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清越坊の女たち・当家主母 第6・7・8・9・10話 あらすじとネタバレ感想

清越坊の女たち 過去作品

中国ドラマ「清越坊(せいえつぼう)の女たち〜当家主母〜」の第6・7・8・9・10話のあらすじとネタバレ感想の紹介記事です。

 

沈翠喜(しん・すいき)は織り元の当主たちを集めて説得、仕入れ値の安定のために組合を作りました。

曽宝琴は蘇州織造局の高官・李照と相談。組合を潰すかわりに息子の秀山を弟子にしてほしいと頼みました。そして任如風に清越の名前を借りて絹織り工房を開きました。

蘇州の新しい絹織りの領織を決めるための競技会が開催されました。沈翠喜はもちろん出席します。ところがそこに現れたのは「清越小坊」の名を語る任如風と曽宝琴でした。

 

清越坊の女たち・当家主母 あらすじ全話一覧
中国ドラマ「清越坊(せいえつぼう)の女たち〜当家主母〜」のあらすじ全話一覧リストです。 18世紀の清朝。第6代皇帝 乾隆帝(けんりゅうてい)の治世。織物の産地・蘇州にある名門織物工房の女将・沈翠喜(しん・すいき)が夫や妾、義理の弟と対立や協...

 

 

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番組情報

原題:當家主母
2021年、中国
全35話

 

時代背景

舞台になるのは清朝の第6代皇帝 乾隆帝(けんりゅうてい)の治世。
江南(長江から南)の蘇州では織物が発達。蘇州の緙絲は宮廷にも治められる品になり。緙絲の一大産地になっていました。

 

 緙絲(こくし)

中国の伝統的な織物。日本では綴織(つづれおり)と呼ばれます。

経糸(たていと)と緯糸(よこいと)経糸を交差させた平織りを基本に、緯糸に様々な色の糸を使って絵画のような模様を再現した織物です。

緙絲は漢の時代から存在、唐・宋の時代に発展。清朝時代に盛んに作られ、乾隆帝の時代には最盛期を迎えます。蘇州は清朝時代には緙絲産業の中心地でした。

 

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主要人物

・沈翠喜(しん・すいき)
 演:蔣勤勤(ジアン・チンチン)
 織物工房・清越坊(せいえつぼう)の女主人

・林舒芳(りん・じょほう)
 演:張慧雯。
 沈翠喜に仕える侍女。

・曽宝琴(そ・ほうきん)
 演:楊蓉(ヤン・ロン)
 任雪堂の妾。秀山の生母。

・任秀山(じん・しゅうざん)
 演:陳天雨(チェン・ティエンユー)
 任雪堂と曽宝琴の息子。

・任如風(じん・じょふう)
 演:李逸男(リー・イーナン)
 任雪堂の異母弟。

・李照(り・しょう)
 演:王雨(ワン・ユー)
 蘇州織造局の高官。

 

第6話 夫の手紙

 

新しい領織を決める競技会が始まりました。作品が出揃います。沈翠喜の作品は見事なもので、人々は沈翠喜で決まりだと口々に言います。蘇州知府の曹文彬(そう・ぶんひん)は翠喜を首位にしようとしました。ところが織造局の李照(り・しょう)は緙絲だけで作られたのではなく刺繍が使われていると文句を言います。

すると後から提出した曽宝琴の作品は緙絲でけで織られていました。李照は宝琴を首位に決定。沈翠喜は代々続いた領織の地位を失ってしまいます。清越小坊の大番頭の任如風が新領織に決まりました。そして朝廷への献上品を任されることに。

競技会の後。沈翠喜は曽宝琴に呼び出されました。そして任雪堂が曽宝琴に渡していた文を見せられます。そこには任雪堂が認めるのは曽宝琴だけで、彼女に緙絲だけで織る方法を教えていたことが書かれていました。分かっていたとは言え、雪堂の気持ちを知った沈翠喜はショックを受けるのでした。

 

感想

終わった後で「刺繍だけで織るのはダメ」と言われてもそんなのズルい。最初から基準を言うべきでしょう。

中国ドラマではこういう技術系の競い合いでまともに勝負してるのは見たことありません。そういう倫理観の国なのでしょうけど。つくづく役人とのコネが大事だなと思い知らされますね。

でも任家で技術を認められていたはずの沈翠喜がこの技法を伝授されていないのはショック。さらに改めて任雪堂から認められていないのを思い知ったのはダブルショックでしょう。

 

第7話 捨て身の覚悟

 

沈翠喜は競技会で負けました。任家の長老たちは翠喜の責任を追求。長老たちは幼い秀山ではなく任如風を次の当主にしようとします。翠喜は長老たちによって屋敷の離れに移るように言われました。沈翠喜は秀山の世話を林舒芳(りんじょほう)にまかせて侍女とともに離れに移ります。

一方、任如風はこのままずっと当主をするつもりはなく、秀山が成長したらその座を譲ると林舒芳に打ち明けます。

李照が秀山を連れ戻そうとやって来ました。任如風は「秀山は嫡母のもとに置くべき」と李照に賄賂を渡してやんわりと断ると。李照は賄賂を受け取り秀山を弟子にするのは諦めて返ってしまいます。

その後、任如風は張飈と出会ってしまいます。如風は取引を断ろうとしますが、張飈に脅されて再び生糸の密売に関わることに。それを知った翠喜は離れから抜け出すと如風を助けようとするのですが。

 

感想

長老たちの手のひら返し見事です。勢いのある間は付いてくるけど、風向きが怪しくなると一気に引いてしまう。中国ではよくあることです。だから沈翠喜も頑張ったと思います。かといって如風に当主が務まるとは思えませんけれどね。

如風も責任のある地位にいつまでもいる気はないらしく秀山を渡そうとしません。それに翠喜への気遣いもあるようですね。根っからの悪人ではなさそうですね。

 

第8話 失われた技を求めて

 

沈翠喜は投獄されている任如風に会いに行きました。そして任雪堂は如風を守るために張飈を捕まえに行ったことや、織造局が任家を潰そうとしていていることを話しました。

如風を助けるため沈翠喜は曹文彬に会うと借金を肩代わりして宋錦も贈りました。それを受け取った曹文彬は如風を釈放します。

沈翠喜は釈放された如風から任家の令牌を受け取ると、南宋の馬遠の作品「十二水図」を探すようお願いしました。十二水図はもともと曽家の物でしたが今は失われています。十二水図には今は失われた異色双面緙の技術が使われていたので雪堂は手に入れようとしていたのでした。

如風は曽宝琴を訪問。彼女が如風を助けようとしたこと。十二水図は李家の物になっていることを聞かされます。如風は泰興に向かうと李家の当主に双面緙復元のために譲って欲しいとお願いして譲ってもらいました。

一方、翠喜と如風の動きを知った宝琴は怒って翠喜のもとへ向かいます。ところが雪堂と結婚できなかった理由が自分の親にあったと知り絶望。川に身投げしようとするのでした。

 

感想

任如風は反省して沈翠喜の言うことを聞くようになったけど大丈夫ですかね。また裏切りそうな気もするけど。沈翠喜を恨んでばかりの曽宝琴ですが、考えを変えてくれるといいです。

失われた伝統技法のわりにはあっさり再現できましたね。現物があればすぐに真似できるレベルの物?いやそうではなく、真似る技術が凄いってことかな?そちらを褒めるべきでしょう。中国ドラマってRPGキャラが新スキルを覚えるみたいにあっさり新技術を習得するのでなんか拍子抜けなんですよね。

 

第9話 新たな出会い

 

魏良弓(ぎ・りょうきゅう)は生母を無くしてショックを受けていました。兄弟子の李照は科挙を受けて合格して嫡母に孝行しろと言いますが。嫡母が生母を死に追いやったようなものですから、とても嫡母のために科挙を受ける気にはなりません。

魏良弓は家を出て吹雪の中をさまよいました。やがて意識を失って倒れてしまいます。そこに馬車で移動中の曽宝琴が通りがかり、彼を連れて帰り看病しました。

魏良弓は意識を取り戻すと曽宝琴とお互いの身の上を話し合って意気投合。互いに共感しあって生きる力をもらいます。

任家の事情を知った魏良弓は嫡母というだけで曽宝琴から子を取り上げ育てている沈翠喜に反感を覚えますが。秀山の教育係になりました。秀山がろくに食べ物を与えられていないことを知っって憤る魏良弓ですが、治療のためと知り沈翠喜を誤解していたと気がつくのでした。

 

感想

確かに魏良弓と曽宝琴って共通点多いですよね。意気投合するのもわかりますし、沈翠喜に反感をもつのもわかります。でも沈翠喜の苦労を知れば沈翠喜は良弓の嫡母とは違うのが分かるかも。

 

第10話 情の深い人

 

丁栄(てい・えい)と巧児(こうじ)夫婦が子供を連れて任家を訪れました。彼らは李照の命令を受けていました。清越坊の新作を朝廷に献上したいと言うのです。

巧児は2人の娘を産んでいました。巧児は前回の出産では出血が多かったのですが、嫁ぎ先の家から跡継ぎになる息子を求められたので、また懐妊していたのです。沈翠喜は巧児を気の毒に思う一方で、自分に子ができなくても雪堂が何もいななかったのは、宝琴がいたからだと思うのでした。

献上の件は李照の差金だと気づ来ましたが、林舒芳は李照のやりかたに腹が立ちます。

曽宝琴は魏良弓が沈翠喜とだんだん親しくなっているのが気にいりません。李照と碁をうっても対決に集中できませんでした。曽宝琴が李照と会っているのを知った魏良弓は、彼は冷酷だから会わないほうがいいと言います。

一方。陳暁紅は任如風の縁談相手を探していました。林舒芳が候補に上がるのですが、舒芳は結婚する気はありません。あえて相手を選ぶとすれば魏良弓のような人がいいというのですが。

 

感想

曽宝琴が李照と会っているのは考えがあってのことのようですね。任如風の縁談話がもちあがり、林舒芳が相手に?うまくいくのでしょうか。

 

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