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燕雲台(えんうんだい)第33・34・35・36話あらすじとネタバレ

燕雲台 0 あらすじ

中国時代劇「燕雲台(えんうんだい)-The Legend of Empress-」第33・34・35・36話あらすじとネタバレ紹介記事です。

実在した契丹(遼)の皇后・睿智蕭皇后(蕭太后)の半生を描く歴史ドラマ。

耶律罨撒葛に脅された太妃・蕭蒲哥は皇子の文殊奴に毒薬を飲ませました。医者の診察では文殊奴を救う方法はなく薩満(サマン)による祈祷が行われました。

その裏では耶律罨撒葛は祈祷師を呼んで呪いの儀式を行っていました。

蕭胡輦は罨撒葛が蕭蒲哥を使って皇子に毒を飲ませたことを知り、我が子に天罰が下ることを恐れないのかと裁断を壊して火を付け罨撒葛を批判します。

火は消し止められ、その現場から毒が見つかり。燕燕と明扆は罨撒葛の仕業だと考えます。

罨撒葛は胡輦を説得しようとするものの胡輦は納得しません。罨撒葛は胡輦を太平王府に軟禁します。それを知った燕燕は姉を助け出そうとします。明扆は宴をひらいて罨撒葛の警戒を解こうとします。一方、罨撒葛はその宴を襲う計画をたてていました。

蕭蒲哥は口封じのために刺されされましたが、死の間際に景宗・耶律明扆と会いあることを話します。それは罨撒葛が明扆が飲む薬に毒をいれていたというのです。

 

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番組情報

原題:燕雲台
英語:The Legend of Xiao Chuo
2020、中国
全48話

 

主なキャスト

・蕭 燕燕(しょう・えんえん)/睿智蕭皇后
 演:唐嫣(ティファニー・タン)

・韓 徳讓(かん・とくじょう)
 演:竇驍(ショーン・ドゥ)

・蕭 胡輦(しょう・これん)/太平王妃
 演:余詩曼(カーメイン・シェー)

・耶律 明扆(やりつ・めいい)/景宗(けいそう)
 演:經超(ジン・チャオ)

・耶律 罨撒葛(やりつ・えんさつかつ)/太平王
 演:譚凱(タン・カイ)

・蕭 烏骨裏(しょう・うこつり)/趙王妃
 演:盧杉(ルー・シャン)

・耶律 喜隠(やりつ・きいん)/趙王
 演:季晨(ジー・チェン)

・李 思(り・し)
 演:孟子義(モン・ズーイー)

 

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第33話 愛と憎しみ

 

耶律罨撒葛(やりつ・えんさつかつ)はついに反乱を起こしました。罨撒葛は妻の蕭胡輦に自分と景宗 耶律明扆のどちらの勝利を望むかと聞き。その後、胡輦を守るためだ言って部屋に幽閉して皇宮に向かいました。

開皇殿で皇子の回復を祝う宴が開かれていました。喜哥の手引で女里の軍が密かに潜入。すると寧王妃 安只が献上した酒を飲んだ景宗と皇后 蕭燕燕が苦しみ始めます。酒には毒が入っていたのでした。ところが安只はあっさりと毒を入れたことを認めました。すると夫の耶律只没は謀反は認めないと安只を指してししまいます。

罨撒葛の率いる部隊が開皇殿に突入。そこに韓徳譲が現れました。激しい戦いが行われ。反乱に加わった女里と高勲は蕭達凛と耶律休哥に討たれました。烏骨里は斡魯朶(オルド)を率いて増援に駆けつけました。

罨撒葛も蕭燕燕の矢を受けて負傷。戦いに敗れた罨撒葛は撤退。胡輦に斡魯朶(オルド)の指揮権を譲り渡して息を引き取りました。

感想と解説

斡魯朶(オルド):王や王妃が滞在する施設と人、警備する軍を含めた言葉。宮殿+後宮+軍隊みたいなもの。ドラマでは主に王族が所有する軍隊の指揮権みたいな使われ方をしています。

歴史上は罨撒葛は反乱は起こさず病気で死亡しました。斡魯朶(オルド)の指揮権はドラマ同様、胡輦が引き継いでいます。このドラマでは罨撒葛は大きな敵として主人公たちの前に立ち塞がる印象的なキャラでした。

女里と高勲は史実でも「蕭思温殺害の疑い」で処刑されていますが、処刑されたのは蕭思温殺害から8年後。ドラマでは一気にここで片付けた感じです。

 

第34話 去りゆく人々

 

蕭胡輦は草原で耶律罨撒葛の葬儀を行いました。その場に皇后 蕭燕燕が現れ、蕭胡輦を「皇太妃」に任命。国阿輦斡魯朶を任せると正式に伝えました。そして再婚して子をもつように言うのですが胡輦の心には恨みが残り、自分のためだけに生きると言って北方に去ります。

韓徳譲は景宗 耶律明扆と皇后 蕭燕燕に幽州に向かうと伝えて都を去っていきます。

妻・安只が死んだことで寧王 耶律只没はやつれてしまい、出家を決意。別れのため兄の景宗・耶律賢のもとを訪れます。

燕燕の親しい人たちが一気にいなくなり、燕燕は寂しさを感じるのでした。

そして11年の年月が流れました。長男・文殊奴は11歳になり。娘の観音女も生まれました。

12年に一度行われる皇帝の再生の儀式が行われました。そして胡輦も行宮にやってきてひさびさに燕燕と再開。

ところが同盟国の北漢が南朝(宋)に攻められてしまいます。

感想と解説

一気に人が減って寂しくなってしまいましたね。

ドラマでは韓徳譲は景宗のもとを去ったみたいに描かれていますが。契丹は南北二院制で契丹人の北院、漢人の南院に分かれています。父の韓匡嗣・韓徳譲親子は漢人の多い南院の統治を任されています。中華王朝と違って一つの都ですべて統治する仕組みではないので。韓親子の役割は大変重いのですけど。でもまあ漢制に詳しい人が景宗や燕燕のそばにいないのは心細いかもしれません。

 

第35話 皇后の親征

 

冀王・耶律敵烈が独断で北漢救援に向かいましたが撃破されてしまい、増援の要請が韓徳譲のもとに届きました。増援を求める使者は南朝の妨害で景宗たちのもとに届きません。

韓徳譲たちは幽州を守りますが、少ない兵でまもるにも限界があり窮地に陥ります。北漢がすでに南朝(宋)に降伏。

攻撃が一時的に収まった夜。韓徳譲は愛馬・烏雲蓋雪に皇后 蕭燕燕への文を託しました。烏雲蓋雪は春捺鉢をしていた黒山に到着すると倒れてしまいます。燕燕は驚き韓徳譲からの文をみつけると急いで景宗 耶律明扆たちと対応を話し合います。そして燕燕は独断で出陣。

幽州の韓徳譲たちが持ちこたえている所に燕燕の率いる増援部隊が到着。韓徳譲は助かりました。そして回復した韓徳譲に連れられて燕燕は幽州を見て回りました。そこにはまだまだ問題が山積みになっていて。燕燕はさらなる改革の必要性を感じるのでした。

解説と感想

史実では979年の北宋 太宗 趙炅 の遠征の場面。大軍で攻めた宋太宗は北漢を滅亡させ遼へ攻め込みました。このとき幽州を守っていたのが韓徳譲。実際の責任者は韓匡嗣でしたが。たまたま韓匡嗣はいなかったので、息子の韓徳譲が守っていました。

この前に耶律虎古が備えをしておくべきだと提案するのですが、南京留守の韓匡嗣はそんな必要ないと防備をおろそかにしました。そのツケを韓徳譲を支払ってるわけです。まあ、このときの北宋軍は強いのでどちらにしても苦戦は免れないでしょうけど。

 

 

第36話 改革への扉

 

皇后・蕭燕燕は、韓徳譲が書いた改革案を呼んで関心し、韓徳譲を幽州から上京に来て政治に関わるように言いますが、韓徳譲は答えようとしません。

景宗 耶律明扆が幽州に到着。景宗も徳譲に上京に来るように言いますが徳譲は断ります。

そうしていると李思がやってきて徳譲の上京行きに反対。燕燕と口論になります。二人の会話を聞いていた景宗は燕燕の国を思う心に感激して徳譲の説得を約束。景宗は徳譲のもとを訪れて説得。上京行きを説得するのでした。徳譲はついに上京行きを決断します。

保寧11年(979年)。南朝軍を追撃することになり。景宗は耶律休哥・耶律沙とともに徳譲の父・韓匡嗣に出陣を命令。

ところが韓匡嗣は不慣れな戦に出て敗退。虎古と喜隱たち改革に反感を持っている人々が一斉に韓匡嗣の責任を攻め立てます。景宗も韓匡嗣の処分は仕方ないと考えるのですが。燕燕は韓匡嗣を庇います。

 

感想と解説

保寧11年の宋との戦いは史実どおり。遼(契丹)軍の司令として出陣した韓匡嗣は敵の嘘の降伏を見抜けず、休哥の忠告を無視して敵の策にはまって大敗しました。歴史上は過去にも韓匡嗣は判断を誤ったことがあり。リスクを低めに見積もる癖があるようです。政治家や軍人としては有能ではありませんでした。

景宗が死刑にしようとしたところ、燕燕のとりなしで杖刑で収まりました。その後も節度使や、京兆尹などの役職を勤めています。韓家に手柄をたてさせたいという気持ちもわかりますけど。過剰な期待は酷ですね。

ドラマでは主人公周辺の人たちをいい人に描きがちですけど。実際は有能な人ばかりとは限らないんですよね。

 

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