中国ドラマ「宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~」第25・26・27・28話 あらすじとネタバレ 紹介記事です。
掌書記の呉琛が死亡しました。蕭瑾瑜は呉琛の背後にはもっと大物がいると考えています。
蕭瑾瑜は黒幕を突き止めるため冷沛山に協力を依頼。冷沛山も軍が何者かに脅かされていると知り協力することにしました。
楚楚は呉琛の遺体を調べた結果、殴られた後井戸に放り込まれたことがわかりました。そして犯人を突き止めます。
蕭瑾璃と冷沛山は大掛かりな芝居をおこない。趙捷の反乱を誘いました。その間に蕭瑾瑜は趙捷の部屋を探すと暗号を書いた紙が出てきました。机の上の詩経に手がかりがあると分かった蕭瑾瑜は暗号を解読します。一方、激しい戦いの末に蕭瑾璃は趙捷を倒し反乱を鎮圧しました。
その後、冷月は冷沛山と和解。発作で苦しむ父の体を心配し一緒に長安に戻って医者に診てもらおうと言うのですが、冷沛山は聞き入れようとしません。
番組情報
原題:御賜小仵作
英語:The Imperial Coroner
2021年、中国
全29話(オリジナルは全36話)
時代背景
9世紀の唐。第20代皇帝 宣宗 (在位846~859年)の治世。
安史の乱(麗王別姫のころ)の影響で唐は衰え。宮廷では宦官が権力を握っていました。宦官以外にも朝廷の役人や節度使たちも権力を狙っています。
835年。18代皇帝・文宗が宦官を排除しようとしましたが失敗。宦官が指揮する神策軍によって多くのものが粛清されました。(甘露の変)
846年。20代皇帝・宣宗が即位。
宦官たちが力を握る苦しい状況で宣宗皇帝はかつての唐の力を取り戻そうと苦心している時代です。
主要人物
楚楚(そ そ) 仵作(検視人)・ヒロイン
演:蘇暁彤(スー・シャオトン)
蕭瑾瑜(しょう きんゆ) 安郡王。三法司執掌
演:王子奇(ワン・ズーチー)
景翊(けい よく) 大里寺役人。
演:楊廷東(ヤン・ティンドン)
冷月(れいげつ) 冷沛山の孫娘
演:趙尭珂(ジャオ・ヤオコー)
蕭瑾璃(しょう きんり) 蕭瑾瑜の兄、都虞候、将軍。
演:王彦鑫
薛汝成(せつ じょせい) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の師匠。翰林学士
演:郭秋成
秦欒(しん らん) 宦官の元締め。神策軍統領。
演:穆懷虎
蕭恒(しょう こう) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の父。
演:田牧宸
西平公主(せいへいこうしゅ) 蕭瑾瑜、蕭瑾璃の母。
演:史蘭芽
宣宗皇帝 唐の第20代皇帝。
演:郭軍
第25話 偽造銭のからくり
蕭瑾瑜たちは呉琛が使っていた部屋から2つの同じ帳簿を見つけました。偽造銭を使ったやり取りの仕組みが暴かれれました。今まで兵士に支払われていた銭は偽造銭だったことがわかりました。蕭瑾瑜はすぐに本物の銭と偽造銭を取り替える必要があると考えました。
兵たちに与えていた給与が偽造銭だとわかり冷将軍がショックを受けます。楚楚と冷月はそんな冷将軍に自分たちの財産を渡そうとしました。しかし冷将軍は彼女たちの気持ちを理解しながらも子どもたちからお金を受け取るわけにはいかないと断りました。
翌日。蕭瑾瑜は偽造銭の問題解決方法を提案。金銭問題に目処が付き冷将軍は蕭瑾瑜に感謝しました。さらに蕭瑾瑜は黔州の徴兵にも問題があるというのでした。過去数年、黔州軍は山賊に襲われ敗北、降伏していました。それも李璋が反乱軍を育てるために仕組んだことだというのです。
第26話 相反する善と悪
楚楚と蕭瑾瑜が都に戻ってきたところ、薛府が火事になっていることがわかり、薛汝成は焼死していました。蕭瑾瑜は非常に悲しみます。
蕭瑾瑜と景翊は薛府を調べ柱に問題があることに気づきました。楚楚は薛汝成の遺体を調べ、死者が薛汝成ではなく20歳前後の若い男性であり絞殺された後に火に放り込まれたことを蕭瑾瑜に伝えました。
蕭瑾瑜はさらに調査を進めた結果。反乱を計画したのも、昌王が生きていると偽ったのも、偽造銭を作り市中にばらまいたのも薛汝成の指示だったことがわかりました。師匠の正体を知った蕭瑾瑜は愕然とします。
蕭瑾瑜は三法司に戻って引きこもりました。楚楚が食べ物を持って入ってきてもすぐには話そうとしません。でも蕭瑾瑜は悩みをうちあけると楚楚の励ましをうけ、心のつかえがとれて再び立ち上がることを決意するのでした。
第27話 正義が生み出した真実
張太医が自殺。西平公主は宣宗黄帝に呼ばれ追求されました。そこに蕭瑾瑜がやってきて韓績が提出した診察記録は偽りだと証言。そして蕭瑾瑜と楚楚は張太医が殺された時の様子を推理して話してみせました。蕭瑾瑜たちの推理が正しいなら孫明徳の服には犯行の時に付いた証拠があるといいます。
追い込まれた孫明徳は秦欒に助けを求めますが逆に孫明徳を殺害。孫明徳に罪を被せようとしました。
しかし蕭瑾瑜はさらに秦欒を追求。蕭恒の遺書と過去の悪事を暴く証拠を提供しました。さらに楚楚を呼び出す許可をもらうと楚楚も証拠を提出。
秦欒はなんとか言い逃れしようとしましたが、蕭瑾瑜たちが出した証拠の前には説得力はなく。宣宗皇帝は秦欒と韓績の罪を認め投獄を命じるのでした。
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