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韓国時代劇「カンテク・運命の愛」登場人物紹介とネタバレ

韓国時代劇 1.2 韓国ドラマ紹介

韓国ドラマ「カンテク・運命の愛」は19世紀の李氏朝鮮が舞台の時代劇。

原題の直訳は「揀択(カンテク)〜女人たちの戦争」

有料チャンネルではこのタイトルになっているものもあります。

「オクニョ」や「不滅の恋人」など時代劇でも人気のチン・セヨンさん主演のドラマです。

朝鮮王朝のドラマでは王妃選びは何度か出てきます。でもこれまでは省略されがちでした。

その「揀択(カンテク)」をドラマの中心にして王妃になるため女性たちが争いをくりひろげるというドラマ。

王妃選びのイベントと、姉の死の真相をつきとめようとするヒロイン。重臣や王族の権力争い。彼らと戦いながら理想のパートナーを求めようとする王の姿が描かれます。

主な登場人物を紹介します。

一部ネタバレ要素があるのでご注意ください。

 

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ドラマの背景

19世紀の李氏朝鮮王朝時代。

架空の朝鮮王 イ・ギョンの治世。

王やヒロインをはじめ全ての登場人物は架空です。ところが。

ドラマの中で派閥争いをしているのは「安東金氏」と「豊壤趙氏」。どちらも実在した名門一族です。

ドラマは「安東金氏」と「豊壤趙氏」が争っていた純祖・憲宗の時代がモチーフになってます。

23代朝鮮王の純祖・李玜(イ・ゴン)は、正祖の息子。歴史上は「安東金氏」が非常に大きな権力を持ち、一族の都合で国を動かしていた時代。王ではない者やその一族が権力を独り占めにして国を動かすことを勢道政治(せいどうせいじ)といいます。

歴史上の純祖は安東金氏の勢道政治に苦しめられ、なんとかしようともがきながらもうまくいかずに無念のまま世を去ります。憲宗は純祖の孫。幼いまま即位したので勢道政治はますますひどくなりました。

そんな不遇な国王だった純祖・憲宗の時代をモチーフにしながらも。権力を握る勢力を相手に王とヒロインが戦いを挑み、自分たちの幸せを掴んでいく。というストーリーにしたのが「カンテク・運命の愛」。

歴史上は実現できなかった理想の朝鮮の姿が描かれています。

揀択(カンテク)とは

李氏朝鮮王朝で行われた王妃・世子嬪を選ぶ儀式と手順。
王室が妃選びを行うとき。全国の良家の娘を届け出させて、候補者を選びます。

書類選考を通過したものが初揀択~三揀択に出場。王族たちの面接を受けて妃が決まります。

厳しい審査を行って理想の妃を選ぶのが揀択の目的ですが。

勢道政治の時代は一族の都合で妃が決まってしまいます。揀択はただのお披露目のイベントになっていました。ドラマのラストで起きるような、力のある一族の都合で合格者が決まる。というのは実際にあったことです。

揀択(カンテク)についての詳しい説明はこちらをご覧ください。

・揀択(カンテク)の詳しい説明はこちら

 

主要登場人物

カン・ウンボ(姜 恩普)/ホン・ヨン(洪 演)

 演:チン・セヨン、少女期:チェ・ミョンビン

主人公。巫女。情報屋。
カン・ウンギの双子の妹。カン・イスの娘。

10年前、家族とはぐれて水に落ちて記憶を失いました。巫女に育てられ、巫女になりました。情報を集めて売る大胆でパワフルな女性。

王と王妃を銃撃した事件に自分の売った情報が関わっていると知り調査を始めます。また父の友人だったという司憲ペク・チャヨンに連れられ、牢にいる実の父カン・イスの姿を見せられます。そして失った過去を思い出しました。

そして姉の死の真相を探ることを決意。そのためにホン・ギホの娘ホン・ヨン(洪演)と名乗り揀擇に出て三揀擇の後、従二品淑儀になります。

最終回に王子を出産。王妃になります。

カン・ウンボは架空の人物ですがモデルになった人はいます。

・孝定王后 洪氏:カンテクのヒロイン カン・ウンボのモデル?

カン・ウンギ(姜 恩琦)

演:チン・セヨン、少女期:チェ・ミョンビン
チン・セヨンの一人二役。

カン・ウンボの双子の姉。おしとやかな女性。

重臣 カン・イスの娘。イ・ギョンに求婚されます。王妃に決まり。王宮に向かう途中で銃で撃たれて死亡してしまいます。死後、罪人の娘にされます。

イ・ギョン(李 烱)

演:キム・ミンギュ 、少年期:パク・ミンス

朝鮮国王。民のことを第一に考える心優しい王。

世子時代から頭がよく。10歳で儒教の教本「中庸」をマスターしました(中庸は儒教の中でも上級者向けの教本。つまり無茶苦茶賢いということ)。

子供の頃、ウンボと出会って一緒に悪者から逃げたことがありました。それ以来ウンボが初恋の人になりました。

成長後。ウンギを初恋の人と思って求婚。ウンギと共に銃撃されます。イ・ギョンは奇跡的に助かりましたが。ウンギは死亡。愛する王妃を失って悲しみに暮れます。その後、夢の中で王妃とそっくりな女性を見てその女性を探そうとします。それが初恋の人が成長した姿でした。

夢の女性を探すため揀択を行います。ところが重臣たちの策略に巻き込まれ・・・王妃になったのはチョ・ヨンジでした。

ウンボを側室にします。最終的には初恋の人ウンボを王妃にします。

 

イ・ギョンのモデルになった実在の王はこちら。
・朝鮮 憲宗・勢道政治の操り人形だった国王

 

イ・ジェファ(李 在和)

演:ト・サンウ

尚義大君の孫。イギョンの従兄弟。王室とは関係のない生活をして全国を歩き回っていました。

イ・ギョンが銃で撃たれ死んだと思われたので次期国王として呼ばれました。ところがギョンが助かったので次期国王は取り消しになりました。

ウンボに出会って一目惚れ。自分の妻にしようとします。

裏では王になろうと企んでいます。

チョ・ヨンジ(趙暎智)

演:イ・ヨルム

豊壤趙氏。左議政チョ・フンギョンの娘。

イ・ギョンが好き。揀択に出てウンボたちのライバルになります。個人的には政治的な野心はありませんが、父の名誉を守るため必死に王妃になろうとします。

三揀擇に残り、チョン・フンギョンの策略で王妃になります。ところが最終的には廃妃に。

ウンボの仲間・周辺人物

ワル(曰)

演:イ・シオン、少年期:キル・ジョンウ

情報屋。芙蓉客主の主人。カン・ウンボの仲間。名前は仮のもの。本名は誰も知りません。ワルのようだが憎めない不思議な人物。

ペク・ジャヨン(白 茲勇)

演:オム・ヒョソプ

従二品大司憲(テサホン)。司憲府(サボンブ)の最高官職。
ウンボたちの父カン・イスの友人。行方不明と思っていたウンボを発見して父子を会わせたいと思いました。ところがカン・イスは陥れられて有罪になってしまします。

実はイ・ジェファの部下。ジェファを王にしてウンプを王妃にしようとしています。

ホン・ギホ(洪基濠)

演:イ・チャニョン

京畿監司。実の娘 ホン・ユン(洪演)が病弱で死亡。そのためウンボに娘の名前で揀擇に出て欲しいと頼みます。

カン・イス(姜理秀)

演:イ・ギヨン

弘文館の正三品副提学。カン・ウンボとカン・ウンギの父。10年前に娘を失います。娘のカン・ソンギが王妃になりましたが死亡。その後、領議政キム・マンチャンと左議政チョ・フンギョンに陥れられます。冤罪で流刑になり。斬首されてしまいます。

ハン(韓)氏夫人

演:イ・カニ

ハン・イスの妻。カン・ウンボとカン・ウンギの実の母。

ヨウル(如蔚)

演:チュ・スビン

カン・ウンボの使用人。自分に優しくしてくれるウンボに感謝して、全力でウンボを支えようとしています。最後にウンボを守って死亡します。

都巫女

演:ホン・ソンスク

星宿庁の巫女。星占いが得意。ウンボを引き取って巫女として育てました。

王室の人々

大王大妃 閔(ミン)氏

演:チョン・エリ
イ・ギョンの祖母。

王室の最長老。内命婦内で大きな影響力を持っています。イ・ギョンの一番の理解者で、ウンギを王妃に選びました。

大妃 金(キム)氏

演:チョ・ウンスク
イ・ギョンの母。

安東金氏出身。イ・ギョンの生母。

ファン(黄)内官

演:アン・セハ

イ・ギョン付きの内官(宦官)。

ギョンに助言したり、彼を助けて働きます。

ハンモ(韓模)

演:キム・ボムジン

イ・ギョンの護衛兵士。

安東金氏とソンイの関係者

安東(アンドン)金氏は朝廷内で最大の勢力を持つ一族。

キム・マンチャン(金 満燦)

演:ソン・ビョンホ
正一品領議政(ヨンイジョン)。議政府のナンバー1。

大妃金氏の実家。姪のソンイを王妃にして、さらに金一族の力をのばそうとしています。

キム・ソンイ(金 松伊)

演:イ・ファギョム(元Hello Venus)

領議政キム・マンチャンの姪。揀択ではウンボ、ヨンジたちのライバル。狡猾な女性。一族の力を使って王妃になろうとしています。

三揀擇の後、従二品淑儀になります。

キム・ヒョンチャン(金亨燦)

演:ユン・ギウォン

正ニ品大提学
キム・ソンイの父。キム・マンチャンの弟。

豊壤趙氏とヨンジの関係者

豊壤(プンヤン)趙氏。歴史上も安東金氏と激しい権力争いを行った一族。

チョ・フンギョン(趙 興堅)

演:イ・ジェヨン
正一品左議政(チャイジョン)。議政府のナンバー2。
チョ・ヨンジの父。

ピョリ(星兒)

演:チェ・ナム

チョ・ヨンジの召使い。スパイの役目もこなします。

 

 

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