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長歌行 ドラマ第1・2・3・4・5話あらすじとネタバレ感想

長歌行 0 あらすじ

中国ドラマ「長歌行」の1・2・3・4・5話あらすじとネタバレ感想記事です。

 

唐の初期。唐高祖 李淵の時代。

李長哥(演:ディリラバ)は唐の皇太子・李建成の娘。
あるとき李長哥は草原で力をもつ遊牧民族・阿詩勒(演:アシラ)部との蹴鞠の試合に参加。

勝利に貢献しました。

一方、唐の朝廷では皇太子・李建成と李世民の後継者争いが起こり、李世民が李建成を殺害してしまいます。

李長哥は両親を殺され男装して長安を脱出。幽州に助けを求めに行くのでした。

 

 

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番組情報

原題:長歌行
20201年、中国
全49話

原作漫画:長歌行
作者:夏達

 

時代背景

古代中国の唐王朝が舞台。
初代皇帝 高祖 李淵の治世。建国して間もない武徳9年(626年)から物語がスタート。
唐の周辺には強大な遊牧民国家・阿詩勒(アシラ)部(史実では突厥・阿史那氏)が存在。唐を脅かしていました。

国内では皇太子には長男・李建成が決まっていましたが。次男の秦王・李世民も後継者の座を狙っていました。

 

玄武門の変

ドラマの第2話で起こる事件。

史実では 武徳9年(626年7月2日)。秦王・李世民が玄武門の付近で皇太子・李建成、李元吉を殺害した事件。李世民は高祖 李淵に自分を皇太子に認めさせ。李淵を引退に追い込んで李世民が即位しました。

クーデターで手に入れた皇帝の座でしたが。李世民の時代に唐は発展。大帝国になりました。李世民の治世は「貞観の治」と呼ばれます。

 

阿詩勒(アシラ)部

ドラマ世界では草原で強大な勢力を誇る部族。
原作では「阿史那」でしたが。ドラマ化ではなぜか名前が変わりました。

モデルは突厥(テュルク)の阿史那(アシナ)氏。アシナ氏は突厥帝国の王族。
かつて突厥は唐を脅かす巨大な国でした。しかし内部の争いで東西に分裂弱体化。

唐の建国者、高祖・李淵(り・えん)が挙兵したときには突厥の助けを借りて戦いました。唐は突厥には借りがあったのですが、太宗・李世民のときに突厥を戦いで破って服従させ。立場は逆転します。

 

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主要人物

李長歌(り・ちょうか)/永寧郡主
 演:ディリラバ

阿詩勒隼(アシラ・シュン)
 演:呉磊(ウー・レイ)

皓都(こう・と)
 演:劉宇寧(リユ・ユーニン)

李楽嫣(り・らくえん)
 演:趙露思(チャオ・ルースー)

魏叔玉(ぎ・しゅくぎょく)
 演:方逸倫(ファン・イールン)

 

第1話 東宮の郎君

唐の武徳9年(626年)。都の長安に草原の阿詩勒(あしら)部から阿詩勒隼(アシラ・シュン)が訪れていました。阿詩勒隼は偶然、仮面をかぶって出歩いている李長歌と出会います。李長歌は皇太子・李建成の娘でした。東宮に戻った李長歌は母の瑾夫人から出歩かないように説教されました。

でも長歌は阿詩勒部との蹴鞠試合があると聞き、従妹の李楽嫣とともに会場に向かいました。彼女たちのお目当ては魏叔玉(ぎ・しゅくぎょく)でした。ところが途中で殺人現場を見てしまし、叔玉にわたすはずのお守りを落としてしまいました。

試合が始まりました。試合が進む中、長歌は叔玉が怪我をしているのを発見。この試合で唐が負けるわけにはいかないと考えた長歌は試合に途中参加。すると長歌の前に阿詩勒隼も登場。二人は競いました。試合で長歌は機敏な動きをみせて見事に得点。唐のチームが勝ちました。しかし途中で仮面を落としてしまい、長歌は隼に顔を見られてしまうのでした。

 

 

第2話 亡き母への誓い

 

李長歌は試合で活躍して東宮に戻りました。父の皇太子・李建成は阿詩勒部の宝刀を李世民に贈ったことに不快感を露わにします。母の瑾夫人は長歌が東宮を抜け出したことに激怒。そしてこれから何が起ころうとも恨みを持つことはないようにと忠告。十日間の読書と反省のために雍明堂に送り出し逃げることは許さないと告げました。長歌は今までこれほど激しく母に怒られた事はなく、反発した長歌は母と喧嘩別れしてしまいます。

途中、長歌は馬車の行き先が雍明堂とは違うことに気づきました。それに母の様子がおかしいと思った長歌は馬車を抜け出して東宮へ引き返しました。東宮は血の海になり兵たちがうろついていました。兵たちが去った後、長歌は母を探しますが。すでに母は息絶えてました。

そのころ、皇太子・李建成と斉王・元吉は秦王・李世民によって殺されていました。

なんとか東宮から逃げ出した長歌は阿竇と会い東宮の妃の亡骸が栄恩寺に安置されていると聞きます。長歌は毒入りの饅頭を持参、兵を眠らせたすきに母の亡骸と対面します。そして親の仇、李世民への復讐を誓うのでした。

 

感想

瑾夫人は李世民が皇太子の座を狙い、自分たちの命が危ないと分かっていたのですね。だから長歌を遠くに逃そうとしたのですね。長歌の母は恨みを持つなと言いましたが、今の長歌にはそんなことはできませんよね。

2話で起きた事件は「玄武門の変」。史実では李世民によって李建成と李元吉、その息子たちは殺害されました。彼らの妻と娘は命を奪われることなく李世民の後宮に入れられたり臣下と結婚させられたりしています。

 

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第3話 不倶戴天の敵

 

玄武門の変の後。秦王 李世民は皇太子になりました。李楽嫣は房玄齢に李長歌の状況を探るよう頼みましたが長歌の行方は分かりません。

出城の準備をしていた隼は長歌を救おうとしたため出城のチャンスを逃してしまいました。杜如晦は魏徵の家にやってきて魏叔玉に太子・李世民に従うよう説得しました。魏叔玉は同意。李世民から特別に魚符を渡されました。以後は太子府の一員となり、いつでも太子府に出入りできるようになりました。

李長歌は魏府の外で隠れていたので、その場面を見てしまいます。叔玉を裏切り者と罵って魚符を奪いました。

その魚符で長歌は弘義宮へ潜入。書斎を眺めながら、子供のころに叔父の李世民に良くしてもらったことを思い出します。そこに李世民がやって来ました。長歌は短剣を手に李世民を襲いますが、そこに杜如晦がやってきて長歌は捕まってしまいます。

李世民は長歌を助けました。彼女は叔父がなぜ自分を助けたのか不思議に思いますが。李世民を倒して母たちの仇を討つという決心は変わりませんでした。

 

感想と解説

ドラマでは李世民をいい人に描いていますね。本当は野心のためにやったと思いますけれど。でも実際の李世民も李建成たちは殺しましたが、むやみに妻子は殺していません。

だからといって、長歌の恨みが消えるわけではありませんけれど。命は助かったもののこれからどうするのでしょうか。

魚符:
兵を動かすための許可証。2枚一組。片方を司令官、片方を現地の部隊が持ちます。両方揃って初めて部隊を動かせます。普通は「虎符」を使いますが。唐王朝では「魚符」または「亀符」を使います。唐王室の祖先に「李虎」(北魏時代の将軍、独孤信と同世代の人)という人がいたので、その「虎」の字を避けるためです。

 

 

第4話 長安脱出

 

李長歌は皇太子璽を盗み東宮から脱出。 長安を出る方法を探りますが兵士に追われます。すると幸運にも阿竇に助けられました。阿竇も長歌についてくると言います。長歌は危険には巻き込めないと言いますが、もともと苦しい暮らしをしている阿竇の覚悟は変わりません。

そのころ李世民は長歌を生きたまま連れ戻すように命じました。杜如晦は李世民が寛大すぎるので逆に身に危険が及ぶのではと心配しています。杜如晦は長歌を彼女を討つべきだと主張。この問題を皓都に任せました。皓都は魏叔玉にも長歌の捕縛に協力するように言うのでした。

阿詩勒隼は李長歌が東宮を脱走したと聞いてますます彼女に興味を持ちます。逃走する長歌は阿詩勒隼と遭遇。隼から馬を奪って逃げました。

阿竇は長歌を商隊に連れていきます。それは阿詩勒隼たちの商隊でした。隼は長歌にある取引を持ちかけました。そして長歌は検問を逃れ無事、長安を脱出。その後、阿詩勒隼たちと分かれます。

しかしそこに皓都が率いる部隊が追いかけてきます。

 

感想

李世民は長歌を殺したくないようですが、長歌にしてみれば親の仇ですからね。李世民の都合が通用するはずがありません。魏叔玉はむりやり巻き込まれた感じですが。長歌からは裏切り者みたいに思われていますし難しい立場ですね。

 

第5話 北の要地

幽州に向かっていた阿詩勒隼(アシラ・シュン)は矢を受けて倒れている李長歌を見つけました。長歌の胸に刺さった矢を抜くのを手伝おうとした隼は長歌が女だと知ります。

皓都は兵を率いて長歌を探していました。そして魏一族を守りたければ従うように魏叔玉に警告します。

意識を取り戻した長歌は隼を誤解して平手打ち。隼は長歌本人に傷の手当を任せました。自分の治療を済ませた長歌は隼と酒を飲みながら、お互いの秘密を打ち明けました。長歌は本当の名を言わず「十四郎」と名のり、隼も「阿準」と名乗りました。翌日、長歌の姿はありませんでした。

長歌と阿竇は幽州に向かいました。長歌の父・李建成と親しかった幽州都督の李瑗(り・えん)に助けを求めるためです。

李世民のもとに宮殿から使いが来て、李楽嫣は「公主」に封じられ和親のために阿詩勒部に嫁がされることが決まりました。李世民は李楽嫣が奇病だと偽って、養生のために洛陽に行かせることにしました。洛陽に向けて出発。魏叔玉は護衛とともに洛陽に向かいました。

護衛の魏叔玉は長安に戻ることになっていましたが、急ぎの用で北方の幽州に行くように命じられます。

感想

李楽嫣は阿詩勒部との和平のために和親公主に決まってしまいましたね。もちろん李楽嫣は行きたくないですし、李世民も娘を外国に行かせたくありません。奇病だと偽って洛陽に向かわせましたが、何か起こりそうですね。李長歌たちは父の知人を頼って幽州に向かいましたが、皓都に気づかれたようです。

 

 

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