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中国ドラマ「解憂(かいゆう)~西域に嫁いだ姫君~」登場人物紹介

解憂 1 ドラマ紹介

中国ドラマ「解憂(かいゆう)~西域に嫁いだ姫君~」は漢の時代。西域にあった烏孫という国に嫁いだ王女の物語。

ドラマのヒロイン・解憂公主は実在した漢の王女がモデル。

紀元前1世紀。大国の漢と匈奴が勢力争いを続けていました。西域の烏孫(うそん)は小国ながらも存在感を持つ国。

そんな烏孫国に漢から嫁いだ王女が解憂公主。烏孫王には匈奴からも王女が嫁ぎ、烏孫の宮廷でも漢と匈奴の勢力が争っていました。

しかも解憂は烏孫王の従兄弟・翁歸(おうき)とも恋仲に・・・

ドラマに登場する人物とモデルになった人を紹介します。

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「解憂(かいゆう)~西域に嫁いだ姫君~」情報

前漢の武帝(紀元前141年-紀元前87年)の時代。

武帝は匈奴(きょうど)に対抗するため、西域で存在感を増してきた烏孫(うそん)国と政略結婚。同盟を結んでいました。

ところが漢から政略結婚で嫁いだ細君公主が急死。漢と烏孫の同盟を続けるため、次の和親公主が選ぶことになりました。

そこで選ばれたのは解憂(かいゆう)でした。解憂(かいゆう)は旅芸人の一座の娘として育ちましたが。実は漢の王族の一員でした。

武帝は自分の娘は烏孫に嫁がせたくありません。そこで王族の一員でもあまり縁のないものを嫁がせることにしました。

一方の解憂は都に来る前に、瀕死の重傷をおっていた謎の男。翁歸(おうき)を助け恋に落ちました。ところがその男は烏孫の大将軍でしかも王の従弟でした。

自分の運命を嘆きつつ、でも覚悟を決めた解憂は烏孫の王に嫁ぎました。

烏孫と政略結婚したいのは漢だけではありません。北方の大国・匈奴からも烏孫に王女が嫁いでいました。

烏孫国を舞台に漢と匈奴の思惑が入り混じって争いが起こります。

そして解憂と翁帰との許されぬ恋の行方は?

番組情報

原題:解憂公主(かいゆうこうしゅ)
英語:Princess Jieyou(意味:解憂王女)
2017年、中国
全45話

主要人物

解憂公主(かいゆう こうしゅ)

演:張歆藝(チャン・シンイー)

他の出演作:「夜の上海」警官。

本名は劉解憂(りゅう・かいゆう)。漢王室の一族。家は謀反のため没落。解憂は旅芸人に引き取られ育ちました。

旅の途中に烏孫の王子・翁歸(おうき)と出会い恋におちます。その後、漢王室の一族とわかり、和親公主になって烏孫王のもとに嫁ぎました。

烏孫の後宮には匈奴から嫁いできた左夫人(第一夫人)の胡姑や、漢を嫌う長山翕侯から嫌がらせを受けます。翁歸とは許されざる恋が続くのですが。

史実の解憂公主

本名は劉解憂(りゅう・かいゆう)。公主としての称号は不明。そのため本名をとって解憂公主(かいゆうこうしゅ)と呼ばれます。

祖父は漢王室の楚王・劉戊。両親は不明。
漢景帝の時代、楚王・劉戊は他の親王と一緒に反乱をおこして失敗。粛清されました。楚王は他の王族がひきつぎ劉戊の家は没落。解憂の両親の名も記録から消されました。武帝の時代。没落王族だった劉解憂は烏孫王のもとに和親公主として送られます。

・解憂公主の詳しい説明はこちら。

翁歸(おうき)

演:袁弘(ユエン・ホン)

 他の出演作:「宮廷女官 若曦」十三皇子・胤祥、「秀麗伝」光武帝・劉秀

烏孫国王の弟。烏孫の左大将。
烏孫の使者となって漢に行く途中、匈奴に襲われて瀕死の重傷をうけます。そこで旅芸人の解憂と出会いました。解憂とは惹かれ合いますが。解憂は和親公主となって烏孫国王のもとに嫁いできます。解憂とは許されざる恋におちるのですが。

軍須靡の死後、烏孫国王になります。

歴史上は軍須靡の次に烏孫王になった翁歸靡(おうきび)がモデル。

・翁歸靡(おうきび)の詳しい説明はこちら。

 

昆弥(こんび) 軍須靡(ぐんしゅび) 

演:袁文康(ユエン・ウェンカン)

 他の出演作:「女医明妃伝~雪の日の誓い~」エセン、「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」侍医・江與彬

昆弥は烏孫国王を意味する称号。

名前は 軍須靡(ぐんしゅび)。

西域の小国・烏孫を統治する王。大国の匈奴と漢にはさまれて苦しい立場に。両方の大国と政略結婚して生き残ろうとしていますが。

・烏孫王 軍須靡(ぐんすび)の詳しい説明はこちら。

 

馮嫽(ふう・りょう)

演:葉青(イエ・チン)
 他の出演作:「宮廷女官 若曦」玉檀、「花様衛士」上官曦

シルクロードを行き来する漢の商人。解憂を助けます。

歴史上は解憂公主に仕える侍女。解憂公主が烏孫国に嫁いだときは一緒に烏孫に行きました。解憂とは姉妹のような関係で裏切りや争いの絶えない後宮でも解憂を助けました。後に烏孫の右将軍と結婚。優れた政治家、外交官としても活躍します。

 

烏孫(うそん)の人々

鹿胡母/太后

演:李小燕

軍須靡の母。

 

胡姑(ここ)/左夫人

演:張一鸞
 他の出演作:「長安賢后伝」蘭美人

軍須靡の正妻。称号は「左夫人」。匈奴出身の王女。

軍須靡との間には息子・泥(でい)が生まれます。長山翕侯と結託して自分の息子を次の王にしようとしています。

長山翕侯(じょうざんきゅうこう)

演:武強

烏孫の重臣。匈奴出身。
軍須靡を毒殺しようとしまて軟禁。反乱を起こしますが、翁歸に殺害されます。

木哈孜(もくはち)

演:姜曉冲

軍須靡の侍従。

雲古特

演:曲雙雙

胡姑より先に来ていた軍須靡の夫人。(遊牧民は一夫多妻制)
匈奴出身。

 

阿伊臘(あいろう)

演:陸綺蔚

長山翕侯のいとこ。翁歸のことが好き。

 

安索克

演:楊軼

烏孫の右大将。

 

前漢

漢武帝

演:于波

前漢の第7代皇帝。匈奴と戦争を続けています。

 

淮天沙(わい・てんさ)

演:劉冠翔

前漢の将軍。解憂公主の護衛を命じられ、一緒に烏孫国に行きました。解憂公主とすごすうちに解憂公主に恋するようになりますが、その想いをつたえられずひたすら解憂公主を守ります。後に戦争で戦死。

 

靖君公主

演:王紫璇

解憂公主のいとこ。

 

その他

阿彩(あさい)

演:楊懿

解憂の仲間。旅芸人の一員。後に解憂公主を追って烏孫国に行きました。
解憂公主を救おうとして犠牲になります。

単于(ぜんう)

演:孫晨

匈奴の王。単于は匈奴の君主を意味する称号。
胡姑を養女にして烏孫に嫁がせます。

解憂が紀元前102年に烏孫に嫁いで、烏孫・漢連合軍と匈奴の戦闘があった紀元前72年までには。歴史上は且鞮侯単于、狐鹿姑単于、壺衍鞮単于が即位しています。ドラマでは一人の単于になっています。

ドラマでは「右谷蠡王」という呼び名が設定されています。右谷蠡王は匈奴の役職。「右将軍」みたいなかんじ。匈奴には右谷蠡王出身の単于もいましたが。解憂の時代よりは少し古いです。

 

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