中国ドラマ「宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~」第1・2・3・4話 あらすじとネタバレ 紹介記事です。
唐の後期。
846年。宦官たちが20代皇帝・宣宗を擁立。
宣宗は宦官に借りがあるので禁軍や護衛部隊を任せました。
それと同時に三法司を設立。安郡王 蕭瑾瑜(しょう・きんゆ)を長官に任命して刑事事件を任せました。
三法司では検視が重視されていました。
毎年、都では検視人を選ぶための試験が行われます。今年も検視官の登用試験の日が近づいてきました。そのため国中から検視官を目指す者がやってきています。
その中にヒロインの楚楚(そ・そ)もいました。
楚楚は南西部の山岳地帯の検視官の家系に生まれたマイペースで明るい少女。楚楚は検視官になる夢を叶えるために試験を受けようと単身長安にやってきたのでした。
番組情報
原題:御賜小仵作
英語:The Imperial Coroner
2021年、中国
全29話(オリジナルは全36話)
時代背景
9世紀の唐。第20代皇帝 宣宗 (在位846~859年)の治世。
安史の乱(麗王別姫のころ)の影響で唐は衰え。宮廷では宦官が権力を握っていました。宦官以外にも朝廷の役人や節度使たちも権力を狙っています。
835年。18代皇帝・文宗が宦官を排除しようとしましたが失敗。宦官が指揮する神策軍によって多くのものが粛清されました。(甘露の変)
846年。20代皇帝・宣宗が即位。
宦官たちが力を握る苦しい状況で宣宗皇帝はかつての唐の力を取り戻そうと苦心している時代です。
主要人物
楚楚(そ そ) 仵作(検視人)・ヒロイン
演:蘇暁彤(スー・シャオトン)
蕭瑾瑜(しょう きんゆ) 安郡王。三法司執掌
演:王子奇(ワン・ズーチー)
景翊(けい よく) 大里寺役人。
演:楊廷東(ヤン・ティンドン)
冷月(れいげつ) 冷沛山の孫娘
演:趙尭珂(ジャオ・ヤオコー)
蕭瑾璃(しょう きんり) 蕭瑾瑜の兄、都虞候、将軍。
演:王彦鑫
薛汝成(せつ じょせい) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の師匠。翰林学士
演:郭秋成
秦欒(しん らん) 宦官の元締め。神策軍統領。
演:穆懷虎
蕭恒(しょう こう) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の父。
演:田牧宸
西平公主(せいへいこうしゅ) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の母。
演:史蘭芽
宣宗皇帝 唐の第20代皇帝。
演:郭軍
第1話 宮廷検視官への道
楚楚(そ そ)は長安にやってきました。すると馬車が誤って老人を轢いてしまうのを目撃。馬車の主は老人を医者に連れて行こうとしますが、老人は薬代だけがほしいといいます。それを見ていた楚楚は老人の傷が偽物だと気が付き問い詰めると。男は逆上して楚楚に襲いかかってきます。そこに大理寺少卿の景翊(けい よく)がやってきて楚楚を助けました。
地面に堕ちている楚楚の道具を見て景翊が何かと聞くと。楚楚は検視の道具だといいます。
景翊は楚楚の能力に関心。楚楚が検視官の試験を受けに来たのだと聞くと大理寺の牌を渡して試験に参加できるように取り計らいました。
楚楚は試験を受けに行きました。試験管たちも楚楚の腕前に関心。安郡王 蕭瑾瑜(しょう きんゆ)は楚楚の試験の様子をみて楚楚を気に入るのでした。
太監の秦欒(しん らん)はかつて蕭恒を陥れたことを思い出していました。蕭恒の遺体は発見されていません。まだ生きているのではないかと恐れています。そして今、蕭恒(しょう こう)の息子の安郡王が三法司を束ねる立場につきました。安郡王が驚異になると思った秦欒は何か手を打たねばと動き出します。
一方、安郡王はあることから楚楚の素性に疑問を持つようになります。
第2話 石飾りの謎
楚楚(そ そ)は幼い頃に聞いた「玉面判官」が蕭瑾瑜のことではないかと思い初め、気になって仕方ありません。
高官の厳明(げん めい)が殺害されるという事件が起こりました。そこで蕭瑾瑜(しょう きんゆ)は楚楚をつれて調査に向かいました。偶然にも被害者を発見したのは景翊(けい よく)でした。
景翊は楚楚に厳明についてわかったことを話します。景翊はすでに現場を封鎖、犯人を探しますが怪しい者は見つかりません。
蕭瑾瑜と楚楚は厳明が殺害された現場で推理を初めますが床に落ちた血の跡と一致せず、どうも腑に落ちません。蕭瑾瑜と楚楚は、景翊が見た踊り子が怪しいと考えるのでした。
一方、宦官・秦欒は宣宗皇帝に蕭瑾瑜の悪口を吹き込みます。それを聞いた宣宗は日没までに犯人を見つけられなければ、蕭瑾瑜を罷免すると言い出します。
玉面判官:玉面は玉(ぎょく)のように美しい顔。判官は唐では節度使や観察使の副官。美形の正義の役人という意味。
楚楚が故郷でいるときにある人物から玉面判官の話を聞いたことがありました(ある人物とは潜伏中の蕭恒。玉面判官のモデルは蕭恒自身)。
第3話 内密の仕事
夜。兵部尚書の馮玠(ふう かい)が殺害されました。
蕭瑾瑜は馮玠の訃報を受け取ると、楚楚を侍女に変装して同行してもらうことにしました。楚楚も引き受けることにして、侍女としての人取りの作法を学びました。
蕭瑾瑜と楚楚は馮玠の弔問に行きました。葬儀場で蕭瑾瑜は楚楚に線香を渡し、楚楚に香炉に線香を立てながら死体を見て故人の死因を調べるように頼みます。
楚楚が線香をあげようと近づいた途端、馮家の者に線香を奪われてしまい遺体を見るチャンスはありませんでした。そこで蕭瑾瑜がわざと騒ぎを起こしてその間に楚楚が遺体を確認しようとします。しかし馮夫人が怒り出しました。
弔問の後。蕭瑾瑜、景翊、楚楚は食事をしながら事件について話し合いました。その結果、馮家は家の恥を知られたくないので死因を隠しているのではないかと考えます。
注:
兵部尚書:陸軍大臣
第4話 命懸けの検視
蕭瑾瑜(しょう きんゆ)と楚楚(そ そ)は殺害された馮玠の死因を推理しますがどうしてもわかりません。そこで楚楚はもういちど馮玠の遺体を調べてみようと提案。蕭瑾瑜と楚楚たちは再び馮家を訪問しました。
一方、秦鸞は証拠隠滅のため馮玠の遺体を奪おうと手下を派遣。手下たちは屋敷に潜んで馮夫人がいなくなるのを待ちました。
蕭瑾瑜と楚楚も馮家を訪問。馮夫人が蕭瑾瑜の対応をするためその場を離れました。蕭瑾瑜は馮玠について馮夫人から話を聞きました。
楚楚は遺体を調べようとしますが、真相が明らかになることを恐れた秦鸞の部下たちが放火。馮玠の遺体も燃えそうになります。楚楚は馮玠の遺体を必死に守ろうとするのですが。
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