中国ドラマ「国子監は花ざかり~ロマンスは最高学府で~」第11・12・13・14・15話のあらすじ・ネタバレ感想の紹介記事です。
卓文遠は桑祈を洞窟に誘いました。ところが雨が降り、岩が崩れます。あとを付いてきた晏雲之は桑祈を助けて洞窟に飛び込みましたが。入り口は岩で塞がれてしまいました。
卓文遠はそのままではどうにも出来ないので道具を取りに山荘に戻ります。ところが晏雲之と桑祈が2人で洞窟にいると知った晏鶴行はすぐには道具を貸そうとはしません。晏雲之と桑祈は一晩中、洞窟で過ごし二人の関係はますます深まっていきます。
翌日。2人はようやく救い出されました。
卓文遠と晏雲之は大げさにふるまって桑祈の同情を買おうとします。
晏雲之の演技は桑祈にばれてしまいましたが、桑祈の仲は接近するのでした。
番組情報
原題:國子監來了個女弟子
2021年、中国
全30話
原作:國子監來了個女弟子
作者:花千辭
時代背景
ドラマの舞台になるのは宋の時代。
科挙は唐の時代からありましたが。高官になれるのは主に貴族でした。貴族の力を抑え込みたい宋は下の役人から高官まで科挙で選ぶことにしました。そのため受験者を育てるための学校もつくりました。そんな国立の学校の中でも最も権威が高いのが「国子監(こくしかん)」です。
国子監は名家の子弟を教育する学校。学生は男性のみ。
ところが改革派の教師・晏雲之(あん うんし)の活躍で国子監も代わりつつありました。
一方、ヒロイン・桑祈(そう き)は亡き兄の願いを叶えるため国子監に入学を決意。首都・汴京(べんきょうに)やってきて国子監に入学しようとするのですが。
国子監(こくしかん)
儒教の経典「四書五経」、法律や様々な書物、計算の勉強。役人に必要な知識を教える宋の国立学校。宋の学校で一番格式が高い。名門の家柄出身で14歳から19歳までの男子しか受け入れていません。
歴史上は女子学生はいません。
汴京(べんきょう)
北宋の首都。開封(かいほう)ともいいます。
黄河流域にあり流通と商業が盛ん。長安・洛陽が政治の街だったのに対して汴京は商人の町として発展しました。国子監があるのも汴京。
主要人物
・桑祈(そう き)
演:趙露思(チャオ・ルースー)
・晏雲之(あん うんし)
演:徐開騁(シュー・カイチョン)
・卓文遠(たく ぶんえん)
演:任豪(レン・ハオ)
・閻琰(えん えん)
演:敖瑞鵬(アオ・ルイポン)
・宋落天(そう らくてん)
演:杜煜(ドゥー・ユー)
・清玄君
演:劉述
第11話 琴瑟、相和せず
晏雲之と桑祈は刺客に襲われました。でも晏鶴行はその刺客が叔父の晏鶴行だと気づきます。刺客から逃げる晏雲之と桑祈は岩陰に身を隠します。晏鶴行は二人がくっつきそうなほど近づいているのを見ると見て見ぬふりをして去っていきます。実は晏鶴行は晏雲之の恋をサポートしようとしているのでした。
その後、桑祈たちは武術修行を終えて下山。汴京に戻ってきました。ところが父の桑巍は桑祈と晏雲之たちが一緒にいたことを知り、桑祈を禁足にしてしまいます。
その後、蘇解語の誕辰(誕生日)の宴がありました。清玄君は晏雲之と桑祈を会わせるため招待。桑祈は外出を許されました。清玄君は晏雲之が妹の蘇解語に気がないことに気がついてほしかったのです。
桑祈は宋佳音の言っていたことが気になって、蘇解語と話をしました。そして晏雲之に対して思う気持ちを打ち明けます。それに対して蘇解語は誕辰の宴で答えが出る可能性があると言うのでした。
晏雲之は誕生日のお祝いに高価な琴を贈りました。でも琴を贈るのは求婚も同じでした。それを聞いた桑祈はその場を去ってしまいます。晏雲之は兄妹のつもりで贈ったを蘇解語に断って桑祈を探しに行くのですが。
感想
晏雲之は習慣を知らなかったってこと?学校の教師をしているのに?桑祈は晏雲之が探しに着たのを嬉しそうでしたね。でも今まで晏雲之と桑祈は好き会っているのだと持っていたけど、桑祈にはまだその自覚はなかったんですね。
第12話 太傅の謀略
国子監の休暇が終わりました。桑祈は晏雲之に会いたくて待ちきれませんでしたが、どこを探しても見つかりません。そんな桑祈に、閻琰は法課の授業が始まれば晏雲之に会えると落ち着かせます。ところが科挙が近づいているので時策課、経文課が優先になり、科挙には出ない武課と法課は中止になりました。法課担当の晏雲之の授業はありません。
晏雲之は清玄君に呼ばれてでかけました。桑祈は卓文遠に呼ばれて慶豊楼に行きます。そこで偶然、桑祈は晏雲之と出会いますが。晏雲之は清玄君によばれて去ってしまいます。清玄君は晏雲之と蘇解語を会わせました。そして晏雲之は蘇解語が宋佳音からもらった祝いの品に西昭の毒が混ざっていたことを聞かされます。
翌日。桑祈と蓮翩が国子監に登校すると、閻琰が宋落天の馬で怪我をさせられたと知ります。桑祈と蓮翩は怒りました。宋落天が屋敷に戻ると、父の宋太傅は閻琰を傷つけたことは怒らず、逆に閻琰から婚約者を奪ってしまえとけしかけます。閻琰の婚約相手は富豪の娘なので、宋落天がそこの娘と結婚すれば宋家は安泰だというのです。
桑祈は閻琰を見舞いました。それほど思い怪我ではありません。そこに閻琰の結婚相手が宋落天に奪われたとの報告が入ります。
感想
閻琰が怪我したのは事故みたいなもので、宋落天もわざと馬をけしかけたわけではないようです。宋太傅はあくどいですが、結果的に閻琰は嫌な縁談から逃れることが出来ました。
第13話 波乱の農業実習
国子監では農業実習が行われました。科挙の前に死ぬほど勉強すると思っていましたが、数日間は忙しさを忘れて楽しむことができるとは思っていませんでした。ところが晏雲之はみんなに農家の苦労を体験させるために茶園で働くように指示します。学生たちは不満でしたが、晏雲之の言うことには従うしかありません。
一行は徒歩で茶園に向かいます。ところが閻琰がふざけて桑祈が足をくじいてしまいます。卓文遠と閻琰が桑祈を背負おうとしましたが、晏雲之は桑祈を背負いました。
一行たちには部屋が割り振られました。晏雲之は桑祈が女性なので一人部屋を与えます。閻琰は宋落天と同じグループなので不満でした。卓文遠は桑祈の隣の部屋を狙っていましたが、晏雲之と同じ部屋でした。晏雲之と卓文遠は桑祈をめぐって火花を散らします。
しかし晏雲之が実習先に宋家の茶園に隣接する場所を選んだのには理由がありました。夜、晏雲之と白時は宋家の茶園に西昭の植物を探しているところがないか調べました。そこに桑祈と卓文遠が散歩でおとずれるのですが。
感想
国士監の人たちが農業実習するはず無いでしょ。しかも科挙の前に。というツッコミは置いといて。まあ、国士監とは名ばかりのコスプレ学園ドラマですからね。気にしないでおきましょう。
晏雲之は毒の元になった植物が宋家の茶園で栽培されているのではないかと疑っているのですね。そのための口実に使ったのですが。貴族や金持ちの息子たちに農作業が務まるはずもなく問題だらけですね。
第14話 通じ合った想い
夜。卓文遠は桑祈の部屋にやって来てました。そこに人がやって来たので桑祈は卓文遠をベッドの下に隠しました。やって来たのは閻琰でした。さらに桑祈の部屋を訪問する者がいます。桑祈は閻琰をベッドの下に隠しました。やって来たのは晏雲之でした。閻琰と卓文遠はベッドの下で鉢合わせします。さらに蘇解語もやってきました。桑祈は晏雲之をベッドの下に隠します。
蘇解語は桑祈に晏雲之を取られると思い桑祈に忠告します。すると閻琰と卓文遠がベッドから出てきました。びっくりした蘇解語は逃げてしまいます。
晏雲之は白時に宋家の茶園を調べさせ、宋家が西昭の植物を育てていることを知りました。そこで京兆府から厳三郎をよんで操作することにしました。卓文遠はそんな晏雲之たちの動きに気づきます。
翌日。厳三郎が茶園を捜査。証拠の植物を押収しました。そして宋太傅の罪を追求しようとすると、茶園の者がやってきてその植物は宋家とは関係ない、魏家のものだと言います。契約書も見つかりました。魏展鴻の父親・魏展鴻は植物を栽培していた罪で投獄されました。
晏雲之は裏があると考え厳三郎と捜査を続けました。その一方で晏雲之は桑祈を川辺に呼び出して想いを伝えようとするのですが。
感想
おばかな場面から一転。宋太傅の罪を暴くつもりが、魏展鴻が首謀者にされてしまいました。魏展鴻も真相を話そうとしません。宋太傅との間でなにか密約があるようですね。でも宋太傅が約束を守るはずがありませんけれど。
第15話 いたずらの功罪
晏雲之と桑祈は花火を見てデートを満喫。ひとときの楽しい時間を過ごします。
魏展鴻は国子監を退学処分。捕吏に格下げになりました。宋洛天は魏展鴻を助けると言いますが、魏展鴻は宋家と二度と関わりたくないと、宋家の援助を冷たく断りました。
夜。宋太傅は卓文遠と会っていました。卓文遠からの知らせで宋太傅は捜査を逃れ助かりました。宋太傅は卓文遠が官吏として宮廷に入った時には援助すると約束します。卓文遠は魏展鴻を始末すべきと言うと、宋太傅は考えてあると答えるのでした。
朝廷は茶畑の件で宋太傅への疑いをなくそうと国子監に招いて特別授業を行うことにしました。でも桑祈たちは宋太傅が隠蔽しようとしているとしか思っていません。そこで桑祈は嫌がらせを思いつきます。卓文遠はやめるように言いますが。講演の当日、桑祈と閻琰は嫌がらせを実行。宋太傅は怒り出しました。晏雲之が責任を取ることになり。報告を受けた皇帝は晏雲之を司業を解任しました。
宋太傅への嫌がらせは晏雲之と桑祈の作戦で。晏雲之は国子監を離れて捜査に専念することになりました。
国子監の司業を解任されて荒れたふりをして周囲を欺いた後。晏雲之と白時は魏展鴻の誤送されるルートを探ります。
感想
捕吏(ほり)とは役人の下で働き犯人逮捕などの肉体労働をする人です。ほぼ無給か低所得に近い待遇で、街の庶民からもゴロツキ扱いされて嫌われれる存在。名門の魏展鴻にとっては身分剥奪も同じで屈辱でしかありません。
晏雲之は国子監を離れて宋太傅の件を調べることになりましたが。まずは魏展鴻を助けることが先決ですね。でも白時は蘇解語に清玄君への伝言を頼んでいましたが大丈夫でしょうか。
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