中国ドラマ「宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~」第9・10・11・12話 あらすじとネタバレ 紹介記事です。
蕭瑾瑜は宣宗皇帝に父を探すために黔州へ行きたいと申し出ます。そして密かに西南勢力の関わる事件も調査したいと言うと皇帝は許可するのでした。
景翊の母・景夫人は蕭瑾瑜の母・西平公主に蕭瑾瑜と冷月の縁談を認めてもらうようにお願いに来ました。西平公主は蕭瑾瑜は今は仕事が忙しいのでそれどころではないと断ります。
蕭瑾瑜たちは黔州に向けて出発。しかし途中で許如歸とその手下に襲撃されます。そこに兵を引き連れた蕭瑾璃がやってきて許如歸たちを追い払い、蕭瑾瑜と楚楚たちは助かりましたが。冷月が怪我をしてしまいます。
蕭瑾瑜は兄・蕭瑾璃に偽造銅銭が出回っていることを話します。蕭瑾瑜は黔州刺史・李璋が関係しているのではないかと疑います。しかし楚楚によれば李璋は橋をかけ民から慕われるよい役人だと言うのですが。
番組情報
原題:御賜小仵作
英語:The Imperial Coroner
2021年、中国
全29話(オリジナルは全36話)
時代背景
9世紀の唐。第20代皇帝 宣宗 (在位846~859年)の治世。
安史の乱(麗王別姫のころ)の影響で唐は衰え。宮廷では宦官が権力を握っていました。宦官以外にも朝廷の役人や節度使たちも権力を狙っています。
835年。18代皇帝・文宗が宦官を排除しようとしましたが失敗。宦官が指揮する神策軍によって多くのものが粛清されました。(甘露の変)
846年。20代皇帝・宣宗が即位。
宦官たちが力を握る苦しい状況で宣宗皇帝はかつての唐の力を取り戻そうと苦心している時代です。
主要人物
楚楚(そ そ) 仵作(検視人)・ヒロイン
演:蘇暁彤(スー・シャオトン)
蕭瑾瑜(しょう きんゆ) 安郡王。三法司執掌
演:王子奇(ワン・ズーチー)
景翊(けい よく) 大里寺役人。
演:楊廷東(ヤン・ティンドン)
冷月(れいげつ) 冷沛山の孫娘
演:趙尭珂(ジャオ・ヤオコー)
蕭瑾璃(しょう きんり) 蕭瑾瑜の兄、都虞候、将軍。
演:王彦鑫
薛汝成(せつ じょせい) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の師匠。翰林学士
演:郭秋成
秦欒(しん らん) 宦官の元締め。神策軍統領。
演:穆懷虎
蕭恒(しょう こう) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の父。
演:田牧宸
西平公主(せいへいこうしゅ) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の母。
演:史蘭芽
宣宗皇帝 唐の第20代皇帝。
演:郭軍
第9話 楚家の者たち
蕭瑾瑜と楚楚は楚河と出会い。楚家を訪問しました。蕭瑾瑜が検視官の試験のために楚楚の出自調査をするというと楚河は驚き、楚楚の出自がバレるのではないかと警戒します。
蕭瑾瑜は楚家に泊まりたいと言い出しました。楚家の人たちは驚き断ろうとしますが、蕭瑾瑜は検視人には敬意をもっていると話し泊めてもらうことになりました。でも楚河は蕭瑾瑜への警戒心がなかなか解けません。
蕭瑾瑜は楚楚と楚河の様子をみて何かおかしいと思いました。楚河は楚楚に丁寧には接しているのですが、どこかよそよそしいのです。それに父親のことも隠してるように思えました。そこで残って調べることにしました。
一方、景翊は安郡王 蕭瑾瑜のフリをして役所で李璋の接待を受けていました。すると景翊は偽造銅銭を取り出してすぐに調査するように命じます。
第10話 真実に近づく痛み
蕭瑾瑜と楚楚は巫医が住んでいた家を調べました。幽霊の声だと思われたのは風の音でした。石壁を押すと音は消えました。そして崩れた石積みの中に無傷の死体があることを発見します。でもそれは巫医ではありませんでした。
楚楚が検視をしてみるとその遺体は内侍省の宦官だと分かりました。そして殺害時の状況を再現しながら調べてみると、宦官を殺害した者は座っていたか寝ていたのだとわかります。宦官を殺害したのはここにいて養生していた巫医ではないかとわかります。蕭瑾瑜はその人物が証拠を残した理由も探り、楚楚たちにこのことを誰にも言わないように口止めするのでした。
しかしそんな蕭瑾瑜の優秀さを知った楚河は隠していることがバレるのではないかと恐れます。
蕭瑾瑜は楚楚に石飾りが父の持ち物だとうちあけ、父を探す手がかりだと言いますが。楚楚は蕭瑾瑜が父を探すために自分を利用していたのだとショックを受けてしまいます。
第11話 真実の向こうに
楚家では興奮した蕭瑾瑜が吐血して気を失いました。慌てる楚家の人たち。楚楚は蕭瑾瑜が三法司を統括する安郡王だと正体を明かします。楚楚は自分のせいで楚家の人々に迷惑をかけたと責任を感じるのでした。
蕭瑾瑜は目を覚ますと楚楚を呼びました。そして楚楚の身元が確認したのは彼女のためであり、楚楚が検視官として合格したことを伝えました。楚楚はそれを聞いて喜びます。
楚河は楚楚が出生の秘密を知ってしまい長安に行ったらもう会えないのではないかと楚楚に打ち明けますが。楚楚は自分は楚家の娘だからまた戻ってくると平然と答えます。
どうしても楚楚を手放したくない楚河は父親に「彼女と結婚したい」と言い出します。楚平は怒りますが楚河は楚楚のことが好きなのだといいます。ところがスープを持ってきた蕭瑾璃は偶然その話を聞いてしまうのでした。
第12話 母の面影を
蕭瑾璃と蕭瑾瑜は父の蕭恒が住んでいだ家に向かいました。楚楚も後からやってきます。蕭瑾璃たちは何か手がかりがないか探した結果、将棋の駒と将棋盤を発見しました。
蕭瑾瑜は棋譜があったのでその続きをさしてみます。白と黒の駒で一回ずつ試してみると、どちらも盤上に残っている駒の位置が同じことに気が付きます。蕭瑾瑜は蕭恒が何かを伝えようとしているのだと思いますが、彼にはそれが何なのかわかりません。
楚楚は母・許氏の検視をするために墓に向かいました。親の墓を暴く行為に親不孝を感じつつ、真実を知りたいという願いを叶えてほしいと母に祈ります。
薛汝成は景致とともに宣宗皇帝に謁見しました。景致は蕭瑾璃を冷沛山の後任にしてはと提案。薛汝成は意見を求められても答えられません。さらに景致は蕭瑾璃と冷月の縁談を皇帝に認めてもらおうとします。薛汝成はそれは止めさせたいと思うのですが・・・
楚楚は母の遺体の検視を終えました。その結果、母の死因は壁にぶつかったのではなく、鈍器のようなもので殴られたのだとわかります。楚楚は泣きながら蕭瑾瑜に母は殺されたのだと訴えるのでした。
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