中国ドラマ「宮廷の諍い女(きゅうていのいさかいめ)」の第61~65話のあらすじ・ネタバレの紹介記事です。
18世紀の大清帝国。第5代皇帝・雍正帝の治世。
端妃のおかげで蘇培盛と槿汐は重い罰を受けることなく釈放されました。甄嬛は槿槿を暖かく迎え入れて励ますのでした。
中秋の宴がやってきました。甄嬛は理由をつけて席を外すと、後からやってきた果郡王と密かに会いました。二人は久しぶりに言葉を交わしますが甄嬛はあえてそっけない態度をとります。ところが葉瀾依が二人の後をつけ、会話をこっそり聞き。甄嬛に敵意を持つようになります。
帰り道。葉瀾依は猫を使って甄嬛を驚かせました。甄嬛は難産になって苦しみながら双子を出産。
雍正帝は双子の誕生に大喜び。男の子には弘曕、女の子には霊犀と名付け、甄嬛を喜貴妃にします。
番組情報
原題:甄嬛傅
2011年、中国
全76話
主な登場人物
鈕祜禄(ニオフル)甄嬛(しんけい)
演:孫儷(スン・リー)
ヒロイン、雍正帝の側室
雍正帝(ようせいてい)
演:陳建斌(チェン・ジュンビン)
清朝の第5代皇帝
沈眉荘(しん・びそう)
演:斕曦(ラン・シー)
雍正帝の側室
安陵容(あん・りょうよう)
演:陶昕然(タオ・シンラン)
雍正帝の側室
皇后・烏拉那拉(ウラナラ)宜修(ぎしゅう)
演:蔡少芬(エイダ・チョイ)
雍正帝の皇后
果郡王(かぐんおう)
演:李東学(リー・トンシュエ)
雍正帝の異母弟
寧貴人 葉瀾依(よう・らんい)
演:熱依扎(レイザ)
第61話 無敵の貴妃
甄嬛(しんけい)は弘曕と霊犀を出産後。蘇培盛と槿汐の関係をバラしたのが敬妃だと知りました。そして敬妃を永寿宮に招待しました。敬妃は朧月を手放したくないので二人の仲を皇后に話していたので、甄嬛から罰を受けると思っていました。でも甄嬛は敬妃を許したばかりではなく、敬妃に朧月の養育を任せました。敬妃は甄嬛に忠誠を誓いともに皇后に対抗すると誓います。
甄嬛は子供を出産後、貴妃になりました。皇后は甄嬛の力がますます強くなったことに頭を悩ませます。
葉瀾依(よう・らんい)は甄嬛と浣碧を自分の春禧殿に招待するとみせかけ、突然ナイフを取り出し甄嬛の首に押し当てました。そして果郡王に対する裏切りを非難します。甄嬛は果郡王への気持ちを話すと、葉瀾依は甄嬛と果郡王が愛し合っていることを理解するのでした。
感想と解説
葉瀾依は甄嬛のことを誤解していたようですが。理解してもらえたようで何より。これでまた味方が増えましたね。
第62話 貴妃包囲網
安陵容(あん・りょうよう)は再び寵愛を取り戻すため、断食したり冰嬉を練習し始めました。でも体力が持たず、気を失いました。甄嬛は安陵容が何としても自分と寵愛を競おうとしている事を知り失望します。
皇后は安陵容に軽くはなるが不妊になる可能性がある「息肌丸」を服用するよう命じました。安陵容は早く成果を出すためためらうことなく服用するのでした。
除夕の夜。紅梅の中から赤い衣装を着た安陵容が梅仙に変装して現れ優雅に舞いました。その場にいた人たちは驚き、雍正帝は安陵容の舞に魅せられ、再び安陵容を寵愛するようになります。
甄嬛の妹・玉嬈(ぎょくよう)紫禁城にやってきてしばらく甄嬛とともに暮らすことになりました。玉嬈は慎貝勒允禧と出会い一目惚れします。
ところが果郡王が寝込んでしまいます。甄嬛は心配しますが見舞いに行くことはできません。そこで浣碧を果郡王の屋敷に看病に向かわせるのでした。
感想と解説
安陵容の執念は凄まじい。それに付け込む皇后もひどいですが。頼るものがない安陵容は何ふりか待ってられないんでしょうね。
第63話 運命の後宮裁判
祺貴人が甄嬛と温実初(おん・じつしょ)が密通していると告発。
甄嬛は雍正帝に身の潔白を訴えるのですが。祺貴人はかつて甄嬛の家に仕えていた斐雯(ひぶん)や甘露寺の尼僧・静白(せいはく)まで味方にして証言させ、甄嬛が疑わしいように仕向けます。
そこで皇后は血縁検査を主張しました。水に二人の血液を垂らし、親子なら混ざり合うというのです。雍正帝は検査を許可しました。すると温実初と弘曕の血は混ざってしまい雍正帝は怒るのですが。細工されていたことがわかります。
さらに葉瀾依が甘露寺の尼僧・莫燕(ばくえん)を宮殿に連れてきて、甄嬛と温実初の潔白を証言。甄嬛は祺貴人の父親・瓜尔佳一族が自分の父親を陥れた事実を容赦なく暴露するのでした。
感想と解説
血が混ざったら家族だという話は、中国・韓国時代劇でたまに出てきますが。もともと中国の民間伝承にはそういう言い伝えがあるんですよね。もちろん迷信なんですけどね。
第64話 朋友の死
甄嬛と温実初の身の潔白が証明されました。雍正帝は皇后が細工したと疑い怒ると、皇后を宮中で療養させ、後宮を管理する権限を奪い甄嬛や端妃たちにあたえました。
祺貴人は宮中を混乱させたため、冷宮に送られました。康常と貞嬪は嘘を広めたため、六か月の給与を没収され、斐雯と静白は処刑されました。
安陵容は温実初をそそのかし、温実初は沈眉庄のそばにいるために自ら宦官になりました。すると安陵容はわざと侍女を呼んで沈眉庄を呼びました。出産間近の眉庄はこの悲劇的な光景を見てショックを受けて産気づいてしまい、大量出血でこの世を去ってしまいます。甄嬛は悲しみに打ちひしがれました。
一方、雍正帝は玉嬈を気に入りますが、玉嬈は雍正帝を避けます。沈眉庄の死に責任を感じた温実初は墓守を3年間務めることを志願するのでした。
感想と解説
なんと温実初が宦官になってしまい、沈眉庄が亡くなってしまいました。沈眉庄はヒロインの味方なのに気の毒な役回りですよね。残念です。安陵容はますます悪どくなってきました、皇太后が避けようとするのも納得です。
雍正帝と玉嬈では歳が違いすぎるでしょう。
第65話 秘密の切り絵
円明園の牡丹台で皇帝や甄嬛や寧貴人たちは舞を楽しんでいました。浣碧は果郡王の衣服にわざと酒をこぼして果郡王の服を濡らします。すると果郡王が立ち上がったときに小袋が落ちました。その小袋の中には切り絵が入っていました。
周囲の者はそれが甄嬛に似てると思い、雍正帝もそれが甄嬛ではないかと疑います。すると浣碧がその切り絵は自分のものだと主張。雍正帝は喜んで果郡王と浣碧の結婚を命じます。
さらに雍正帝は果郡王に、沛国公の娘・孟靜嫻も果郡王の側室にするように命令。果郡王はことわろうとしますが、皇帝の決定は覆りません。
甄嬛は浣碧に妹の地位が与えられるように動きました。そして彼女に。鈕祜禄(ニオフル)の姓と玉隐の名を与えました。甄嬛の両親もこの結婚のおかげで都に戻ることができました。でも、葉瀾依は果郡王を気の毒に思うのでした。
感想と解説
ここで浣碧は果郡王と結婚するのですか。上手くやりましたね。
史実では果郡王の正室は鈕祜禄氏、側室が孟氏になってます。でも果郡王の正室は雍正帝の側室・鈕祜禄氏とは姉妹ではありません。
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