中国ドラマ「鶴唳華亭(かくれいかてい)」第39~42話のあらすじとネタバレ感想の紹介記事です。
皇太子・蕭定権は殺されそうになった陸文昔を助けてると趙貴妃の取り調べを行うように皇帝に奏上。
皇帝は蕭定権に対して、陸文昔を処分するよう命令を出しますが、蕭定権は監国太子の立場を持ち出して皇帝の決定に逆らいます。
その後。蕭定権たち皇子は宗正寺に集められると孫氏で尋問を聞かされます。すると孫氏は顧内人の命令で太子妃を殺害したと証言するのでした。
皇帝は改めて顧内人(陸文昔)の処刑を命令。蕭定権が反論しても聞き入れようとしません。そして蕭定権の手で処刑するように命令するのでした。
皇帝は趙貴人をかばうだけでなく、無実の陸文昔を蕭定権に処刑させようという非情な命令を出してしまいます。蕭定権が陸文昔を殺せるはずがありませんが、蕭定権はいったいどうするのでしょうか?
注:
この記事はオリジナルの中国版(CS・DVDも同じ)をもとに構成。BS放送版は再編集され話数が60話から57話になっています。ずれている部分があるのでご了承ください。
番組情報
原題:鶴唳華亭
英語:Royal Nirvana
2019年、中国
全60話
BS放送版は57話に再編集されています。
原作小説:鶴唳華亭
原作者:雪滿梁園
時代背景
架空人物のドラマ。
舞台になる国は南斉(なんせい)。皇帝一族が蕭氏なので5世紀の南北朝時代に存在した国のように思えます。
主要人物
蕭定権(しょう ていけん)/皇太子
演:羅晋(ルオ・ジン)
陸文昔(りく ぶんせき)
演:李一桐(リー・イートン)
蕭睿鑑(しょう えいかん)/皇帝
演:黄志忠(ホァン・チーチョン)
蕭定棠(しょう ていとう)/斉王
演:金瀚(ジン・ハン)
顧逢恩(こ ほうおん)/ 嘉義伯
演:劉徳凱
見出しのサブタイトルはCS放送時のもの
第39話 態度と立場
BS版 第37話 父が与えた最大の罰
皇帝は皇太子 蕭定権の手で陸文昔を処刑するように命令。しかし蕭定権は陸文昔を処刑することが出来ず命を助けてほしいと懇願します。怒った皇帝は蕭定権に体罰を与え、蕭定権は背中を血だらけにして倒れました。
文官たちは趙氏の件について抗議しようと集まっていましたが。皇帝は相手にしません。
傷だらけの蕭定権が運ばれるのを見て驚きます。陸文昔はそんな蕭定権に付き添って看病するのでした。
感想:
蕭定権に剣を渡して直接斬るよう命ずるのは酷いですよね。皇帝も陸文昔が無実だとわかっているはずなのに。もう何がなんでも罪を被せて処刑するつもりのようですね。
長州で戦っている顧逢恩は敵の攻撃を阻止するため敵軍の食糧を焼こうと自ら兵を率いました。しかし食糧を焼くことには成功したものの。彼自身も敵軍に包囲されてしまいます。
皇帝は趙貴妃を皇后にすることに決定。皇帝の命令で陸文昔は捕らえられ。蕭定権は信じられないという思いでしたが、彼にもどうすることは出来ません。
感想:
ついに趙貴妃が皇后になってしまいましたね。皇帝はそこまでして趙貴妃を皇后にしたいんですね。でもそうなると皇太子の立場はどうなるんでしょうか?
第40話 天命
BS版 第38話 揺るぎない想い
顧逢恩は部隊を連れて山間の休息地で休んでいました。すると遠くから一隊の軍勢が近づいてくるのが見えました。顧逢恩は身を隠して観察すると、敵の目標は長州ではなく北大営を襲撃しようとしていることに気付きました。顧逢恩は報告するためすぐに戻るのですが、途中で敵軍に囲まれてしまいます。
感想:
どうやら敵軍は長州を迂回して北大営を直接攻撃するつもりのようですね。
皇太子 蕭定権は傷の治療を受けましたが。苛立ちが収まりません。そして蕭定権は自分と陸文昔の手を結びます。そこに皇帝の命令を伝えるため李重夔がやって来ました。李重夔は二人の手を結ぶ帯を剣で切ろうとしますが。そのとき蕭定権はあることを宣言。自分がいるかぎり陸文昔には手出しをさせないと言うのでした。
感想:
蕭定権は体の傷もだけど、心はもっとボロボロですね。手を帯で結んで子供じみた抵抗をしますが。彼にはもうそれくらいしか出来ることはないのでしょう。よけいに痛々しいです。
第41話 皇太子の決断
BS版 第39話 迫られた決断
楊盛は命令を無視して勝手に動いた顧逢恩を問い詰め、斬首にして見せしめにすると言います。顧逢恩の部下が次々と処刑されていきます。楊盛が次は自分かと思っていると、楊盛は顧逢恩の命は助けました。顧逢恩が困惑していると、楊盛は顧思林の意志だと言うのでした。
感想:
なんと顧思林は顧逢恩を都に戻して太子の補佐にするつもりのようです。趙貴妃が皇后になったので都の蕭定権は孤立無援、それを助けたいという思いのようです。
皇帝は顧思林を都に呼び戻して「もてなす」ため、宴に出席させようとしていました。許昌平にその準備をさせます。許昌平が蕭定権の所に行くと、蕭定権と陸文昔が一緒にいるのを見ました。そして太子は情人のために皇帝に逆らっているという噂が都で広まっていると伝えます。そして顧思林の帰還についてあることを蕭定権に伝えるのでした。そして蕭定権のとった決断とは・・・
感想:
どうやら世間では顧内人(陸文昔)は太子の情人という事になっているようです。まあ蕭定権自信が認めましたしね。それにしても顧思林が勝手に戻った事になってるとは。そして叔父を罰したくないなら陸文昔を引き渡せとはどこまでも汚い。それが皇帝のすることですかね。
第42話 亡き皇太子妃の言葉
BS版 第40話 亡き皇太子妃の遺言
皇太子 蕭定権は叔父・顧思林の凱旋を言わる宴に出席。顧思林は蕭定権の真っ赤な手のひらを見て、心配そうに尋ねました。皇帝は冷たく皮肉を言います。蕭定権は叔父を心配させないように。不出来な自分のせいだというのでした。そのころ。陸文昔は侍衛に連れられて行かれるところでした。
宴で酔った蕭定権は皆が帰った跡、皇帝に向かって陸文昔を下賜してほしいと懇願します。皇帝はあざ笑い、新皇后が認めれば渡すと言います。蕭定権は皇帝と新皇后に跪き懇願します。
そのころ陸文昔は処刑されそうになっていましたが。蕭定楷が駆けつけて助かりました。蕭定権も到着。陸文昔を連れ帰ると、亡き皇太子妃との約束なのだと言います。
感想:
皇帝もますます意地汚くなっていますね。恥もプライドも捨ててひたすら懇願する蕭定権の姿がいたたまれません。陸文昔を助けたのは皇太子妃との約束と言ってますが、本人もわからない感情で動いているのかもしれませんね。
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