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長歌行 第36・37・38・39・40話あらすじ・ネタバレ感想

長歌行 0 あらすじ

中国ドラマ「長歌行」の36・37・38・39・40話あらすじとネタバレ感想記事です。

 

鷹師では疫病が流行、治療のためには紫草が必要です。しかし異必要な紫草を手に入れることはできませんでした。

李楽嫣は長安に戻りました。太宗 李世民は久しぶりに楽嫣と食事をともにして、娘の成長を嬉しく思うのでした。

延利可汗はこのところ頭痛がしていました。奕承公主は気遣うふりをして用意した薬を飲ませます。

紫草の提供を断られたため、李長歌は漠北に行って紫草を見つけることにしました。弥弥古麗も同行します。

ところが長歌が漠北に到着してみると紫草の売買が禁止されていたのでした。

 

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番組情報

原題:長歌行
20201年、中国
全49話

原作漫画:長歌行
作者:夏達

 

時代背景

古代中国の唐王朝が舞台。
初代皇帝 高祖 李淵の治世。建国して間もない武徳9年(626年)から物語がスタート。
唐の周辺には強大な遊牧民国家・阿詩勒(アシラ)部(史実では突厥・阿史那氏)が存在。唐を脅かしていました。

国内では皇太子には長男・李建成が決まっていましたが。次男の秦王・李世民がクーデター(玄武門の変)を起こして李建成を殺害。父の高祖・李淵を退位させ、李世民が皇帝太宗になりました。太宗・李世民は唐を守るため阿詩勒部に立ち向かうことになるのですが。

 

阿詩勒(アシラ)部

ドラマ世界では草原で強大な勢力を誇る部族。
原作では「阿史那」でしたが。ドラマ化ではなぜか名前が変わりました。

モデルは突厥(テュルク)の阿史那(アシナ)氏。アシナ氏は突厥帝国の王族。
かつて突厥は唐を脅かす巨大な国でした。しかし内部の争いで東西に分裂弱体化。

唐の建国者、高祖・李淵(り・えん)が挙兵したときには突厥の助けを借りて戦いました。唐は突厥には借りがあったのですが、太宗・李世民のときに突厥を戦いで破って服従させ。立場は逆転します。

 

主要人物

李長歌(り・ちょうか)/永寧郡主
 演:ディリラバ

阿詩勒隼(アシラ・シュン)
 演:呉磊(ウー・レイ)

皓都(こう・と)
 演:劉宇寧(リユ・ユーニン)

李楽嫣(り・らくえん)
 演:趙露思(チャオ・ルースー)

魏叔玉(ぎ・しゅくぎょく)
 演:方逸倫(ファン・イールン)

 

第36話 砂漠の王たち

 

李長歌たちは紫草を手に入れるため漠北にやってきました。すると珍珠という少女に出会います、彼女の立ち振舞いから身分の高そうな人だと分かります。珍珠は家出して漠北に来ていたのですが彼女を連れ戻そうとする者たちから逃げているのでした。李長歌は珍珠を逃がそうとしますが、珍珠は李長歌と行動をともにします。

李長歌は珍珠から乞草節の祭りのことを聞き、それを利用すれば紫草が手に入ると考えました。そこで儀式の最中に疫病神に扮して踊りを披露して紫草を手に入れましたが。漠北王に呼び出されてしまいます。漠北王は紫草を大量に持っている李長歌を不審に思って投獄しました。

長歌は漠北と漠南が阿詩勒に支配されているのでなんとかしたいと思っているのを知ります。そこで漠北王と取引したいと考えるのですが獄中ではどうにもなりません。

やがて漠北の宮殿に漠南王がやってきました。そして長歌と一緒に投獄されていた珍珠が漠南王の娘・図伽郡主だったことが分かります。釈放された図伽郡主は漠北王に会い、長歌にあって欲しいと懇願。漠北王は長歌に会いました。ところがそこに牙帳の使者がやってきて漠北から1万の援軍を出すように要求していました。

 

感想

漠南王とは薛延陀(せつえんだ)の夷男(いなん)。漠北王は回紇(ウイグル)の薬羅葛菩颯(ヤグラカル・ボサツ)。どちらも実在する部族の族長です。突厥の支配下にいましたが、やがて突厥(ドラマでは阿詩勒)に反抗して唐に協力します。

夷男に娘がいたとは記録されていません。夷男の称号は「真珠可汗」。そこからドラマでは娘の名前が「珍珠(真珠の意味)」と命名されているようです。

 

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第37話 全権掌握

 

李長歌は漠北王と漠南王に古い恨みを捨てて対立をやめ、協力して阿詩勒に対抗するよう説得しました。阿詩勒部の鷹師と協力すれば対抗できると説明しました。

一方、可敦(奕承公主)は報告を受けて漠南と漠南が手を結ぶことを知って驚きますが、心配をしていません。熊師を呼び戻すとともにある指示を出します。

秦老と弥弥古麗たちは紫草を持って鷹師の幕営に戻ろうとしていました。途中、弥弥古麗は可敦の使者から紫草を処分するように命令を受けます。弥弥古麗は弟の歩真が人質に取られているのでした。でも穆金を助けたい弥弥古麗は悩んだ末に紫草を持ち帰ることを決意。彼女たちは刺客の襲撃を受けますがなんとか逃げ切りました。穆金は命が尽きそうになっていましたが、弥弥古麗の持ち帰った紫草のおかげで助かりました。

弥弥古麗が役にたたないと知った可敦は延利可汗の病状を悪化させ、口のきけない可汗に代わって牙帳を支配。熊師に漠北平定の命令を出します。そして土喀設を呼び出して嘘を吹き込み鷹師との対立を煽るのでした。

 

感想

弥弥古麗は可敦の命令を受けていたようですが、穆金の命を選択しました。これからも長歌のみかたでいてくれそうですね。しかし可敦の新たな一手が、延利可汗に代わって権力を手にしてしまいました。

延利可汗のモデルになった頡利可汗も唐との戦いの最中に病気で死亡してしまいますが。毒殺されたのではないかとの説もあります。実際には頡利可汗は可敦の義成公主(奕承公主のモデル)にそそのかされて動いていたのでようですから。可敦が可汗を毒殺する必要はないのですが、噂好きの漢人の間ではそのような流言もありました。

 

第38話 第三の道

 

阿詩勒隼は李長歌は漠北に遠征。李長歌と密かに会いました。阿詩勒隼は正直に阿詩勒部と大可汗を裏切ることはできないと語ります。すると李長歌はそれ以外にももう一つの選択肢があることを明かしました。

隼と穆金は土喀設の招待を受け、熊師に向かおうとしていました。すると弥弥古麗やってきて、熊師が隼の命を狙っていると知らせました。調べてみると確かに射手が潜んでいることが分かります。

弥弥古麗は穆金に自分が牙帳の内偵だったと明かし弟の歩真が人質に取られていることを話します。穆金は歩真を助け出すと約束するのでした。

隼は土喀設に会いに行き今夜漠北に襲撃をかけると言います。鷹師が襲撃することは隼から弥弥古麗に伝えられ漠北にいる李長歌に伝わっていました。

土喀設も出陣しますが罠にはまり熊師は壊滅。土喀設も隼の手にかかって命を落としました。

その後、長歌と隼は再会を喜ぶのですが。そこに矢が飛んできて隼に命中します。

感想

長歌と隼の作戦はうまく成功。漁夫の利を狙う土喀設を破滅させました。しかし隼も倒れます。ここで死ぬことはないと思いますが、傷は深そうですね。

 

第39話 再び故郷へ

 

阿詩勒隼は刺客の放った矢に当たって倒れました。

牙帳には阿詩勒隼の死が伝えられました。涉爾は隼を疎ましく思っていましたが、あの隼が死ぬとは信じられませんでした。ライバルを失った涉爾は酒を飲み荒れていました。

阿詩勒隼は生きているものの容態はよくありません。長歌は意識のない隼を看病しながら自分の思いを打ち明けます。翌日、隼は目を覚ましました。そして長歌と共に生きていくと誓います。

隼が漠北王に会いに行くと漠北王は隼に鷹師を連れてくるように言います。しかし隼は丁重に断り、鷹師は誰の物にもならないと言います。

大唐の使者・魏叔玉が漠北に到着。漠北王と同盟について話し合いました。魏叔玉は猿時に偶然、李長歌に会いました。彼女がなぜ漠北に来ているのか不思議に思いながら挨拶を交わしました。長歌は友人の阿隼を紹介しました。魏叔玉は阿隼が阿詩勒隼だと気付きます。

長歌は漠北王と漠南王に自分が唐の東宮の者だと説明。唐の皇帝に家族を殺され、逃亡の末に阿詩勒隼に出会ったことを説明しました。漠北王はと同盟するか悩んでいました。

そこで長歌は自分が漠北の代表として唐に行き同盟を結ぶと提案。漠北王は同意します。長歌は漠北王の妹という身分にして図伽郡主たちと長安に向かいました。

一方、可敦は長歌が砂漠を代表して唐に行くことを知りました。そこで自分も唐に行こうと考えます。

感想

涉爾はただ可汗の地位が欲しかったのではなく、隼を超えたいと思っていたのですよね。それが超えられないままいなくなってしまったので悲しさも倍増でしょう。そして死を偽装して隼と鷹師はどこにも所属しない自由の身になりました。阿詩勒に対抗する部族は唐と同盟することになりましたが。当然、阿詩勒もだまってはいませんよね。可敦な何をたくらんでいるのでしょうか。

 

第40話 母の真実

 

李長歌は久しぶりに長安に戻ってきました。李長歌は阿詩勒隼とともに母の眠る寺へと向かいました。長歌は亡き母に隼を紹介したかったのです。長歌が中に入るときれいに掃除されていることに気付きました。祭壇の供え物まで新しいものばかりです。誰かが母を気にかけていることに驚きました。

するとそこに太宗 李世民がやってきました。李世民は驚きつつも長歌が生きていることを喜びました。でも長歌は李世民を必ず殺すと言い放ちます。

魏徴は李長歌に新しい戸籍を渡しました。これで長歌は唐で生きていくことができます。そしてある物語を聞かせました。長歌は母の過去と自分の出生の秘密を知ります。それを聞いた長歌は李世民は自分のことを思っていてくれたのだと知り、復讐は間違っていると気づくのでした。

李楽嫣は四方館を訪れ長歌と再会。二人は喜びました。そこに別の一団が到着。だれかと思ってみてみるとそれは阿詩勒部の可敦でした。彼女は可汗の代理として長安に来たのです。涉爾もいました。涉爾が長歌に招待を明かすように言うとそこに隼が現れました。隼が生きていることを知った涉爾は喜びます。

宴の席。可敦はかつて交わされた唐との和親の約束のことを口にして、唐の公主を嫁がせるように要求するのですが。

 

感想

長歌は親の仇・李世民と対面。親の仇と思っていた相手ですが、その復讐が間違っていると気づいてしまいます。なんか李世民を美化しすぎてませんかね。作り話だからそれでもいいのですけど。

 

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