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公孫麗のネタバレ。モデルは誰?

麗姫 2 ドラマ人物

ドラマ「麗姫と始皇帝」のヒロインは公孫麗(こうそん・れい)。

古代中国を統一した始皇帝の生きた時代を描いたドラマです。

おおまかなストーリーは荊軻が秦王・嬴政(始皇帝)を暗殺しようとした。という歴史上の事件をモチーフにしています。

歴史上の人物も数多く登場します。

それなら公孫麗も実在したんじゃないか?と思いますよね。

でも始皇帝に妃や側室が何人かいたのは分かっているのですが、詳しいことまでは分かっていないのです。

でも公孫麗はこのドラマのために作った人物ではありません。

そこでドラマに登場する公孫麗とはどんな人物だったかか。

ドラマのもとになったお話について紹介します。

 

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公孫麗とはどんな人?

まずはドラマの設定と内容を紹介します。

名前:公孫麗(こうそん・れい)
別名:麗姫、麗児、麗良人、麗夫人、公孫氏 
祖父:公孫羽
配偶者:荊軻、嬴政
子供:荊天明

公孫麗は衛国の大将軍・公孫羽(こうそん・う)の孫娘 兼 弟子。

公孫羽には韓申(かん・しん)と荊軻(けい・か)という弟子がいます。

公孫麗にとっては大師兄・韓申、二師兄・荊軻は兄弟子です。公孫麗と二人の兄弟子は公孫羽から武術を教わりました。

やがて二師兄・荊軻は親しくなりました。兄弟子の韓申はそんな二人を見守っています。

秦国が濮陽に攻めてきました。濮陽を守る公孫羽は秦軍と戦って戦死。荊軻と麗姫は落ち延びます。韓申も脱出に成功しました。

以後、荊軻と麗姫は修行しながら旅をしていました。

秦国王の嬴政(えい・せい)は幼い頃、公孫麗と出会いずっと探していました。秦王になった嬴政は全国に命令して公孫麗を探させました。

成人した嬴政は公孫麗と荊軻を見つけます。そして荊軻を襲撃させました。荊軻は負傷。しかも武器には毒が塗られていました。

公孫麗は解毒薬と引き換えに秦国の宮廷に入ることになりました。

やがて公孫麗は妊娠していることがわかり男の子を出産しました。子供は「天明」と名付けられました。

嬴政は天明が荊軻の子だと知ってます。嬴政は天明を生かしたいのなら、天明は嬴政と公孫麗の子だと発表しなければいけない。と公孫麗に言います。

公孫麗は天明のため、秦の宮殿で暮らすことになりました。でも公孫麗は嬴政を恨んでます。

秦では公孫麗は嬴政の寵愛を受けましたが。宮廷の人々からは滅びた衛国の姫として扱われ、妬みや嫉妬をうけます。中には公孫麗を殺害しようとするものまで現われます。

最初は嬴政を恨んでいた公孫麗でしたが、嬴政の真っ直ぐな心に触れる間に公孫麗は嬴政に惹かれていきます。

公孫麗は嬴政に助言したり嬴政を救うこともありました。秦の人々も公孫麗を認めるようになります。

やがて燕国の使者として荊軻が秦にやってきました。

このとき公孫麗は毒をもられて後宮から出られませんでした。

荊軻は嬴政を暗殺するつもりです。嬴政は暗殺計画を見破り、暗殺を諦めれば荊軻の命を助けるといいます。でも荊軻は公孫麗への愛を表現するために絵を描きました。それを見た嬴政は激怒。

嬴政は荊軻と戦います。ところが荊軻は吐血。荊軻の躰は毒に侵されていたのです。それでも荊軻は戦いますが嬴政に斬られて死亡。

なんとか後宮を脱出した公孫麗は死にゆく荊軻を見とります。荊軻の意志を継ぎ嬴政を倒そうとする公孫麗。

公孫麗と嬴政は剣を交えます。ところが最後、公孫麗は嬴政の剣を受けました。

公孫麗は死の間際、嬴政に「愛する人を失う痛みを理解するにはこの方法しかなかった。嬴政は良い王になって世の中を統一して欲しい」と告げて息をひきとります。

強い王になった嬴政は中国を統一して始皇帝と名乗ります。

 

公孫麗 を演じるのは ディルラバ・ディルムラットさん

ヒロインの公孫麗 を演じるのは ディルラバ・ディルムラット(由迪麗熱巴)さん。中国の女優。ディリラバ ともいいます。

ディルラバ(ディリラバ)・ディルムラットという聞き慣れない名前なのも当然。新疆ウルグチ出身のウイグル人です。

どことなく中国人っぽくないエキゾチックな感じがするのはそのため。

様々なブランドのCMにも出演しています。「永遠の桃花 〜三生三世〜」では白鳳九を演じました。

少女時代は 黄楊鈿甜 さんが演じています。
「如懿伝」で少女時代の如懿(青桜)を演じました。

 

原作は「秦時明月」シリーズ

麗姫は架空の人物です。

でもドラマオリジナルではありません。

台湾の作家・温世仁が書いた小説「秦時明月」シリーズの登場人物です。

「秦時明月」は8巻まである長編小説。作者の温世仁氏は2巻の大部分を書いたところで死亡してしまったのですが、別のスタジオが版権を買い取って完成させたようです。

「秦時明月」シリーズは少年漫画によくある冒険活劇。主人公は「荊天明」。天明の両親が荊軻と麗姫です。

少年・荊天明は天下一の剣士になることを目指し、始皇帝や項羽といった歴史上の人物と戦います。

「秦時明月」の第一巻「荊軻外傳」ではは父・荊軻と母・麗姫のお話からスタート。

麗姫は衛の大将軍・公孫羽の孫。荊軻と麗姫が恋人同士。秦が衛に攻め込み衛は敗北。麗姫の美しさに惹かれた始皇帝が麗姫を妾にする。荊軻は始皇帝を暗殺しようとするが失敗。麗姫と荊軻の間には息子が生まれて名は「天明」という内容はほぼ同じ。

「荊軻外傳」では麗姫が産んだ 天明 を 韓申 が救出。嬴政は4人の刺客を送って天明を殺害しようとします。韓申は刺客と戦って死亡。そこに剣士の蓋聶(こう・じょう)が助けに来て天明は救出される。という内容。

中国でアニメやドラマ化されて人気になりました。

ドラマ「秦時明月」は天明が主役のドラマなので麗姫はほとんど出てきません。

「秦時明月・荊軻外傳」をもとにアレンジしたのがドラマ「秦時麗人明月心。日本語版タイトルは「麗姫と始皇帝」。

天明の冒険部分は削除して麗姫と荊軻、嬴政の話が中心。

少年向け冒険活劇小説が実写ドラマのラブストーリーになりました。この変わりようは日本では考えられませんね。

 

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