中国ドラマ「宮廷の諍い女(きゅうていのいさかいめ)」の第41~45話のあらすじ・ネタバレの紹介記事です。
18世紀の大清帝国。第5代皇帝・雍正帝の治世。
年羹堯は敦親王が捕らえられたのを知ると慌てて皇帝に奏摺を提出。しかし焦って間違えてしまい雍正帝を激怒させてしまいます。
雍正帝は年氏一族を徹底的に排除するため、大臣たちに年羹堯の罪状を挙げさせました。年羹堯は皇帝への不忠などの罪状で役職と位を剥奪されます。
華妃は兄の年羹堯の処罰を知って絶望に打ちひしがれました。雍正帝に兄の命乞いをしますが雍正帝は華妃に会おうとしません。
沈眉荘は甄嬛への誤解を解き和解。
華妃は力を失いました。すると甄嬛は曹貴人に華妃の罪を告発させました。皇后は華妃の悪行を徹底的に調査させるのでした。
番組情報
原題:甄嬛傅
2011年、中国
全76話
主な登場人物
甄嬛(しんけい)
演:孫儷(スン・リー)
ヒロイン、雍正帝の側室
雍正帝(ようせいてい)
演:陳建斌(チェン・ジュンビン)
清朝の第5代皇帝
沈眉荘(しん・びそう)
演:ラン・シー
雍正帝の側室
安陵容(あん・りょうよう)
演:タオ・シンラン
雍正帝の側室
華妃 年世蘭(ねん・せいらん)
演:蔣欣(ジャン・シン)
雍正帝から最も寵愛を受ける側室
皇后・烏拉那拉(ウラナラ)宜修(ぎしゅう)
演:蔡少芬(エイダ・チョイ)
雍正帝の皇后
果郡王(かぐんおう)
演:リー・トンシュエ
雍正帝の異母弟
第41話 裏切り者の運命
曹貴人は華妃の罪を告発した功績で襄嬪に封じられました。
端妃は甄嬛に後宮では一人の力だけでは変えられないと警告。特に襄嬪には警戒するように言います。襄妃は野心的で妃位を狙っており、甄嬛をライバル視していました。
秀女大選の年が到来しましたが、皇帝は宮中の混乱を避けるため延期を提案します。皇后は大規模な選秀を行う必要はなく功臣の家系から4人の適齢女子を選べば良いと提案。皇帝は皇后の案を認めました。
新たに宮中に入った祺貴人の父親は甄嬛の父親と同じ都察院で官職に就いています。祺貴人は甄嬛と同居することで皇帝の寵愛を得ようとしました。でも祺貴人は華妃と対立。さらに皇帝に華妃の悪行を吹き込むなど挑発的な行動を繰り返すのでした。
甄嬛は自分の宮殿が華妃の太監に監視されていることに気づきます。そこで甄嬛は沈眉庄の助けを借り華妃の勢力に反撃を計画するのでした。
第42話 華、散り逝く
雍正帝(ようせいてい)は華妃を年答応に降格、冷宮送りにして処分を皇后に任せました。皇后は年答応に死を命じましたが年答応は拒んでいました。
年答応への刑が実行される日。甄嬛は冷宮に行き年答応と話をしました。罵る年答応に対して、甄嬛は雍正帝と皇太后がかつて年氏一族の勢力が強くなるのを防ぐために華妃専用の香料に大量の麝香を混ぜたこと。彼女が流産のあと子供が生まれなかったのはそのせいだと明かします。華妃は真相を聞いて絶望し、壁にぶつけて死にました。皇帝は華妃への愛情が残っており貴妃の称号で埋葬することを許しました。
襄嬪(曹貴人)は風邪をひいていました。皇太后の密命で太医院が襄嬪の薬に薬を混ぜました。襄嬪は悪夢を何度も見て、華妃が亡霊になって命を奪いに来る夢に悩まされ、最終的には恐怖で死に至りました。
襄嬪の娘・温宜公主は雍正帝の命令で端妃が育てることになりました。
皇帝は甄嬛を妃に冊封することを決定。安陵容も嬪に冊封されました。
第43話 純元皇后
年氏の死後、皇后は甄嬛に脅威を感じていました。
皇后は祺貴人を唆し、父親の瓜爾佳(グワルギャ)・鄂敏(オミン)に皇帝と甄嬛の父・甄遠道の関係を悪くさせるように仕向けました。甄遠道は年羹堯の死を悼む詩を作った官吏に同情していると吹き込みます。もともと疑り深い雍正帝は甄嬛の言葉に不快感を覚え、彼女を疑い始めます。
柵法の儀式の日。甄嬛は衣装に問題があることに気付き、急いで内務府から届けられた代わりの衣装を着て儀式に参加しました。すると皇后はその場で甄嬛の服装が亡き純元皇后の服だと指摘。皇帝も純元皇后のことを思い出します。そして雍正帝は甄嬛が純元皇后に冒涜したと怒り、彼女を碎玉軒に幽閉してしまいます。
甄嬛は自分がずっと純元皇后の代役でしかなかったと知りショックを受けます。沈眉庄は皇后と太后のもとに行き甄嬛のために嘆願しましたが、二人ともこの問題に介入することを拒否するのでした。
第44話 命を懸けて
碎玉軒に幽閉された甄嬛はショックのあまり心身ともに衰弱していました。碎玉軒はまるで冷宮のようでした。甄嬛は病気になっても医者を呼んでもらえず病状が悪化。倒れてしまいます。流朱は甄嬛のために医者を探しに行き碎玉軒に強引に入ろうとしましたが、侍衛に阻止されました。それでも流朱は甄嬛を救うために必死で、侍衛の持つ剣に突っ込み大怪我をします。
報告を聞いた雍正帝は怒り、侍衛を叱ると温実初に甄嬛と流朱の命を救うように命じましたが、流朱は重症で死んでしまいます。一方、甄嬛は妊娠していることがわかりました。
甄嬛は目を覚まし、自分が妊娠していることを知らされます。我が子を守るために皇后に従うことにします。でも皇后は許しません。さらに甄嬛は流朱が自分を救うために死んだことを知り、悲しみに暮れるのでした。
温実初は甄嬛に彼女が使用していた舒痕胶には麝香が含まれており、これが彼女が以前流産した本当の原因だと報告。甄嬛は安陵容の仕業だと知ります。
第45話 永遠の訣別
雍正帝は甄嬛が碎玉軒を出ることを許可しましたが。侍衛に厳重に監視させていました。沈眉庄は甄嬛が妊娠していることを知ったものの甄嬛は禁足も同然で彼女を見舞いに行くことはできません。そこで彼女は温実初に甄嬛をしっかりと世話するように頼みました。
大臣の瓜尔佳・鄂敏は皇帝の前で引き続き甄嬛の父。甄遠道を批判。皇帝は警戒心を抱き、甄遠道を解任、投獄しました。さらに家族も屋敷内に監禁されてしまいます。
太后は甄嬛のお腹の中の子供の健康を心配して、甄嬛に家族のことは知らせずにいました。ところが安陵容は皇后の命令に従い、新しく来た太監の小貴子に甄遠道が大臣の鄂敏に告発されて職を解かれ、投獄されたことをわざと伝えさせます。甄嬛はショックを受けました。
計画が成功した後、安陵容は小貴子を暗殺しました。さらに甄遠道の廊にネズミを放ち、甄遠道をペストに感染させました。甄嬛は雍正帝に会いに行きました。でも雍正帝は甄遠道を許すつもりはないと冷たい態度をとり、甄遠道を家族とともに流刑にするのでした。
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