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「如懿伝」登場人物紹介「後編」如懿が皇后になってからラストまで

如懿伝 1 ドラマ紹介

中国ドラマ「如懿伝(にょいでん)紫禁城に散る宿命の王妃」の登場人物紹介記事です。

「如懿伝」は清王朝の宮廷が舞台。

18世紀の清王朝は第6代皇帝・乾隆帝(けんりゅうてい)のもと最盛期を迎えていました。

大ヒットドラマ「瓔珞<エイラク>紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃」と舞台設定も登場人物もほとんど同じ。ということでよく比べられるドラマ。

「瓔珞」は前半は復讐劇で後半が出世物語。「如懿伝」は前半は宮中でのサバイバル物語から後半は悲劇に向かって突き進んでいく物語。とくに後半は主人公の置かれた立場が正反対になるのもみどころ。

「如懿伝」の人物紹介の記事は長いので前半と後半に分けました。

この記事では

第47話「孤独な頂へ」~最終話「緑梅の記憶」までに登場する人物を紹介します。

 

前半の登場人物はこちらを御覧ください。

「如懿伝(にょいでん)」登場人物紹介「前編」如懿が入宮して皇后になるまで
中国ドラマ「如懿伝(にょいでん)紫禁城に散る宿命の王妃」は清王朝の宮廷が舞台。 大ヒットドラマ「瓔珞<エイラク>紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃」と舞台設定も登場人物もほとんど同じ。ということでよく比べられるドラマ。 でも「如懿伝」の主人公・嫻妃は...

 

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主な 登場人物

皇后 烏拉那拉(ウラナラ)如懿(にょい)

演:周迅(ジョウ・シュン )

乾隆帝の幼馴染。幼名は青桜

富察皇后の死後。如懿が皇后になりました。
ライバルの金氏もいなくなり。これからというときに子供の死をめぐり乾隆帝との間に心の溝ができて。側室や凌雲徹の件でついに・・・

歴史上は廃位が決定している人物をドラマでは「よい人」として表現しないといけないので。後半はライバルたちのしかけた陰謀にはめられたり、結核になったりと暗い展開になりがち。さまざまな障害はありますが、結局は乾隆帝との関係は中年の危機そのもの。

そこが如懿の立場に共感するという意見も。

歴史上の継皇后 輝発那拉氏(烏拉那拉氏)

ドラマではウラナラ氏ですが実際にはホイファナラ氏といわれます。

皇后富察氏の死後、皇太后の命令で那拉氏が皇后になりました。皇后としての勤めは滞りなく勤めていました。ところが南巡から戻った後、軟禁状態。廃されてはいませんが、皇后の役目を奪われてしまいます。その理由は諸説あります。

一般には「髪を切ったから」といわれます。満洲族の女性が髪を切るのは身内に不幸があったときだけ。「皇太后や皇帝を呪った」という理由ともいわれます。でもなぜそうなったのかはわかりません。

ドラマ「瓔珞」では後半のライバル「皇后(嫻妃)・輝発那拉氏」です。

嫻妃 輝発那拉氏の詳しい説明はこちら

 乾隆帝(けんりゅうてい)

本名は 愛新覚羅(アイシンギョロ)弘暦(こうれき)

演:霍建華(ウォレス・フォ) 

大清国の第6代皇帝 乾隆帝
父は雍正帝・胤禛(いんしん)
母は孝聖憲皇后・鈕祜祿(ニオフル)氏。

中国史上最大級の領土を手に入れ。皇帝としては大きな功績を残しましたが。
後半の乾隆帝の言動は「モラハラ夫」そのもの。歳をとって我慢がきかなくなり妃嬪にすら暴力をふるうことも。そして最愛のはずの如懿とも意思の疎通ができなくなり・・・

乾隆帝の詳しい説明はこちら

ドラマでは史実と違って皇太后・鈕祜祿氏は養母。宮女の李氏が生母という設定です。

乾隆帝の生母が皇太后・鈕祜祿氏ではない理由はこちら

如懿の味方・どちらかというと親しい人

愉妃(ゆひ)珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)

演:張鈞甯(チャン・チュンニン)

如懿とも付き合いの長い親友。第五皇子の母親。弱々しかった前半とは別人のように芯の強い女性になりました。後半では如懿よりも強気な態度をみせることも。

・愉貴妃の詳しい説明はこちら

 

純妃 蘇綠筠(そ・りょくいん)

演:胡可(フー・カー)

第三皇子の母。後半では野心もなくなりすっかり大人しくなりました。皇后になった如懿には素直に従っています。

純妃 蘇氏についてさらに知りたい方はこちら
純恵皇貴妃 蘇氏の詳しい説明はこちら

 

舒妃 葉赫那拉(エホナラ)意歡(いかん)

演:陳昊宇(チェン・ハオユー)

皇太后の策略で乾隆帝のもとに送り込まれます。宮中の人々とあまり親しくしませんが、如懿と海蘭はわりと仲がいいです。乾隆帝から密かに子供ができない薬を飲まされています。生まれた子供は幼くして病死。乾隆帝に薬を飲まされていたことを知り、自害。

歴史上の舒妃 葉赫那拉(イェヘナラ)氏

歴史上は葉赫那拉(イェヘナラ)氏といいます。満洲の名家・葉赫那拉氏の出身。皇太后に認められ10代で妃になりました。

満洲式発音では「イェヘナラ」。中国式発音では「エホナラ」

舒妃 葉赫那拉(納蘭)氏の詳しい説明はこちら

 

容妃 寒香見(かん・こうけん)

演:李沁(リー・チン)

天山地方の寒部出身の側室。ペルシャ風の衣装を着ていたり、建物の内装が西域風。明らかに異国から来たと思わせる演出がされています。亡くなった婚約者のことを今でも想っていて乾隆帝には心を開きません。でも乾隆帝は寒香見を大切にするので他の側室からは嫉妬をうけています。如懿とは仲が良いです。皇太后は如懿を使って子供ができない薬を寒香見に飲ませました。寒香見はそれを知りながらためらうことなく薬を飲み、以後子供ができませんでした。

歴史上の容妃 和卓(ホージャ)氏

歴史上の容妃はイスラム教徒のウイグル人。大小ホージャの乱のとき清に味方した一族の出身。現在の中国ドラマではウイグルや少数民族はいないことにされているようです。

容妃の詳しい説明はこちら

 

如懿の敵・どちらかというと敵側の人

嘉貴妃 金玉妍(きん・ぎょくけん)

玉氏(モデルは李氏朝鮮)から清王室に贈られた貢女。密かに玉氏の王(モデルは朝鮮の英祖)を愛しており、玉氏のために尽くそうとします。息子を皇太子にしようと画策しますがかえって乾隆帝に不信感をもたれてしまいます。さらにかつていじめていた炩妃の罠にはめられて地位を剥奪され幽閉。そのまま病死。

歴史上の淑嘉皇貴妃

歴史上は嘉妃金氏の祖先は朝鮮出身。でも本人は朝鮮とのつながりはありません。ドラマと違い歴史上の嘉妃金氏は問題をおこす人ではなかったようです。

淑嘉皇貴妃 金氏の詳しい説明はこちら

 

炩貴妃 衛嬿婉(えい・えんえん)

演:李純(リー・チュン) 

女官から炩妃へと出世。

如懿の最も手強い敵。ボスキャラ的存在。皇后になるために数々の陰謀を企てる冷酷な人物として描かれます。後宮で起きる様々な人物の死に関わっています。最終的には罪が暴かれ乾隆帝の寵愛を失います。

如懿の死後も9年間皇貴妃として生き続け。息子の十五皇子永琰が皇太子になります。でも最後は死罪を言い渡されました。ドラマでは悪役として描きながら、結果を史実に合わせようとしたため無理のある展開になってます。

令貴妃 魏氏がモデル。

原作小説では残虐ぶりに批判がでました。そのためTVドラマ化では炩妃 衛氏と名前を変えたといういわく付き。

歴史上の令皇貴妃 魏佳氏

歴史上は孝儀純皇后(こうぎじゅん こうごう)。生前の最高位は 令皇貴妃。

「瓔珞」ではヒロインの魏瓔珞のモデルになりました。ドラマ「如懿伝」の衛嬿婉とはほとんど別人。

孝賢純皇后富察氏の教育をうけ乾隆帝の側室になりました。皇后富察氏の死後は輝発那拉氏が皇后、魏氏は側室で最高位の貴妃になります。皇后輝発那拉氏の死後、乾隆帝は皇后を決めませんでした。そのため皇貴妃魏氏が後宮で最高位になって後宮を仕切りました。

貴妃魏氏は皇子・永琰(えいえん)を出産。

貴妃魏氏の死後、永琰は後に7代皇帝嘉慶帝(かけいてい)になりました。嘉慶帝は母に皇后の位を贈り孝儀純皇后と呼ばれます。

・孝儀純皇后の詳しい説明はこちら

 

玫嬪(まいひん)白蕊姫(はく・ずいき)

演:何泓姍(ハー・ホンシャン)

琵琶の演奏者出身。乾隆帝にうまく取り入り側室になりました。前半で子供を亡くし、金玉妍から皇后富察氏が子供を殺したと聞かされ、皇后富察氏の生んだ七皇子と皇后の殺害に手を貸しました。後半ではやや大人しくなり、皇后にも逆らわないようになりました。ところが皇帝の怒りをかって毒を賜り52話で死亡。

モデルになったのは怡嬪柏氏。

歴史上の怡嬪(いひん)柏(はく)氏

妃嬪以上には名家出身の側室が多いのですが平民出身ながら短期間で嬪になりました。歴史上は乾隆帝に気に入られていたようです。ドラマ同様に子供はいません。

怡嬪 柏氏の詳しい説明はこちら

 

慶嬪 陸沐萍

演:於子洋

嫉妬深い性格。如懿が皇后の時代に慶嬪に昇進します。ところが衛嬿婉に地位を奪われ貴人に降格。その後、皇帝の配慮で慶嬪に復活します。

慶恭皇貴妃陸氏

乾隆帝の皇子時代からの側室。嘉慶帝の時代まで生きた長寿の妃嬪です。

慶恭皇貴妃陸氏の詳しい説明はこちら

 

豫嬪 博爾濟吉特(ボルジギト)氏

 演:趙珂

モンゴル貴族の娘。30歳近い年齢で入宮。
豫嬪の出身部族はジュンガルと敵対しています。実家の地位が高いのをあてにして軽率な行動が何度か皇帝を怒らせて何度か禁足になりました。

現実には豫嬪の出身部族はそれほど大きな部族ではなく。ボルジギトを名乗っていますが、豫嬪の実家は歴代皇后が出たボルジギト家とは違い。本家からは遠く離れた庶流の家系。ジュンガルに侵略されそうになったのを清に助けをもとめ。事実上の人質として紫禁城に来ました。

 ・豫妃 博爾濟吉特氏の詳しい年齢はこちら

 

大清皇族の人たち

乾隆帝の血縁者。

皇太后 鈕祜祿(ニオフル)氏

演:鄔君梅(ヴィヴィアン・ウー)

皇太后ですが乾隆帝の生母ではなく養母の設定。前作「宮廷の諍い女」のヒロイン鈕祜祿·甄嬛(しんけい)の晩年の姿。

前半では如懿を疎ましく思っていましたが、後半では皇后になった如懿の立場を尊重。わりと好意的です。他の宮中ドラマのうっとうしい姑役で登場する皇太后・大妃とは違い、冷静なところがあります。

歴史上の孝聖憲皇后 鈕祜祿氏

歴史上は乾隆帝の生母。乾隆帝からは大切にされました。清史上最も幸福な皇太后といわれます。西太后も皇太后の鈕祜祿氏には憧れました。

孝聖憲皇后 鈕祜祿氏の詳しい説明はこちら

 

固倫和敬公主 愛新覚羅 璟瑟(けいしつ)

乾隆帝の三女。母は皇后の富察·瑯嬅。
モンゴルの王子に嫁ぎますが北京に戻って暮らしました。如懿を母の敵だと思い目のかたきにしています。如懿と対立している衛嬿婉の後ろ盾になります。

固倫和敬公主の詳しい説明はこちら

 

第三皇子・永璋(えいしょう)

演:程星源 少年:劉澤宇

乾隆帝の三男。純貴妃 蘇綠筠の息子。

・第三皇子 永璋の詳しい説明はこちら

 

第四皇子・永珹

演:程星源、少年:劉澤宇

乾隆帝の四男。嘉貴妃・金玉妍の息子。

・履端親王 永珹の詳しい説明はこちら

 

第五皇子・永琪(えいき)

演:屈楚蕭、少年時代:邊程

乾隆帝の五男。:愉貴妃・珂里葉特 海蘭の息子。

乾隆帝が最も期待していた皇子でしたが。病で死亡。

・第五皇子 栄親王 永琪の詳しい説明はこちら

 

先帝の皇后 烏拉那拉(ウラナラ)氏

演:陳沖(ジュアン・チェン)

雍正帝の最初の正室。

如懿の叔母。如懿の回想場面で登場。

歴史上の孝敬憲皇后・烏拉那拉氏

 雍正帝の親王時代からの正室。若くして死亡。

歴史上は烏拉那拉氏と継皇后・那拉氏は親戚ではありません。別の一族です。

 ・孝敬憲皇后・烏拉那拉氏の詳しい説明はこちら

 

その他の人たち

凌雲徹(りょう・うんてつ)

演:経超

侍衛(護衛兵)。衛嬿婉の同郷で幼なじみ。でも衛嬿婉には裏切られます。皇帝の命令で冷宮送りになった如懿を守ります。

郎世寧(ろう・せいねい)

演:スティーブン・トーマス・ボーガディン

宮廷画家。如懿に西洋では一夫一婦制だと教えました。

歴史上の郎世寧(ジュゼッペ・カスティリオーネ)

「郎世寧」は清朝から与えられた名前。本名はジュゼッペ・カスティリオーネ。イタリア出身。イエズス会の宣教師。清でキリスト教の布教が禁止された後も清にとどまり宮廷画家として活動。数多くの絵画を残しました。

玉氏の王

演:李光潔

北方の藩属国・玉氏の王。
金玉妍が恋する人物。

モデルになった人物 朝鮮 英祖

玉氏世子のモデルは朝鮮王の英祖。
嘉妃 金氏の祖先は朝鮮出身ですが。歴史上の嘉妃金氏と朝鮮英祖はまったく関わりはありません。

 

前半の登場人物はこちらを御覧ください。

「如懿伝(にょいでん)」登場人物紹介「前編」如懿が入宮して皇后になるまで
中国ドラマ「如懿伝(にょいでん)紫禁城に散る宿命の王妃」は清王朝の宮廷が舞台。 大ヒットドラマ「瓔珞<エイラク>紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃」と舞台設定も登場人物もほとんど同じ。ということでよく比べられるドラマ。 でも「如懿伝」の主人公・嫻妃は...

 

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