中国ドラマ「黒豊と白夕(こくほう と はくせき)~天下を守る恋人たち~」の第5・6・7・8話 感想とあらすじネタバレ紹介記事です。
大東国が世界を支配する架空のファンタジー世界。
大東国の皇帝は玄極令の権威で6つの国を支配していました。
江湖には隠泉水榭(いんせんすいしゃ)の榭主・黒豊息(こくほうしょく)と天霜門(てんそうもん)白風夕(はくほうせき)がいます。二人は無敵の武術家でライバル。
あるとき大東国がもつ権威の象徴「玄極令」が行方不明になりました。それをきっかけに各国が争う乱世になります。
玄極令を手に入れた燕瀛洲は命を狙われ、白風夕が助けようとするものの謎の集団によって命を落とします。
黒豊息は謎の集団・断魂門の調査を開始するのですが。
黒豊息と白風夕は最初から顔見知り。黒豊息は白風夕が気になりますが、白風夕はそうではなさそう。これから二人の仲がどう発展するのか気になります。
断魂門が何なのかも気になりますね。
この記事はDVD/動画配信版の内容をもとに書いています。
テレビ放送の際には編集されて一部内容が変わっている場合があります。ご注意ください。
番組情報
原題:且試天下
英題: Who Rules The World
2022年、中国
日本語字幕放送版は 全38話。中国版、DVDは全40話
原作小説:且試天下
作者:傾泠月
主要人物
・黒豊息(こく ほうしょく)/豊蘭息(ほうらんしょく)
演:楊洋(ヤン・ヤン)
黒豊息は民間の情報組織 隠泉水榭(いんせんすいしゃ)の榭主(しゃしゅ)
その正体は天下四大公子の一人。雍州の第二王子・豊蘭息
・白風夕(はく ほうせき)/風惜雲(ふう せきうん)
演:趙露思(チャオ・ルースー)
白風夕は天霜門(てんそうもん)の女侠。
その正体は青州の公主(王女)
・皇朝(こう ちょう)
演:頼芸(ライ・イー)
冀州の世子。
第5話 王家の宿命
愛情の通わない父と子
雍州王と第三王子 豊莒(ほう きょ)は、第二王子 豊蘭息(ほう らんしょく)をお見舞いに来ました。豊蘭息はとても顔色が悪そうです。侍医から過労だと聞かされ、雍州王は怒ります。
黒豊息の正体は実は雍州の第二王子・豊蘭息。でも豊蘭息は普段は病弱を装っています。このときも温泉宮で療養生活をしていました。
雍州王は黒豊息の母・先の王妃への負い目もあるのでこれ以上の追求はしませんでした。
でも雍州王は黒豊息には失望している様子。二人の間に親子の愛情はもはや殆どないのでしょう。もし黒豊息がいなかったら、雍州王は第三王子を世子にしたいと思ったことでしょう。でも黒豊息が病弱をよそおって才能を隠しているのは理由があるから。黒豊息もそう簡単に跡継ぎの座を譲るつもりはないようです。
雍州王は嫡子の中では一番の年上。どうも親子関係はうまく言ってないみたいですし。居心地悪そうですね。黒豊息として活動しているときの方がよっぽど活き活きしています。
断魂門が江湖を襲撃
そのころ断魂門は江湖の門派を次々と襲っています。江湖の門派はそれぞれが武闘集団。ところが彼らが一方的に負けてしまいます。各門派の人たち弱すぎませんかね。というより断魂門が異常に強すぎるということなんでしょうか。
天霜門は皆の恨みを晴らそうと調査を開始するのですが。続々と明らかになる被害の有り様に騒然。しかも断魂門はなにやら怪しい計画を進めているみたいです。うーん、民間の武闘家では手におえそうもありませんね。黒豊息が心配するのもわからないではありません。
第6話 鳳棲梧の意図
鳳棲梧が豊蘭息に興味津々
雍州の王宮では秋の狩りが行われました。その場で鳳棲梧は豊蘭息に助けられました。病弱のはずの豊蘭息がこれほどの動きができることに鳳棲梧は驚き、隠泉水榭に使者を送り彼の情報を集めました。
鳳棲梧は豊蘭息が病弱で弱々しい王子だと思って軽蔑していたようですが。あの活躍ぶりをみて考えを変えたみたいですね。さすがに豊蘭息と黒豊息が同一人物とは普通は思わないでしょう。彼女は豊蘭息の秘密を知ってもバラすようなことはしないのでしょう。逆に彼に好意を持ったみたいですね。
豊蘭息が病弱のふりをする理由
任穿雨の疑問に答える形で侍女・環娘の口から豊蘭息が病弱なふりをする理由が述べられます。
豊蘭息の母は今は亡き王妃。雍王が王妃との結婚後。百里氏も入宮しました。
百里氏は入宮前にすでに雍王の子・豊萇を産んでいました。王妃は豊萇を宮中に迎え入れて育てました。でも王妃は豊蘭息を産んだあと体調が悪化。百里氏が雍王の寵愛を独り占め。王妃は失意のうちに亡くなりました。百里氏が後宮の支配者になり、その後生まれた第三王子を可愛がっているというのです。
百里氏は豊蘭息を尊重しているふりをして豊莒を世子にしたいと思ってます。豊蘭息は百里氏のしかけた毒にはまったふりをして病弱を装い身を守っているというのです。
雍州は側室に誑かされて正妻とその子をないがしろにする、この手のドラマによくあるパターン。王子が無能や病弱を装って政争を生き延びようとするのもよくありますが。さすがに外で任侠として活動してるとは誰も思わないでしょう。それにしても今までよく騙せましたね。王子が頻繁に外出したら見つかりそうなものですが。
第7話 競い合い
黒豊息にライバル出現?
玉無縁は皇朝が白風夕を大変褒めていたのを思い出し白風夕に会いに行きました。玉無縁と白風夕は初めて会います。
白風夕は玉無縁の期待通りの素晴らしい女性だったようですね。白風夕も玉無縁にいい印象をもった様子。黒豊息は白風夕と玉無縁が意気投合しているのをそばで聞いて心中おだやかではありません。おまけに皮肉まで言われるし。黒豊息にとってはライバル出現でしょうか。
ところが白風夕が玉無縁と約束したのは武術の試合でした。これには黒豊息もほっとした様子ですね。
跡目争いが激化
雍王は第一王子を吏部に、第二王子を工部に、三王子を戸部参賛に任命しました。
感の鋭い鳳棲梧は雍王は3人の王子に血筋の優劣はなく実績で判断しようとしていると思ったようです。さっそく鳳棲梧は豊蘭息に会い、跡目争いで感情に流されないようにと強く言うのですが。
豊蘭息は兄の豊萇とは仲がいいので彼とは争いたくない。敵は豊莒だけだと言うのです。
いや、豊蘭息は甘い。確かに百里氏の援助があまりなさそうな豊萇はたいした障害にはならないかも知れませんが。ここは鳳棲梧の言うとおりに気を付けたほうがいいと思う。
第8話 手作りの麺
一晩中黒豊息を介抱する白風夕
豊蘭息は河川改修に行く途中、豊莒たちの妨害にあって廉江に落ちてしまいます。偶然その場にいた白風夕たちに助けられるものの、豊蘭息の状態は深刻。
夜も寒くなり冷えてきました。そこでなんと白風夕は豊蘭息を抱きしめて温めます。何だかんだ言っても白風夕も黒豊息(豊蘭息)に気があるんですよね。嫌いな奴なら人助けとはいえ、ここまでしないでしょう。朝になって豊蘭息が気が付き、慌てる二人も微笑ましい。
その後、豊蘭息は白風夕の手作りした麺を食べ。白風夕も嬉しそう。
第二王子に疑いがかけられる
第二王子行方不明の知らせは王宮にも届き。様々な状況から第一王子・豊萇が怪しいという事になりました。豊萇は無実だと訴えますが、雍州は自分で無実を証明しろと厳しい。まあ普段あまり快く思われてないようですから、こういう時に態度に出るのでしょう。
この中で的確な状況判断ができているのが鳳栖梧。まあ冷静に考えたら彼女の思う通りなのですけど。普通は王がそう考えないといけないでしょう。雍王にとっては豊萇はさほど重要ではないのでしょうね。
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