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青春ウォルダム:呪われた世子イ・ファンのモデルとは?

青春ウォルダム 2 ドラマ人物

 

韓国時代劇「青春ウォルダム」にはイ・ファンという世子が登場します。

「青春ウォルダム」は李氏朝鮮を舞台にしたドラマですが、イ・ファンは架空の世子という設定です。

でも、兄が世子だったけど亡くなって、弟の王子が世子になった。

父に厳しくあたられている。

継母との因縁。

などなど・・・

どこかで似たような境遇の王子をみたような。

ドラマ制作者はこの王子がモデルとははっきり言ってません。でも調べてみると実在の王子の中にイ・ファンに似た王子がにいました。

イ・ファンのモデルになった?王子を紹介します。

 

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イ・ファン

モデルを紹介する前にドラマのイ・ファンのプロフィールを紹介します。

家族構成

名前:イ・ファン
父:国王
 身分の低い母から生まれたので劣等感を持っています。そのため怒りっぽく、子どもたちを非常に厳しく躾ける恐い父親です。

母:王妃(故人)

継母:今の王妃
 前の王妃の死後、王妃になりました。優しくてファンや夏然公主のことをかわいがってくれますが・・・

同母兄:義玄世子(すでに故人)
同母妹:夏然公主。仲いい妹

異母弟:明安大君(今の王妃の息子)
 幼い弟。

不吉な呪い

イ・ファンは兄の死後。世子になりました。
しかし即位式当日に不吉な呪いの書が現れ。
「兄を殺して世子になった。王になって様々な災難にみまわれ廃位されて死を迎える」
と書かれていました。

この内容に近い王子をさがしてみるとモチーフになった王子の候補が見つかりました。

 

モデルその1:睿宗

第8代国王 睿宗(えいそう、イェジョン)

名前がファン

名前は 李晄(イ・ファン)

ドラマのイ・ファンと同じ「ファン」を名前にもつ王子です。

父は厳しい世祖

睿宗の父は第7代国王 世祖(せいそ、セジョ)
世祖はクーデターを起こして甥の端宗(たんそう、タンジョン)から王座を奪った人物です。
世祖の母は世宗の正室・昭憲王后なので血筋に劣等感をもつことはありません。

でも甥から王位を奪ったため正当性を批判され。批判的な人たちを弾圧。端宗を死罪にしました。

亡くなった兄は世子

睿宗には同母兄がいました。懿敬世子です。

懿敬世子は幼い頃から学問好きで礼儀正しく、父の世祖た母の貞熹王后からも期待されていました。でも生まれつき身体が弱く、19歳で死亡してしまいます。

懿敬世子の死後、同母弟の李晄が世子になりました。

 

短命な王

ドラマのイ・ファンは「即位しても様々な災難にみまわれ廃位されて死を迎える」と不吉な予言をされてしまいます。

睿宗は18歳で即位しましたが、母の仁粋大妃(インステビ)が垂簾聴政を行い、政治に口出しをするので王の力は抑えられていました。

睿宗は即位即位直後に南怡(ナム・イ)の乱が起きました。

そして睿宗は19歳という若さで亡くなってしまいます。

まさにドラマの予言の内容と同じ人生を歩みました。

 

呪いの噂が広まる

世祖は甥の端宗から王座を奪い、まだ16歳の端宗(魯山君)を処刑しました。

その後、世祖は即位しましたが息子の懿敬世子が若いのに死亡。懿敬世子は端宗の母・顕徳王后の幽霊を見ておかしくなったと言われました。実際には懿敬世子が生きていたときには顕徳王后も生きているので、幽霊を見ることはなかったはずですが。

世祖の家族は端宗を殺したことを気にしていました。

世間もそういう目でみていたので、懿敬世子、睿宗と立て続けに亡くなると、顕徳王后の呪いだと噂しました。

睿宗自身が呪いに苦しんだかどうかはわかりませんが、父は不当な経緯で即位して非情な行いをしていますし、世子だった兄は急死していますから。様々な噂が聞こえて心が安らぐことはなかったかも知れません。

 

ドラマではもし呪いの書が的中すれば史実の睿宗 イ・ファンと同じ運命になってしまいます。そうならないように

 

モデルその2:思悼世子

思悼世子(サドセジャ、しとうせいし) 李愃(イ・ソン)

21代国王 英祖 李昑(イ・グム)と側室 暎嬪李氏の息子。

 

父王の母の身分が低い・父が厳しすぎる

ドラマの王はもともとは良い王になれる素質を持っていますが。母が卑しいムスリだったことや嫡長子でないのを気にして。劣等感に悩んでいました。そのため怒りっぽくなってしまいます。正当性が不安定なため強い王にならなければと思い、息子たちにも厳しくしつけていました。

英祖には長男・孝章世子がいましたが病死。次男の李愃(イ・ソン)を次の世子(思悼世子)にしました。英祖は思悼世子に早く一人前担ってほしくて厳しく育てましたが、その厳しさに耐えられず思悼世子は精神を病んでしまいます。

ドラマの王のプロフィールをみると英祖そのもの。

ドラマのイ・ファンの立場は英祖の次男の思悼世子にそっくりです。

 

継母は大事にしてくれるが・・・

ドラマの王妃は二人目の王妃。最初の王妃はすでに故人です。

イ・ファンは王妃の息子ではありませんが、王妃は実の子のようにファンをかわいがってくれます。表向きは。でも王妃にも子がいるのでやはり実の子を王にしたいと思い・・・

ネタバレになるので詳しくは書きませんが。二人目の王妃は一見仲良さそうだけれども、ずっとそうとは限らないという関係。

思悼世子の実母・暎嬪李氏は生きています。でも王妃は二人目です。若い貞純王后金氏は英祖のお気に入り。貞純王后には子はいないので表立って対立はありません。でも思悼世子が代理聴政をするようになると派閥の違いから思悼世子とは対立します。

 

ファン=睿宗+思悼世子?

というように。名前やさまざまなプロフィールをみると8代国王 睿宗 李晄(イ・ファン)ににています。

睿宗に思悼世子の要素を加えたのがドラマ「青春ウォルダム」のイ・ファンのようですね。

 

 

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