中国時代劇「贅婿(ぜいせい)~ムコ殿は天才策士~」のあらすじとネタバレです。
宋朝をモデルにした架空の武王朝を舞台に商家の婿になった主人公の活躍と恋を描く時代劇。
タイトルの「贅婿(ぜいせい)」とは中国語で「入婿、婿養子」のこと。
仕事も一段落ついた二人は蜜月旅行(ハネムーン:新婚旅行)にでかけました。
ところが蘇檀児と寧毅がやってきた霖安の街は賊に襲撃されます。
寧毅は秦嗣源の司令を受けて軍需庫の奪回を目指すことにしました。寧毅は密偵司たちを集めて奪回のために危険な作戦内容を明かします。
劉西瓜は寧毅たちを街から逃がすつもりでいました。でも寧毅は今は霖安を去るつもりはありません。劉西瓜は今ごろになって霖安に残ろうとする寧毅の気持ちが理解できません。
翌朝。寧毅は任務を実行するため出ていきました。蘇檀児は寧毅が危険なことをしようとしているのは知っていましたが、知らないふりをして笑顔で見送るのでした。
寧毅は密偵司たちと合流。軍需庫を奪回しようとします。ところが軍需庫の中身は既に空でした。罠だったのです。鮑文翰たちに包囲されなんとか脱出した寧毅でしたが。鮑文翰が追いかけてきます。そこに耿直がやって来て寧毅を助けようとします。寧毅も銃で応戦。鮑文翰を仕留めることに成功しますが、耿直も鮑文翰に討たれてしまいます。
番組情報
原題: 「贅婿」
英語名:My Heroic Husband
2021年、中国
全36話
原作: 小説「贅婿」
原作者:憤怒的香蕉
主なキャスト
寧毅(ニンイー)/江浩辰(ジャン・ハオチェン)
演:郭麒麟(チャン・ルオユン)
蘇檀児(スー・タンアル)
演:宋軼(ソン・イー)
第31話 婿の縁組み
寧毅と仲間たちは、命を失った耿直を弔いました。耿直は新門芸館の女将・楊秀紅に恋していました。その想いを元に恋愛小説まで書いていたのです。寧毅は耿直の墓前で彼の書いた小説を読み涙を流すのでした。
そのころ、方天雷の妻・ 邵仙英は劉西瓜と寧毅の婚姻を提案。方天雷の妹・方瓊はスパイかもしれないと反対しますが。方天雷は寧毅の真意を確かめるため蘇檀児と離縁して劉西瓜と婚姻しろと命令します。もし寧毅が官軍のスパイなら8陣営の者たちが集まる婚儀の場を襲撃するはずだと考えました。
劉西瓜は乗り気ではありませんでしたが。寧毅は劉西瓜と結婚しないと命はないと脅され仕方なく引き受けることに。寧毅は蘇檀児にこれは演技だと説明して結婚式に望むことになりました。
また、劉西瓜の結婚が作戦だと知らされない陳凡は、式が終わるまで方天雷に投獄されてしまいます。
第32話 婚儀の夜
寧毅と方天雷は婚儀にあわせてそれぞれ作戦を用意します。
蘇檀児は寧毅を信じて離縁状を用意しました。寧毅は離縁状にサインするとそんな蘇檀児を強く抱きしめます。
やがて寧毅と劉西瓜の結婚式が始まりました。寧毅と蘇檀児だけでなく、二人の関係を知っている劉西瓜も複雑な気分でした。賊たちが集まって飲んで騒いでいます。でも彼らは表面上は酔っているようでしたが、実は酔ってはいません。方天雷の命令で襲撃に備えているのです。方天雷は宴会を楽しんでいるように見える寧毅をじっと監視していました。
一方、官軍を率いる董道甫は襲撃の準備を始めていました。贅婿四人組と蘇仲堪父子も寧毅の計画を実行に移していました。
そして夜が更けました。官軍の襲撃がなかったので方天雷は一安心。部下たちに解散を命じます。
第33話 戻った平和
夜の間。董道甫たち官軍はじっと待っていました。そして夜が開けて敵が油断したところをに襲撃を開始。
方天雷は襲撃はないと思い部下たちを解散させていました。方天雷は陳凡を解放して劉西瓜と逃げるように言います。火薬が雨で使えない方天雷はあっけなく捕らわれてしまいます。
しかし実際には火薬は使用可能でした。寧毅が細工していたのです。混乱のなか、楼舒婉も行動を開始、幽閉されていた女性たちを解放して逃げました。
寧毅は陳凡や劉西瓜とともに霖安を脱出。しかし寧毅がスパイだと知った劉西瓜は裏切られた怒りと悲しみで寧毅の頬を叩き号泣します。一時的にしろ仲間のようにふるまっていた寧毅でしたから、彼もまた後味の悪い思いをしていました。
武都には霖安奪還の報告が届き皇帝は一安心。一方、賀太師は部下から「方天雷は始末しておくべきでは」と言われますがすでに役目は終わったとばかりに相手にしませんでした。
こうして方天雷は逮捕され。寧毅たちは家に戻ることになります。
結局、方天雷って何だったの?と思うかもしれませんが。
方天雷のモデルになった人物を見れば彼らがどんな人達だったかわかるかも。北宋の末期には朝廷に不満を持つ人達や生活に困った人たちが大規模な反乱を起こして。彼らが賊軍になって官軍と戦っていました。
コメント