
演:王彦鑫
薛汝成(せつ じょせい) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の師匠。翰林学士
演:郭秋成
秦欒(しん らん) 宦官の元締め。神策軍統領。
演:穆懷虎
蕭恒(しょう こう) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の父。
演:田牧宸
西平公主(せいへいこうしゅ) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の母。
演:史蘭芽
宣宗皇帝 唐の第20代皇帝。
演:郭軍
第17話 複雑に隠された場所
西平公主は宣宗皇帝とともに庭園を散策。蕭恒との思い出を語ります。かつて蕭恒は西平公主に石を贈り西平公主を守りたいと気持ちを伝えたことを思い出しました。
西平公主は宣宗皇帝に冷月と蕭瑾璃の縁談を取り消すように願いましたが、宣宗皇帝は拒否。西平公主が皇族でありながら自分の立場をわきまえないことに怒り、蕭瑾璃の立場を考えるように言うのでした。
小太監の金宝は西平公主と宣宗皇帝の話を秦欒に報告しました。秦欒は西平公主が双子を生んだときに囁かれていた噂を思い出しました。そして周翰から何の連絡がないことに苛立ちます。
蕭瑾瑜と楚楚は蕭恒を探していました。そこで沼の前に3つの石積みを発見します。その3つの石積みは蕭恒の家にあった棋譜の駒と同じ位置に置かれていることに気が付きました。蕭瑾瑜はその意味を推理。
そして導き出した答えは「蕭恒はすでに死んでいて沼に沈められている」ということでした。蕭瑾瑜の心は悲しみに包まれ、楚楚もどうすることもできません。
第18話 父からの伝言
蕭恒の遺体が発見され。口の中に蕭恒の文がありました。それは剣南節度使 陳瓔の事件に関するものでした。文宗皇帝は陳瓔に命令を出していたのですが、逆に逆賊として始末されてしまったのです。
過去のいきさつを知った蕭瑾瑜はショックをうけて心が重くなりますが、楚楚と両親の汚名返上を誓います。譚貴も逆賊を討とうとして忠臣を処分してしまったこと悔みます。
蕭瑾瑜は父の死因が知りたくて、検視を終えた楚楚に教えてほしいと頼みました。楚楚はためらいましたが蕭瑾瑜の熱意に負けて話すことにします。蕭恒は何者かに足を切られ深い傷を追っていましたが、正体がバレることを恐れて誰にも治療させませんでした。その結果、傷が悪化して死亡してしまったというのです。ショックを受ける蕭瑾瑜。蕭瑾璃をそれを聞いて黙って去っていきます。
薛汝成が逆賊の子・楚楚を捕らえため黔州に向かっていると報告がありました。蕭瑾瑜は蕭瑾璃に楚家の護衛を任せます。そして薛汝成が到着。蕭瑾瑜は薛汝成との会談に挑むのですが。
第19話 たどり着いた想い
蕭瑾瑜が楚楚に会って想いをうちあけようとドアを開けるとそこに楚楚がいました。驚いた蕭瑾瑜は楚楚を部屋に通します。
蕭瑾瑜は楚楚が水に飛び込んだときに怒ったことを謝り、楚楚もその後の態度について謝りました。そして蕭瑾瑜がずっと父の側にいてくれたことに感謝すると、楚楚も仵作(検視人)という卑しい立場にもかかわらず、愛情をもって接してくれた巫医に感謝していると言います。
楚楚は蕭瑾瑜に迷惑がかかるといけないので、薛汝成に引き渡すように言います。でも秦欒が何を考えているのか分からないので、楚楚の身を案じて引き渡せないといいます。そして蕭瑾瑜は楚楚に告白、結婚を申し込むのでした。楚楚は検視官として蕭瑾瑜と一緒にいるつもりでしたが、突然の告白に戸惑ってしまいます。
楚楚が途方に暮れて中庭で座っていると冷月がやってきました。冷月はためらう楚楚に「愛する人を逃さないように」とアドバイスするのでした。
第20話 偽造銭の製造拠点
蕭瑾瑜のもとに皇帝の命令が届き、偽造銭事件を調査する全権が与えられることになりました。そのため蕭瑾瑜が黔州に残り、薛汝成が長安に戻ることになってしまいます。
楚楚が掃除していると蕭瑾瑜が練香をもって謝りに来ました。ところが楚楚は蕭瑾瑜が自分の体についた匂いが嫌なのだと勘違い。蕭瑾瑜を遠ざけ、彼からもらった花も捨ててしまいます。蕭瑾瑜は楚楚の態度に驚きました。そこで蕭瑾璃は蕭瑾瑜にアドバイスするのでした。
李璋がやってきて楚楚を逮捕したことを謝罪。蕭瑾瑜は李璋に偽造銭について聞きます。景翊は偽造銭が本物の銭と同じ品質なのに疑問をもちます。それでは僅かな利益しか出ず、偽造した意味がないと言うのです。
蕭瑾瑜と楚楚は鳳凰山に入り調査を開始。しかし李璋は蕭瑾瑜を亡き者にするため準備を進めていました。やがて蕭瑾瑜は偽造銭の製造所を見つけました。
一方、景翊は冷月と蕭瑾璃の縁談の話が気になっていました。景翊は冷月の本心を探ろうとするのですが、冷月は素直に答えません。
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