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鶴唳華亭外伝 別雲間 第9・10・11・12(最終回)話あらすじとネタバレ感想

別雲間 0 あらすじ

中国ドラマ「鶴唳華亭外伝・別雲間」第9・10・11・12(最終回)話のあらすじとネタバレ感想の紹介記事です。
(BS版では7~10話の内容になります)

いよいよ最終回です。

 

謀反の疑いをかけられた蕭定権と許昌平は控鶴衛に連行され。皇帝立ち会いのもと許昌平は拷問を受けます。許昌平は喋りません。皇太子は拷問をやめるように懇願しますが、皇帝は拷問をやめません。

しかし許昌平は過酷な拷問にたえられずとうとう「金錯刀」という書体を使って軍に命令を出したと答えてしまいます。

蕭定権は趙王なら金錯刀の密書を偽造できると言いい罪は認めません。

しかしその後、趙王 蕭定楷の陰謀が発覚。

思惑が外れた蕭定楷は陸文昔に嘘の文を書かせたのかと蕭定権に詰め寄りますが、蕭定権は冷たく言い放ってその場を去ります。

一方、蕭定権は許昌平が危険になるにもかかわらず玉帯を持ち出した王慎を叱りました。しかしそこに陸文昔がやってきて真相を話すのでした。

 

この記事はオリジナルの12話版で紹介しています。
BSでは編集された10話版が放送されます。ご注意ください。

 

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番組情報

原題:別雲間
2020年、中国
全12話(BS版は10話)

原作小説:鶴唳華亭
原作者:雪滿梁園

時代背景

架空人物のドラマ。
舞台になる国は南斉(なんせい)。皇帝一族が蕭氏。5世紀の南北朝時代に存在した南斉のように思えますが、そうではありません。

ドラマで再現されている衣装・組織・役職名・文化は12世紀前半の北宋末期のもの。北宋末期に金と争っていた時代をモデルにしているのです。

 

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主要人物

・蕭定権(しょう ていけん)/皇太子
 演:羅晋(ルオ・ジン)

・陸文昔(りく ぶんせき)
 演:李一桐(リー・イートン)

・皇帝 蕭睿鑑(しょう えいかん)
 演:黄志忠(ホァン・チーチョン)

・趙王 蕭定楷(しょう ていかい)
 演:辛鵬

・顧逢恩(こ ほうおん)
 演:鄭業成(ジェン・イェチョン)

・許昌平(きょ しょうへい)
 演:王雨(ワン・ユー)

 

 

第9話 無間地獄

BS版 第8話 無間地獄に立つ

陳謹は姜尚宮の罪を暴露。そして陳謹は賜死になりました。

その後、皇帝は許昌平のもとに向かい母の姓を問いただします。許昌平の母が宋姓で、許昌平が亡き兄の息子だったことを知り、許昌平の扱いを配下に命令します。

皇帝は裏切り者の姜尚宮と彼女に関わりのある王慎を処分するように命じました。しかし蕭定権は王慎を助けようとします。さらに蕭定権は許昌平の件や趙王の処分についても皇帝に意見します。

皇帝は皇太子が自分とは似ても似つかない人物で、むしろ叔父のような人物であることに気づくのでした。

 

趙王 蕭定楷が処分を受ける前。太子 蕭定権と話をしました。蕭定楷は蕭定権に対して、陸文昔もこの企みに関わっているのではないかと言います。蕭定楷は陸文昔の安否を尋ねた後。陸文昔を東宮に送り込んだことを後悔するのでした。

蕭定権は蕭定楷と李明安の関係を話すように求めましたが。蕭定楷は逆に、皇帝は蕭定権に対しても不信感を持つだろうと言い、蕭定権が望むものは手に入らないだろうと言ってあざ笑うのでした。

 

感想

無間地獄(むけんじごく)とは仏教の八大地獄のひとつ。生前に大きな罪を犯した人が休む間もなく永遠に苦しむ場所。阿鼻地獄ともいいます。ここでは絶え間なく続く終わりのない苦しみの意味で使われています。

蕭定楷の言葉は蕭定権を不安をさせたようですね。なかなかしたたかです。皇帝と蕭定権の関係がまた悪くなりそうですね。

 

第10話 急報

BS版 第8話 無間地獄に立つ

 

姜尚宮や趙王 蕭定楷の陰謀が明らかになり。趙王 蕭定楷は庶民に降格になりました。許昌平は無罪となって釈放され故郷に帰ることになりました。

蕭定楷は去り際に蕭定権に対し、武徳侯と顧逢恩が刺客に襲われるかも知れないと言い残して去りました。

蕭定権は不安になり東宮の衛兵に許昌平を送り届けさせました。そして許昌平に長州に行って武徳侯 顧思林と顧逢恩との連絡を取ってもらうことにしました。許昌平は蕭定権の心使いに礼を言って去りました。

一方、皇帝は趙王 蕭定楷の悪巧みはもちろん、太子に対しても怒っていました。怒りのあまり再び病状が悪化してしまいます。

蕭定権が皇宮に戻ると皇帝から軍報を見せられました。我軍が長州で勝利。蕭定権は涙を流して喜ぶのですが。その後。武徳侯 顧思林が戦死したという報告が入るのでした。

 

感想

本編の最終回の部分がここに繋がりました。蕭定権は 顧思林の命が狙われている可能性を知っていたということですね。でも間に合わなかった。 蕭定楷がその情報を知っているということは、顧思林の死に蕭定楷が関わっているということでしょうか。

前作では蕭定棠を倒した後、蕭定権は皇帝とはうまくいっていたように見えましたが。こんなことが起きていたんですね。

 

第11話 逆賊の血

BS版 第9話 3年間の隔たり

顧思林の死を知った皇太子 蕭定権は棺を受け取るために長州にやってきました。蕭定権は顧思林の死には李明安が関わっていると考えます。

蕭定権は亡き皇太子妃の弟・張紹筠と再会。張紹筠は地方に移動になり顧家軍で鍛えられ成長していました。

夜、蕭定権がある香りで目を覚ますとそこには顧逢恩がいました。顧逢恩は顧思林の死は無策な蕭定権のせいだと責めます。蕭定権が衛兵を呼ぼうとすると顧逢恩は不穏な発言をしました。異変に気がついた蕭定権が外に出てみるとそこには皇帝から与えられた衛兵達が殺害されていました。そして張紹筠が倒れるところも見てしまいます。

兵士を殺害した顧逢恩を責める蕭定権ですが。顧逢恩は皇帝の監視から蕭定権を解き放っただけだと考えていました。蕭定権は顧逢恩の謀反を止めさせようとします。さらに許昌平が現れ顧思林を殺害したのは蕭定楷の刺客だと知らされますが。動き出した顧逢恩を止めることはできません。

 

感想

顧思林の死によって顧逢恩の我慢が限界。ついに反乱を起こしてしまいました。顧家の存亡は皇太子あってこそですから期待をするのはわかるのですが。蕭定権に期待し過ぎかな。でも一族が何よりも大事な社会ですからそうなりますよね。

でもこれで蕭定権も謀反人になってしまいましたね。ここまで大事になると蕭定権も無事ではいられないのでは?

 

 

第10話(最終回) 雪の日の別れ

BS版 第10話 永遠の絆

皇帝は長州での動きを予想して李重夔に2万の軍を預けて長州に向かわせました。

皇太子 蕭定権は城門で顧豊恩と対峙しました。その時、李重逵は数万の兵を率いて城に入り廃太子の勅命を読み上げ攻撃態勢に入ります。

顧豊恩は蕭定権が密かに李重逵と会って交渉していたことを知りました。

顧逢恩はすべては蕭定権を皇帝にするためにここまでしたのに、蕭定泉はそれを裏切ったと批判します。顧逢恩は蕭定権の説得を聞きません。やがて李重夔の総攻撃が始まり両軍は戦いました。顧逢恩は蕭定権の意志が変わらないのを知ると自害。

李重夔の指揮のもとで長州城は陥落。皇帝は廃太子を都に連れ戻すよう命令しました。蕭定権は人々を救援するために日夜働き体を壊してしまいます。

秋。すでにすべての望みを捨てた蕭定権は垂拱殿に閉じこもっていました。ある日、陸文昔が尋ねてきました。蕭定権と陸文昔は思いを伝えあい懐妊したことを知らされると笑顔で涙します。そして陸文昔は戻っていきました。蕭定権からの手紙を受け取った皇帝は涙します。

皇帝は垂拱殿に駆けつけるのですが。蕭定権が自害しているのを発見します。

その後生まれた蕭定権と陸文昔の子供は蕭琛と名付けられられ。皇帝から皇太孫と認められました。

5年後。

皇帝 蕭睿鑑は蕭琛にも蕭定権のように優れた人物になって欲しいと願い、許平昌を蕭琛の少傅(師匠)に任命しました。蕭睿鑑も自ら蕭琛の教育にかかわり蕭琛の成長を見守るつもります。

「終わり」

 

感想

皇帝は蕭定権に謀反の責任を取らせて処刑するつもりはないみたい。皇太子にしておくことはできないけれど、生きて欲しいと思っているのでしょうね。

それにしてもあそこで蕭定権が自害するとは。なんで?と思いました。皇帝は死を望んでいるわけではない。確かに蕭定権はこの後、生きていても政治の場に戻ってくることはできないし王族としても活動できないのかも知れません。でも命は脅かされていないし愛する人との間に生まれた息子がいます。ここで死ぬのはどうかなと思いました。

皇帝の屈折した言動が蕭定権を追い詰めたのでしょうけど。自己中だけど無能ではないだけにもう少しなんとかならなかったのかなと思います。

 

5年後の場面には陸文昔が出てきませんでした。もう生きていないということでしょうか。

 

タイトルにもなっている「鶴唳華亭」は悲劇的な内容の言葉。政争に破れ落ちぶれた人物が別荘で鶴の声を聞いていた良かったころを懐かしむ言葉です。こうなるのは最初から決まっていたのでしょう。

 

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