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麗姫と始皇帝 登場人物紹介とネタバレ

麗姫 1 ドラマ紹介

中国ドラマ「麗姫と始皇帝」は 始皇帝の時代を舞台にした時代劇。

主人公は麗姫こと公孫麗(こうそん・れい)。秦に滅ぼされた衛国の将軍の娘です。

始皇帝・嬴政が中国を統一する前。まだ秦王と名乗っていたころ。

燕国が秦王・嬴政を暗殺しようという事件がおこりました。

暗殺の刺客になったのが荊軻(けい・か)という剣客。歴史上有名な事件をモチーフに。亡国の姫・公孫麗と嬴政。嬴政に幼馴染を奪われ刺客となって嬴政の命を狙う荊軻の人間ドラマを描いたのが「麗姫と始皇帝」です。

主な登場人物とモデルになった実在の人物を紹介します。一部ネタバレ要素があるのでご注意ください。

 

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ドラマの背景

紀元前の中国。
まだ統一はされておらず、いくつかの国が争う戦国時代が続いていました。

その中でも大国として他の国々に恐れられていたのが秦です。

紀元前247年。嬴政が秦王に即位。13歳の嬴政は宰相の呂不韋に権力を握られていました。

紀元前238年。嬴政が嫪毐の反乱を鎮圧、生母・趙姫を幽閉。
ドラマの1話はこのあたりから。

紀元前232年。秦国の人質になっていた太子丹が燕に逃げ帰ってきました。

紀元前227年。燕国の太子丹は秦王嬴政を暗殺しようと考えます。そして田光の勧めで荊軻を刺客として送り込みました。

ドラマのクライマックスはこの荊軻による嬴政暗殺未遂事件です。

荊軻は嬴政暗殺に失敗してしまうのですが。怒った嬴政によって燕国の滅亡も早めてしまいます。

始皇帝の時代はドラマになることも多いです。日本でも公開されたドラマを年代順に並べるとこうなります。

ミーユエ → 昭王 → コウラン伝 → 麗姫と始皇帝

呂不韋に力を握られていた時代から嬴政が自分で政治を行うようになったころがドラマの時代です。

時代的には「コウラン伝」の最終回と「麗姫と始皇帝」の1話がほぼ同じ時期です。もちろん内容はかなり違いますが、コウラン伝の後日談とみても面白いかも知れません。

 

主要登場人物

公孫麗(こうそん・れい)

演:ディリラバ・ディルムラット

衛の国の大将軍・公孫羽の孫娘。祖父から武術を習っています。兄弟子の荊軻とは恋人関係に。
ところが衛は秦に攻められ滅亡。祖父は死に、公孫麗と荊軻は秦の追っ手から逃げていました。荊軻は秦の兵と戦って深手を負います。荊軻を助けるため、秦王・嬴政の妾になります。やがて男子を出産・天明と名付けますが荊軻の子でした。

秦の宮廷で暮らすことになった公孫麗。天明は嬴政の子として育てられました。嬴政に恨みをもつ公孫麗ですがやがて嬴政とも心がつうじあうように。そんなとき荊軻が嬴政を暗殺するために現われます。

演じるディリラバ・ディルムラットさんは中国籍のウイグル人。

嬴政(えい・せい)

演:張彬彬(チャン・ビンビン)

秦の国王。後の始皇帝。

幼い頃。人質生活をおくっていたので人を信じられません。若い頃、公孫麗と出会って命を助けられました。それ以来、公孫麗が気になって仕方ありません。王になって公孫麗を探し出しました。

荊軻を毒殺しようとし、解毒薬と引き換えに公孫麗を自分の妾にします。さらに生まれた公孫麗の子・天明を嬴政と公孫麗の子にすることで、公孫麗が自分から離れられないようにしました。

荊軻(けい・か)

演:劉暢(リウ・チャン)

公孫麗の幼馴染。衛の公孫羽将軍の弟子。
公孫麗とともに旅をしながら修行していました。秦の追手に公孫麗奪われ。自分を助けるために、公孫麗は嬴政のもとに行ってしまいました。その後、意気消沈していましたが。修行の最中に嵩山の密室で剣術のマニュアルを見つけ。「鵠落剣法」という武術を身に着けました。燕国の太子丹から秦王殺害の依頼を受け。秦を裏切った范蠡(はんれい)将軍首と地図をてみやげに秦王に近づきます。そして秦王を暗殺しようとしましたが失敗。そこに公孫麗がやってきて・・・

・荊軻の詳しい説明はこちら

 

公孫麗の仲間・家族

公孫羽(こうそん・う)

演:楊哲

公孫麗の祖父。衛国の大将軍。公孫麗や荊軻、韓申に武術を教えます。鬼谷派の使い手。
秦と戦って戦死。

韓申(かん・しん)

演:李泰(リー・タイ)

公孫羽の弟子。公孫麗や荊軻の兄弟子。公孫麗のことが好きですが、公孫麗と荊軻二人が恋仲なのを知って二人を見守ります。正義のために戦う放浪の剣士。秦の後宮に入った公孫麗を守るため兵士になって秦に潜入。

公孫麗の息子・天明を守って嬴政の刺客・風林火山と戦い重傷を負わされ命を落とします。

蓋蘭(こう・らん)

演:張璇(ナタリー・チャン)

蓋聶の娘。旅の途中で公孫麗と荊軻に出会いました。それ以来、荊軻のことが好きになりました。公孫麗とは姉妹のように仲良くなったので蓋蘭と公孫麗の関係も大切にしようと思っています。荊軻に告白してフラれましたがそれでも荊軻が諦めきれず、荊軻の役に立ちたいと思っています。

蓋聶(こう・じょう)

演:王同輝

戦国時代の剣客。並外れた剣術を持ち、天下一と噂されます。鬼谷派の師から学びました。穏やかで冷静沈着な性格。公孫羽の知り合い。荊軻とはよい友人です。最終的に天明を保護して育てる人物。

荊天明(けい・てんめい)

演:尹皓權、張博文

公孫麗と荊軻の子供。秦国で事実上の人質になって嬴政の子としてそだてられます。後に韓申に救出されて王宮を脱出。

台湾・中国の小説・アニメ「秦時明月」の主人公。

 

秦国の人々

呂不韋(りょ・ふい)

演:李強(リー・チアン)

秦の宰相。秦の人々には「仲父」と呼ばせています。嬴政からは嫌われてきつくあたられています。趙国で人質生活していた秦の王子・嬴異人(荘襄王)に協力。今の地位を得ました。

・呂不韋の詳しい説明はこちら

太后(たいごう)/趙姫(ちょうき)

演:陳依莎(チェン・イーシャー)

嬴政の生母。趙国出身。先代の荘襄王の妃。歴史上は「帝太后」と呼ばれます。呂不韋とともに嬴政を秦に送り込み王太子・秦王にしました。

趙姫の詳しい説明はこちら

嬴成蟜(えい・せいきょう)

演:蘇宥辰(スー・ヨウチェン)

長安君。秦の荘襄王の息子。嬴政の異母弟。
秦に謀反を起こして趙に降伏します。

・成蟜の詳しい説明はこちら

李仲(り・ちゅう)

演:楊彤(ヤン・トン)

嬴政から信頼される護衛。最期は嬴政をかばって荊軻に刺されてしまいます。

華陽太后(かようたいこう)

演:廖学秋(リャオ・シュエチュウ)

秦孝文王の王妃。荘襄王や嬴政の時代になっても秦の後宮で大きな力を持っています。

華陽太后の詳しい説明はこちら

楚夫人(そふじん)

演:王汀(ワン・ティエン)

本名は楚若。嬴政の妃の一人。傲慢で威圧的な女性。嬴政の寵愛が公孫麗に移ったのが嫌で、公孫麗とは常に対立しています。

敏夫人(びんふじん)

演:邱意濃(チウ・イーノン)

本名は敏代。嬴政の妃の一人。表向きは優しそうにしておいて実は公孫麗や楚夫人を陥れます。韓長使、景良人を殺害しました。

韓長使(かんちょうし)

演:李夏佩

嬴政の側室。敏夫人によって殺害されます。

趙高(ちょう・こう)

演:趙顧

嬴政に仕える宦官。公孫麗のことが気に入りません。

李斯(り・し)

演:趙延京

呂不韋亡き後、嬴政に信頼されて力をもつ人物ですがこのころはまだ地位は高くありません。楚夫人と公孫麗を陥れようとしています。

嫪毐(ろう・あい)

演:劉昊宸

趙姫の愛人。1話でいきなり反乱を起こして鎮圧されます。

 

燕国の人々

太子丹(えんたいしたん)

演:白一翔(バイ・イーシャン)

燕王喜の息子。秦に人質に来ていました。秦での待遇が気に入らないので不満に思っています。

232年に燕に戻りました。嬴政の暗殺を計画。荊軻を送り込みましたが失敗。燕王喜は秦の報復を恐れたて太子丹を殺害。秦と和睦しました。

田光(でん・こう)

演:姚侃(ヤオ・カン)

燕国の策士。荊軻に暗殺を依頼。秦王暗殺を成功させるために自害しました。

 

高漸離(こう ぜんり)

演:姜毅

荊軻の友人。楽器の筑(琴と木琴をあわせたような楽器)の名人。

秦舞陽(しん・ぶよう)

演:劉一陽

燕国が遣わした副使。荊軻の助手

 

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