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王は愛する・キャスト・登場人物紹介とネタバレ

歴史知識 1.2 韓国ドラマ紹介

韓国ドラマ「王は愛する」は高麗を舞台にした時代劇。

主人公は高麗の世子ワン・ウォン。

ワン・ウォンと親友のワン・リン、ソファの三角関係と、高麗王位をめぐる陰謀劇が複雑に絡み合ったストーリーです。

主な登場人物とモデルになった実在の人物を紹介します。一部ネタバレ要素があるのでご注意ください。

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「王は愛する」ドラマの背景

出典:楽天市場

ドラマで描かれた時代

「王が愛する」の舞台になったのは13世紀末の高麗王朝。

当時の高麗はモンゴル帝国(元朝)の支配下になって間もないころでした。

高麗がモンゴルの支配下になった高麗後期~李氏朝鮮建国までのドラマを時代順で並べるとこうなります。

武神 → 王は愛する → 奇皇后 → 六龍が飛ぶ

ドラマと史実の違い

歴史上のワン・ウォンと出来事を紹介します。

元への貢女に決まった王瑛の娘(ドラマではワン・ダン)を救うため。ワン・ウォンが母・元成公主に相談して貢女になるのを阻止して世子妃にしました。

その後ワン・ウォンは元で暮らします。高麗の王族は元で暮らす決まりだからです。

高麗ではプヨンが忠烈王の寵愛を独占。
元成公主は病死しますが、葬儀のため高麗に戻ったワン・ウォンは「母が死んだのはプヨンのせいだ」とプヨンと関係者を処刑しました。忠烈王はそれがショックで譲位します。

ワン・ウォンが即位して 忠宣王になります。忠宣王は改革をしようとしますが抵抗にあって挫折。退位して元に戻ります。

再び忠烈王が王になりました。

ワン・ウォンは世子になって元で暮らしました。人質として元に来ていた王族のワン・ジョンと彼を支持するソン・バンヨンたちは、ジョンを高麗王にしようとして元朝の朝廷関係者に多数派工作を行いました。

最終的には元の皇子を味方にしたワン・ウォンが勝ちました。ワン・ジョンたちは粛清されます。

忠烈王の死後。ふたたびワン・ウォンが王になりました。

というのが歴史上のできごと。

ひとつひとつの事件はドラマにも生かされていますが、全体の流れはかなり違ってます。

ドラマはこれらの事件をひとつにまとめて舞台を高麗に固定。そしてワン・ウォンを親友・ヒロインの繰り広げる三角関係を追加しました。

おかげで地味な政治劇になりそうな事件がテンポの速いドラマになりました。

王は愛するの主要人物

ワン・ウォン

 演:イム・シワン
高麗の世子。後の忠宣王。母がモンゴル人なので周りの高麗人から白い目で見られている。孤独になるのが怖くてワン・リンに出会うまでは無能なふりをしていました。

歴史上は辮髪でモンゴル服を着ていました。元の暮らしが気に入っていたので高麗にはあまり戻っていません。

忠宣王の詳しい説明はこちら

ウン・サン(ソファ)

 演:ユナ
 高麗一の豪商の娘。元に貢女にされるのを防ぐため。ソファと名乗り身分を偽って暮らしています。母の仇をとろうと母を殺した相手を探しています。

ワン・リン

 演:ホン・ジョンヒョン
 高麗王族。ウォンの部下で友人。ところがウン・サンと知り合い、ウォンと対立することも。

高麗王室

忠烈王

演:チョン・ボソク

ウォンの父、高麗第25代王。
ドラマではやや自暴自棄気味。

歴史上は元に服従を誓い、クビライに媚びて生きる道を選んだ高麗王。実子のウォンを疎んでジョンを次の王にしようとしたこともあります。

 

モンゴル派

元成公主/荘穆王后

演:チャン・ヨンナム

ウォンの母、王妃、元国皇帝クビライの娘。

王妃としての称号は荘穆王后。ドラマでも史実でも元の力を後ろ盾に高麗でも威張っていました。むしろドラマの方がおとなしいくらい。

息子のウォンには甘いです。

荘穆王后(元成公主)の詳しい説明はこちら

フラタイ

演:キム・ジェウン

元成公主の護衛。ひたすら元成公主の手足となって働くモンゴルの武人。歴史上は高麗ではかなりの権力を持っていた人。

フラタイ(印侯)の詳しい説明はこちら

チェ・セヨン

演:キム・ビョンチュン

元成公主付きの内官。

チョ尚宮

演:ミン・ヨンウォン

元成公主付きの女官。

高麗派

ソン・イン

 演:オ・ミンソク

モンゴルの血をひくウォンを排除しようと画策する策士。最初はワン・ジョンを王にしようとしていました。ところがジョンは王の器でないと考え、ワン・リンを仲間にしようとします。ウン・サンの母の死にも関わっています。

ソン・パンヨン

演:チェ・ジョンファン

ソン・インの従兄、密直副使。一見すると便りなさそうな重臣。歴史上はワン・ダンを担いだ派閥の中心的メンバーでした。

ソン・パンヨンとソン・インの詳しい説明はこちら

ムビ(オク・プヨン)

演:チュ・スヒョン

ソン・インの部下。忠烈王を魅了して側室になる。最後はワン・ウォンに斬られます。

オプヨン(無比)の詳しい説明はこちら

ムソク

演:パク・ヨンウン

ソン・インの部下。武術の使い手。ソンインのために命を欠けますが、ピヨンに恋したため躊躇いが出ます。

ウン家の人々

ウン・ヨンベク

演:イ・ギヨン

ウン・サンの父。高麗一の豪商。大府寺の長。ウン・サンを守ろうとしますが、最後は毒殺されます。

ピヨン

演:パク・ジヒョン

ウン・サンの侍女。ウン・サンの妹のような存在。ウン・サンを貢女にしないため、自分の顔に傷をつけウン・サンの身代わりになっていました。

ワン・ヨン家

ワン・ヨン

演:キム・ホジン

高麗王族。リンの父。王家に最も近い血筋。そのため王位争いに巻き込まれるのを恐れていますが。

王瑛(ワン・ヨン)の詳しい説明はこちら。

ワン・ダン

演:パク・ファニ

リンの妹。貢女にされそうになりますがウォンに救われます。歴史上の靜妃王氏。

靜妃王氏の詳しい説明はこちら

ワン・ジョン

演:ユン・ジョンフン

リンの兄。自尊心が強く。半分モンゴル人の血を受け継ぐウォンよりも、純粋な高麗人の自分が王にふさわしいと考えています。ソン・イン達の協力を得て王位を狙います。歴史上も王位を狙ってウォンと争いました。

王琠(ワン・ジョン)の詳しい説明はこちら

その他

イ・スンヒュ

演:オム・ヒョソプ

学者。ウン・サンの学問の士。

 

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