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大宋宮詞 ドラマ第29・30・31・32話あらすじとネタバレ

大宋宮詞 0 あらすじ

 

中国ドラマ「大宋宮詞(だいそうきゅうし) ~愛と策謀の宮廷絵巻~」の第29・30・31・32話あらすじとネタバレ紹介記事です。

 

李婉児は今まで劉娥を誤解していたことがわかり、二人のわだかまりは解けました。そして李婉児は劉娥の計らいによって、趙恒の目にとまるようになり。初めて夜伽の相手をすることになりました。

劉娥は跡継ぎを作らなければいけない趙恒の立場を思いやり、自分の気持ちを抑えて二人を引き合わせました。楊瓔珞はそんな劉娥を思いやり。劉娥は楊瓔珞に趙恒と出会ったころの話を聞かせるのでした。

翌朝。劉娥が花摘みをしていると趙恒がまた目覚めなくなったと李婉児から知らされます。劉娥は急いで侍医を呼ぶと、大臣たちに知られないように秘密にするのでした。

朝議のために大臣たちが集まっています。劉娥は趙恒の体調が悪いというので解散させました。しかし緊急の要件があると上奏文を持ってきたので、劉娥が読んで返事を書きます。潘良は怪しいと思い潘玉姝に探らせるのですが。

 

 

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番組情報

原題:大宋宮詞
英語:Palace of Devotion
2021、中国
全61話

キャスト

劉娥(りゅう・が)
演:劉濤(リウ・タオ)

趙恒(ちょう・こう)/真宗
演:周渝民(ヴィック・チョウ)

郭清漪(かく・せいい)/章穆皇后
演:斉溪(チー・シー)

李婉児(り・えんじ)
演:劉聰(リウ・ツォン)

寇準(こう・じゅん)
演:梁冠華(リャン・グァンホア)

蘇義簡(そ・ぎかん)
演:曹磊(ツァオ・レイ)

 

第29話

 

真宗 趙恒は意識が戻らず朝議に出席していません。劉娥は趙恒が病気のため出席できないというのですが、臣下たちは納得がいきません。曹鑑たちは早く世継ぎを決めるように劉娥に言います。

遼では、皇帝 聖宗が宋から送られた絹が悪い品質のものだったことがわかり激怒。耶律留守(やりつ・るす)を宋に派遣します。

宋にやってきた耶律留守は真宗 趙恒に謁見を求めますが、劉娥は宴を開いてごまかします。真宗に会いたいと迫る耶律留守たちに加えて、潘伯正や曹鑑まで騒ぎ出しもはや劉娥には手におえません。そのとき意識の戻った趙恒がやってきてその場を治めました。

趙恒が目覚めたことを知った李婉児は感極まってしまい・・・

また、歲幣の件についてはしっかりと調査すると趙恒が約束しました。しかし耶律留守にはもうひとつの目的がありました。

一方、王欽若は品質の悪い絹を遼に贈った責任をとって降格になりました。

 

感想と解説

劉娥何やってんでしょうね。皇帝の一大事なのに隠すなんて。これで趙恒の意識が戻らなかったらどうするつもりでしょうか。何かあったら劉娥の謀反が疑われますよ。

ちなみに耶律留守は架空の人物です。

 

第30話

 

耶律留守が宋に来たもうひとつの目的は新鄭の黄帝(こうてい)を参拝することでした。宋の人々は反発しますが、趙恒や臣下たちも耶律留守を止めることができません。責任を感じた真宗 趙恒は太廟に籠もって先祖に謝罪しいます。

劉娥は耶律留守から趙吉の遺品と蕭太后からの手紙を受け取りました。

劉娥たちは鳳袍(ほうほう=皇后の正装)を作って遼に贈ることになりました。そこで劉娥は内命婦の妃嬪や臣下の妻たちを宮殿に集め、協力して鳳袍の縫製を初めます。しかし潘玉姝は壽安公主が病気だという理由で参加しませんでした。鳳袍の完成をい即ため皆は大慌てて作業に取り掛かります。

真宗 趙恒は耶律留守と留めるため臣下に案を考えさせます。曹利用は射柳の試合を提案。趙恒はそれを認めました。そして蘇義簡が出場、耶律留守と対決することになりました。

 

感想と解説

黄帝とは、中国神話に登場する神で、漢民族の祖先とされています。伝説上の存在ですが、王朝時代には実在したと信じられていました。また唐代以降には黄帝を祀る儀式が国をあげて行われていました。

でもなぜ宋の人たちが契丹人の参拝に反発しているのでしょうか?それは彼らが野蛮人と思っている人々が自分たちの祖先の墓を参拝することが自分たちの祖先への侮辱になると思っているからです。差別的な考え方ですが、彼らにとってはそういう考え方が当たり前ということです。

ヒロインが遼の参拝を阻止する場面があるのも当時(もしかすると今も)の宋の人たちの価値観ではそれが英雄的行動になるからです。

 

第31話

 

劉娥たちは鳳袍作りを急いでいました。鳳袍作りには高品質な火玉(かぎょく)という貴石が必要でした。でも探しましたが見つかりません。

火玉はかつて潘伯正が契丹遠征に行き太宗から賜ったもの。潘家で保管していました。貴妃 潘玉姝はこれを使って趙恒の関心をひこうとしますが割ってしまい、趙恒に怒られます。

火玉がなければ鳳袍は完成しません。5日の期限が近づいていましたが。人々はなすすべがなく途方に暮れてしまいます。趙恒はイライラして臣下に怒ります。

すると降格になっていた王欽若が突然やってきて火玉が手に入ると報告。趙恒は疑っていましたが。宣徳門の前で待っていると鶴がやってきて火玉と天書を落としました。

天書には「趙氏が天から命を受けて宋を興した」と書かれています。その火玉を使って鳳袍も完成。耶律留守はその鳳袍を持って遼に帰りました。

 

感想と解説

鶴と火玉の演出はドラマオリジナルです。

でも天書が見つかってそこに趙氏の正当性を主張する文章が書かれていたのは事実です。非常にバカバカしい演出ですが。真宗が天書が天から降ってきたと喜んでいた。少なくともそういうパフォーマンスをして権威を保とうとしたのは事実です。

 

第32話

 

鶴が運んできた天書を作ったのは王欽若でした。でも趙恒はそれに気づいていました。真宗 趙恒は王欽若から経緯を聞きます。

趙恒は縁起のいい出来事があったというので、年号を大中祥符(たいちゅうしょうふ)に改元しました。

趙恒は変装して冀王府を訪れました。そこでは趙元份の子供が学問をしていて「大学」という儒教の経典を読んでいました。それを見て趙恒はふと趙吉のことを思い出すのでした。そこで趙恒は趙元份の七男を宮廷でひきとり劉娥に育てさせることにします。

趙恒は病がひどくなってきたので劉娥が養子をとって宋の後継者としてふさわしい人物に育ててくれるのを願っていたのです。

一方、朝廷では劉娥を皇后にしてはという意見が出ていて。趙恒もそのつもりになっていました。

 

感想と解説

天書騒ぎはドラマでは王欽若の捏造。真宗は王欽若の嘘を見抜きつつ許すという展開ですが。史実では次のような経緯になってます。

真宗の夢に仙人が出てきてお告げをする→門に何か引っかかっていると報告が来る→真宗が臣下を連れて見に行くと宮殿の門に天書が引っかかっていた→天書を見てみると趙氏が天下を治める理由が書いてあった→これは縁起がいい→真宗が「大中祥符」に改元。

の流れ。

天書を作ったのは王欽若ですがどう考えても真宗との共謀です。真宗はこういう宗教的なイベントが好きです。遼(契丹)と負け同然の盟約をかわすことになって潰れたプライドを宗教的な権威で上げようとしてました。

王欽若はそんな真宗の願望を叶える便利な存在でした。そのぶん周りの臣下からは妬まれています。

真宗は劉娥をなんとしても皇后にしたい。跡継ぎは劉娥の子供ということにしたい。と思っていたのは事実でしょう。

 

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