中国時代劇「燕雲台(えんうんだい)-The Legend of Empress-」第25・26・27・28話あらすじとネタバレ紹介記事です。
実在した契丹(遼)の皇后・睿智蕭皇后(蕭太后)の半生を描く歴史ドラマ。
夏捺鉢が終了。景宗・耶律明扆と蕭燕燕たちは上京に戻りました。そして蕭燕燕が皇后になりました。
韓徳譲は大同府で立后の噂を聞いて憂鬱になります。一方の李思は燕燕の立后を喜ぶのでした。
しばらくして燕燕が懐妊。景宗・耶律明扆は大喜びで盛大な宴を開きました。喜哥は力を落とすのでした。
大于越・耶律屋質が危篤。明扆たち皇族一同が駆けつけました。屋質大王は、改革を進めようとする明扆と燕燕に後をたくして息を引き取りました。耶律屋質は遼の分裂の危機を3度も救った人物。遼は重要な人物を失いました。
蕭思温のもとに高勲と女里を訴える者が来ました。高勲と女里は謀反計画が漏れたと思い、蕭思温の暗殺を実行することに。
蕭思温の甥・海里と海只は高勲たちの罠にハメられて蕭思温暗殺計画の片棒を担ぐことになってしまうのですが。
番組情報
原題:燕雲台
英語:The Legend of Xiao Chuo
2020、中国
全48話
主なキャスト
・蕭 燕燕(しょう・えんえん)
演:唐嫣(ティファニー・タン)
・韓 徳讓(かん・とくじょう)
演:竇驍(ショーン・ドゥ)
・蕭 胡輦(しょう・これん)
演:余詩曼(カーメイン・シェー)
・耶律 明扆(やりつ・けん)/後の景宗(けいそう)
演:經超(ジン・チャオ)
・耶律璟(やりつ・けい)/今の皇帝・穆宗(穆宗)
演:寧理
・耶律 罨撒葛(やりつ・えんさつかつ)/太平王
演:譚凱(タン・カイ)
・蕭 烏骨裏(しょう・うこつり)
演:盧杉(ルー・シャン)
・耶律 喜隱(やりつ・きん)/趙王
演:季晨(ジー・チェン)
・李 思(り・し)
演:孟子義(モン・ズーイー)
第25話 失意の再会
景宗・耶律明扆と蕭思温は狩りに向かいました。その道中、刺客たちに襲撃されます。狙われたのは蕭思温でした。ところが別の刺客たちも現れ襲ってきます。継ぎに現れたの刺客たちは耶律明扆を狙っていました。女里たちによって耶律明扆は守られましたが、蕭思温は犠牲になってしまいます。
高勲と女里たちは自分たち以外にも刺客を送った者がいると知り驚きます。そして迂闊に動かないようがいいと判断するのでした。高勲と女里、そして喜隱はお互いを暗殺の黒幕と考えていました。
景宗・耶律明扆は今まで自分を守ってくれた蕭思温の死を嘆きかなしみ。予定を切り上げて帰京。しかし身重の皇后・蕭燕燕を気遣って蕭思温の死は伏せて、気丈に振る舞うのでした。
蕭胡輦と蕭烏骨里たちは蕭思温の死を知り悲しみます。蕭燕燕には知らされていませんでしたが、太妃たちによって蕭燕燕にも知らされます。怒った景宗によって太妃たちは偏宮に幽閉されました。
韓徳譲も噂で蕭思温殺害を知りました。そして景宗・耶律明扆のもとに戻るのですが。
第26話 立ち上がる皇后
蕭思温暗殺の調査を始めた韓徳譲。調べてみると刺客が2種類いた事が分かり、さらに止めを刺したのは別の者だとわかります。さらに現場を調べると暗殺集団・海東青が関わっているらしいことがわかりました。
蕭家では海只と海里が達凛を追い出して思温の葬儀を仕切っていました。
朝堂では空いた人事を巡って意見が別れ高勲、女里と韓匡嗣、達凛たちが対立していました。そんな中、心労が重なった景宗・耶律明扆が倒れてしまいます。
皇后・蕭燕燕は耶律明扆に高勲と女里を仲違いさせようと提案。耶律明扆は体調のこともあり摂政を置くことにします。
その話は皇族にも伝わり、喜隱は勝手に自分がふさわしいと思って喜んでいました。
耶律明扆は韓徳譲を朝廷に戻そうとしますが、韓徳譲は操作に専念したいと断ります。しかし蕭燕燕が摂政につくことになり韓徳譲が枢密院通事となってサポートするこに。そして高勲が宰相、喜隱は西南面招討使に決まります。
第27話 狙われた皇后
摂政になれなかった耶律喜隱は、蕭燕燕に奪われたと思って恨みます。
韓徳譲は海東青の忽爾博が捕まったという嘘の情報を流しました。蕭海只と蕭海里は焦りました。
一方、女里と高勲は蕭海只と蕭海里を捕らえて蕭思温殺害の犯人として突き出しました。
韓徳譲は景宗・耶律明扆の暗殺を企てたのは高勲だと思いますが証拠はありません。そこでもうしばらく泳がせてみることにしました。ひとまず海只と海里の処刑を決定。蕭姉妹に処刑を任せます。
海只と海里の処刑方法は射鬼箭に決定。矢を撃って処刑する方法です。耶律喜隠は処刑のための矢を射る台に細工をして蕭燕燕に危害を加えようとしました。処刑当日、蕭燕燕が上がった台が崩れましたが、韓徳譲が気がついて蕭燕燕を助けました。
その後。蕭胡輦に地方に飛ばされている太平王・耶律罨撒葛から文が届きました。蕭胡輦と蕭燕燕は罨撒葛を呼び戻して喜隱たちに対抗させようとするのですが。
第28話 新たなる戦い
景宗・耶律明扆は耶律喜隠や女里、高勲たちを抑えるために太平王・耶律罨撒葛を呼び戻しました。罨撒葛は兵権の半分を返上という条件が不満でしたが、明扆の思惑に乗ることにしました。
耶律喜隠は明扆と罨撒葛が手を組んだことに怒ります。
罨撒葛は胡輦は戻ってきました。臣下たちは逆賊の罨撒葛が戻ってきたことに動揺します。罨撒葛と連絡をとっていた女里は好機と捕らえていますが、高勲は警戒しています。
一方、安只は帝位争いに興味を示さない夫の寧王・耶律只没に見切りをつけ、罨撒葛に取り入りました。罨撒葛も安只を利用するつもりで協力を約束します。
蕭家では三姉妹たちが蕭家の跡継ぎとしてまだ若い蕭継先を選びました。その後、蕭燕燕は無事に皇子を出産。明扆は大喜び。胡輦と烏骨里も祝福します。
しかし燕燕は我が子が狙われるのではないかと心配でたまりません。
感想と解説
蕭思温が亡くなってしまいました。景宗・耶律明扆が即位してしばらくすると暗殺。史実通りといえば史実通りです。歴史上の蕭思温はそれほど有能な人物ではないのでいてもいなくても政治にはあまり関係がないのですが。このドラマでは有能な人物として描かれているので喪失感がものすごく大きいです。
ドラマでは高勲と女里たちがけっこうな悪役として描かれています。歴史上もドラマでも韓徳譲がここから頑張るわけですけど。ドラマでは罨撒葛がかなりの大物として描かれているのでどう抑えるのかが見どころです。
歴史上は罨撒葛は朝廷に戻って来ず、ずっと国境の番をしていたので驚異ではなかったんですけどね。
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