美生(ミセン)ミシルの弟は姉のおかげで出世できた

3 新羅

美生(ミセン)は花郎世紀に登場する新羅の政治家。

韓国ドラマ「善徳女王」ではピンチになると姉のミシルに頼ってしまうずる賢いお調子者。物知りで高い語学力をもっていて、諸葛孔明にあこがれているらしく(役作りでは参考にしたようです)古代中国の軍師っぽい身なりをしていました。悪役なんだけれどもどこか憎めないキャラクターです。

美生(ミセン)はドラマ「善徳女王」では重要なキャラクターですが、朝鮮半島の正式な歴史書「三国史記」には登場しません。

でもドラマオリジナルではなく「花郎世紀」という書物に登場する人物です。

「花郎世紀」に書かれた内容をもとに美生(ミセン)とはどんな人物なのか紹介します。

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美生(ミセン)の史実?

いつの時代の人?

生年月日:不明
没年月日:不明

名前:美生(ミセン)

父:珠美珍夫(ミジンブ)
母:妙道夫人
姉・美室(ミシル)

主に活躍したのは新羅の27代善徳女王の時代です。

日本では飛鳥時代になります。

おいたち

生年は不明です。

父方の祖父は阿時公(アシゴン)。善牟(ソンモ)と宝恵(ポヒェ)の息子です。
父方の祖母は法興王の娘・三葉公主。

父は第2代風月主の美珍夫(ミジンブ)。風月主とは花郎のリーダーです。

母方の祖父は朴英失。
母方の祖母は玉珍宮主)

母は妙道夫人。

「花郎世紀」では新羅の実力者として描かれる美室(ミシル)の実の弟です。両親ともに同じです。

若い頃から馬に乗るのが大嫌い。武芸の稽古も苦手だったのでしょうか?

36歳になってようやく風月主になれました。それも姉の美室(ミシル)の権力のおかげでなれたのでした。

第5代風月主の貞含は16歳で風月主になったと書かれています。それを考えればかなり出世が遅い方でしょう。

ところが、美生(ミセン)は美男子でした。話術と踊りが上手。美生(ミセン)に口説かれてなびかない女性はいなかったといいます。

美生(ミセン)には100人にもせまる子供がいたようです。

その中には実の姉・美室(ミシル)との間に生まれた子供もいました。近親相姦も当たり前なのが「花郎世紀」の世界です。

でも、単なる女たらしだっただけではありません。しかも美生(ミセン)は人柄もよく、彼に従う1000人近い郎徒がいました。

「花郎世紀」では女性を虜にするのが上手、部下からも慕われていたようです。

処世術のうまさで60歳をすぎるまで生き延びました。

と書かれています。

何度も書きますが、正式な歴史書には登場しない人物です。

「花郎世紀」という偽書だけに登場する人物なので実在はしないでしょう。それだけに面白いキャラクターとして描かれているようです。

偽書「花郎世紀」とは

「花郎世紀」は新羅時代に作られた記録といわれます。本物の「花郎世紀」は高麗時代の初期には残っていたようです。

でも現代には伝わっていません。

ところが1989年に「花郎世紀」の写本とされる書物が発表されました。しかも発見者は「日本の宮内庁に保管されていた」と主張しています。なぜ古代新羅の書物が日本にあるのでしょうか?

内容的にも人間関係が滅茶苦茶。

かぎりなく現代人が作った偽物の可能性が高いでしょう。韓国の歴史学者も信じる人は殆どいません。

でも一部に本物だと主張する物好きな学者もいます。韓国の歴史学者の中にも事実より面白さ、現代人にとって都合のいい話を優先する人もいます。「花郎世紀」を事実と主張する人がいても信用はできません。

とはいっても内容が面白いので一般人には人気があります。

ドラマ「善徳女王」や「花郎」の元ネタにもなって「花郎世紀」も知名度が上がったようです。ミシルのように魅力的な悪役もいてドラマには最適です。でも歴史の事実とは違います。

テレビドラマ

善徳女王 MBC 2009年 演:チョン・ヒョンレン

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