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韓国ドラマ「ノクドゥ伝 」の登場人物紹介とネタバレ

ノクドゥ伝 1.2 韓国ドラマ紹介

韓国ドラマ「ノクドゥ伝」は李氏朝鮮を舞台にしたコメディドラマ。

時代は15代朝鮮王・光海君の治世。

主人公はチョン・ノクドゥ(全綠豆)。ほぼ架空の人物。
その正体は光海君の息子。歴史の記録に残らない謎の王子や世子の李祬(イ・ジ)がモデルになってます。

ヒロインのトン・ドンジュもある理由で家が断絶して妓生の見習いとして暮らしている少女。光海君に復讐しようとしています。

父と兄と一緒に島で暮らしていたノクドゥがトンジュと出会ったところから物語が始まります。

光海君は権力に取り憑かれているし、綾陽君(仁祖)は策略家だし。仁穆大妃は復讐の鬼だし。

あらすじだけ聞くと重々しく暗い感じに思えるかもしれません。

でも。

原題に「チョソンロコ=朝鮮ラブコメ」のサブタイトルが付いているように。コメディータッチの時代劇なのでそれほど重たい感じはしません。

ちなみに中国版タイトルは「朝鮮浪漫喜劇–緑豆傳」。浪漫喜劇って漢字の使い方は日本語(和製漢語)ですが。和製英語が英語圏で通じないのとは違って、和製漢語は中国でも通じるようです。でもやはり「ラブコメ」として宣伝しています。

「花に降る月明かり」という抽象的なサブタイトルは日本語版にしかありません。

日本版は「ラブコメ」より「キラキライメージ」で売ってるようです。

 

「ノクドゥ伝」の主な登場人物とモデルになった実在の人物を紹介します。ネタバレ要素があるのでご注意ください。

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主要人物

チョン・ノクドウ(全綠豆)/李祬(イ・ジ)

 演:チャン・ドンユン、子役:キム・ジウ

生まれてから島を出たことがありません。家を武装集団に襲われ逃亡。刺客を追ってたどり着いたのが男子禁制の未亡人村。女装して村に潜入し、妓生見習いのノクドゥと出会います。男だとばれてしまいますが未亡人村で一緒に暮らします。

ところがあるとき兄のファンテから自分が朝鮮の王子だと聞かされます。自分の出生の秘密を探るため、ヨンス(延秀)と名乗り捕盜局の役人に変装して宮中に潜入。国王・光海君と出会います。光海君の信頼を得て王の護衛になります。ところが綾陽君の反乱計画を知り、自分も殺そうとしていることを知って驚きます。ドンジュの正体を知ります。

光海君と外出したとき、綾陽君が挙兵。ノクドゥは戻って反乱を止めようと綾陽君と戦います。綾陽君を殺しそうになりましたが、そこに光海君が戻りノクドゥが謀反人と間違われます。光海君はノクドゥの逮捕を命じました。

王妃に助けられトンジュともに都を離れました。小島に逃げてトンジュと結婚して暮らします。

ノクドゥのモデルのひとりは壬辰戦争(文禄・慶長の役)のときに生まれたとされる光海君と柳氏の子供。公式記録にはありませんが。役人の回想録にだけ出てくる人物。本当に存在したのかどうかはわかりませんが。物語を作るアイデアにはなったようです。

・「ノクドゥ伝」チョン・ノクドゥのモデルはいるの?

 

正式な光海君の息子は本名は李祬(イ・ジ)。

光海君と王妃 柳氏の息子です。

歴史上は世子でした。父・光海君が反乱で王の座を失ったので廃世子になりました。江華島に流され、脱出を試みましたが失敗。毒を飲まされ死亡しました。廃位になる前は島で暮らしたことはありません。

 ・廃世子・李祬の詳しい説明はこちら

ノクドゥ=緑豆

名前にもなっている「ノクドゥ」とは緑豆(青あずき)のこと。

インド原産。インドや東アジア、アフリカでよく食べられる豆です。緑豆デンプンは韓国冷麺のつなぎやチヂミの原料に使ったり、韓国ではよく食べられる食材です。日本では主にもやしの原料。豆を食べることはほとんどありません。

まさかこんな名前のついてる人が王子とは誰も思わないでしょう。

グリーンピースではありません。グリーンピースはエンドウ豆です。

トン・ドンジュ(董東珠/柳恩瑞)

演:キム・ソヒョン、子役:チョ・イェリン

未亡人村の近くに住む見習い妓生。女装してやってきたノクドゥと一緒に暮らすことに。すぐにノクドゥが男だと知りますが、一緒に暮らす間に親しくなります。

彼女の本当の名前は柳恩瑞。彼女の父は宣祖のもとで領議政をしていたユ・ヨンギョン(柳永慶)。彼女の父は宣祖から永昌大君を次の王にする命令を受けていました。

綾陽君と結婚する予定でしたが、彼女の家が破滅したため破談になりました。光海君のせいで親が殺されたと思っていました。

追手から逃れるためにドン・ドンジュと名を変え、光海君の暗殺を狙っていました。ユルムからノクドゥの正体を知らされます。

しかし光海君の素顔を知り、憎しみにとらわれるのをやめようと考えが変わります。その後、ノクドゥと平凡な日々を送りたいと思うようになり。2人で小島に渡り結婚して暮らしました。

トン・ドンジュは架空の人物ですが父のユ・ヨンギョン(柳永慶)は実在した領議政です。

 ・トン・ドンジュの詳しい説明はこちら

チャ・ユルム(車律仁)/綾陽君(ヌンヤングン)

演:カン・テオ、子役:チョン・ジンソ

料理好きな王族。

正体は光海君の甥・綾陽君。
子供のころからドンジュが好きでした。ドンジュと結婚の約束をしていましたが、ドンジュの家が没落したため破談に。

野心家で人を殺すのも躊躇しません。家族の仇を討つために光海君を倒すと誓ってます。

ドンジュの親の仇を討つと約束してドンジュを引き止めました。

反乱を起こした時、ドンジュが自分を犠牲にしてノクドゥをかばいます。それを見てノクドゥの愛が得られないことを知りました。

9年後。光海君に対して再び謀反を起こし王になります。そして光海君に「綾陽君とノクドゥの誕生日が同じだったこと。巫女の予言が告げた王になる者はノクドゥではなく私のことだったのだ」と告げます。

 ・綾陽君の詳しい説明はこちら

光海君

演:チョン・ジュノ

権力にとりつかれた人物。巫女の予言を信じて王妃 柳氏の子供が王位を脅かすと思っています。柳氏の子が産まれると許允に命令して捨てさせました。

その後、ノクドゥと出会った光海君は彼を息子だと知らず信頼して護衛にします。

その後、ノクドゥが自分の息子・李祬(イ・ジ)だったと知ります。自分が騙されたと思った光海君はノクドゥを殺そうとしますが、誤って海に落ちてしまいます。

なんとか助かった光海君は宮殿に戻ります。ところが大妃の言葉を聞いてノクドゥが反乱を起こしたと勘違い。ノクドゥの逮捕命令を出します。

9年後。再び反乱を起こした綾陽君に王位を奪われます。そして自分が予言を間違って信じていたことを知ります。

 ・光海君の詳しい説明はこちら

 

ノクドゥの周辺人物

チョン・ユンジョ(鄭允杵)

演:イ・スンジュン

ノクドゥの養父。チョン・ファンテの父。
光海君の幼い頃からの友。日本との戦争中に離職して光海君と柳氏の子供(ノクドゥ)を預かり、孤島でノクドゥとファンテを育てました。

チョン・ファンテ(全黄苔)

演:ソン・ゴニ

チョン・ユンジョの実の子。ノクドゥの兄。ノクドゥにとってはいつも優しい兄さん。子供の頃、家族の悩みを見て見て見ぬ振りをしていました。本当の名前はチョン・イヒョン(鄭怡亨)。後にチャ・ユルムの味方になります。

ファン将軍(黄将軍)

演:イ・ムンシク

ノクドゥの武術の師匠。壬辰戦争(文禄・慶長の役)中に英雄的な活躍をした将軍。戦後、地位を捨ててよく知られていない町に移り住んできました。酒に溺れる生活をしています。島の女性と知り合って女の子が生まれました。隣に住むノクドゥに武術を教えています。

ファン・エンドゥ(黄桜桃)

演:パク・デオン

7歳の子供。ファン将軍の娘。将来、ノクドゥの妻になると信じています。

パク・タンホ

演:ファン・インヨプ

ユルムの右腕。剣術の達人。

王室・臣下

ホ・ユン(許允)

演:キム・テウ

光海君に忠誠を誓う臣下。弘文館大提学。先代の宣祖の冷たいしうちに耐える光海君を助けてきました。不安と疑念で苦しむ光海君をなんとかしようとします。

光海君に鄭允杵とノクドゥを殺すように命令されましたが。彼らを助けました。

綾陽君が永昌大君を殺したのを知っています。綾陽君から彼を王にするようにいわれましたが、彼の本性を知っているので断りました。最後は光海君に誤解されて牢に入れられ死亡します。

王妃 柳氏

演:パク・ミンジョン

第15代朝鮮王 光海君の正室。ノクドゥの生母。予言のせいで息子を奪われます。失ったと思っている息子に深い愛着を持ち。変わってしまった光海君に疲れています。

光海君が海に落ちて死んだと思った後。ノクドゥが王になろうとしてるのではないかと思います。でも彼の「王になるつもりはない」という言葉を信じ。ノクドゥが宮殿を離れるのを助けます。

9年後。光海君がクーデターで失脚後、ノクドゥの暮らす小島に移り住みます。

歴史上は廃妃柳氏と呼ばれます。

 ・廃妃柳氏の詳しい説明はこちら

仁穆大妃(インモクテビ)

演:オ・ハニ

第14代朝鮮王 宣祖の二人目の正室。光海君に息子と王后の位を奪われたので憎んでいます。光海君を騙し、ノクドゥを殺させうように仕向けました。

 ・仁穆大妃の詳しい説明はこちら

永昌大君(ヨンチャンテグン)

仁穆大妃と宣祖の息子。
ドラマ前半で島流しになったところ。チャ・ユルムによって殺害されました。死後も様々な場面で名前が出てきます。意外と重要なキャラ。

 ・永昌大君の詳しい説明はこちら

 

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