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如懿伝(にょいでん) キャスト登場人物紹介・前編(1~46話)如懿が入宮して皇后になるまで

如懿伝 1 ドラマ紹介

 

中国ドラマ「如懿伝(にょいでん)紫禁城に散る宿命の王妃」は清王朝の宮廷が舞台。

大ヒットドラマ「瓔珞<エイラク>紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃」と舞台設定も登場人物もほとんど同じ。ということでよく比べられるドラマ。

でも「如懿伝」の主人公・嫻妃は「瓔珞」では策略家でヒロインのライバルでした。「如懿伝」と「瓔珞」では立場が正反対。「瓔珞」とはまったく違う立場で楽しめるのがこのドラマの魅力です。

「如懿伝(にょいでん)」の主な登場人物を簡単に紹介します。

登場人物が多いので前半と後半に分けます。
前半は如意が後宮に入って皇后になるまで
第1話「如意の行方」から第46話「侍女の門出」までに登場する人物を紹介します。

47話から最終回までに登場する人物はこちらを御覧ください。

如懿伝・キャスト登場人物紹介「後編・47~最終回」如懿が皇后になってからラストまで
中国ドラマ「如懿伝(にょいでん)紫禁城に散る宿命の王妃」の登場人物紹介記事です。 「如懿伝」は清王朝の宮廷が舞台。 18世紀の清王朝は第6代皇帝・乾隆帝(けんりゅうてい)のもと最盛期を迎えていました。 大ヒットドラマ「瓔珞<エイラク>紫禁城...

なお、如意伝と書く人がいますが、正しくは如懿伝です

 

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如懿伝(✕如意伝)の時代背景

ドラマの舞台は18世紀の清王朝の時代。

日本では江戸時代の後半にさしかかったころ。10代将軍・徳川家治とほぼ同じ時代。

清王朝は第6代皇帝・乾隆帝のもと最盛期を迎えていました。

そんな華やかな時代に宮廷で繰り広げられる争いを描いたのが「如懿伝(にょいでん)紫禁城に散る宿命の王妃」

同じような時代をあつかった中国ドラマはいくつかあります。時代順に並べるとこうなります。

4代康煕帝(こうきてい)
・宮廷女官 若曦
・花散る宮廷の女たち
・宮廷の茗薇

5代雍正帝(ようせいてい)
・花散る宮廷の女たち
・宮廷の諍い女
・如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃

6代乾隆帝(けんりゅうてい)
・如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃
・瓔珞<エイラク> 〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃

 

如懿伝の主な 登場人物

番組公式サイトの読みがなは姓は満洲語(カタカナ)、名は日本語(ひらがな)の発音になってます。この記事でも公式サイトの表現にあわせて書いています。

嫻妃(かんひ)烏拉那拉(ウラナラ)如懿(にょい)

演:周迅(ジョウ・シュン )

幼名は青桜。愛新覚羅・弘暦(乾隆帝)の幼馴染。

雍正帝の正室・烏拉那拉氏は叔母。後宮での争いに敗れた叔母から烏拉那拉氏の名誉を復活させるように頼まれます。

弘暦は青桜を正室にしようとしますが、彼の母・鈕祜祿(ニオフル)氏からは警戒されて、側室にされてしまいました。

弘暦が皇帝(乾隆帝)になったあとも、皇后や他の側室たちに妬まれ陰謀のターゲットにされます。何度も幽閉されたり。危険な目にあるのですが、持ち前の冷静な頭脳と仲間たちの協力で切り抜けます。富察皇后の死後。皇后になります。

歴史上の継皇后 輝発那拉氏(烏拉那拉氏)

嫻妃の姓は烏拉那拉(ウラナラ)氏と輝発那拉(ホイファナラ)氏の2つの説があります。那拉(ナラ)氏とだけ書いてある文献もあります。「如懿伝」と「瓔珞」は違う説を採用したので姓が違います。

歴史上は輝発那拉(ホイファナラ)が正しいようです。歴史上は雍正帝の正室・烏拉那拉氏とは血縁関係ではありません。

皇后富察氏の死後、皇太后の命令で輝発那拉氏が皇后になりました。皇后としての勤めは滞りなく勤めていました。ところが行幸から戻った後、廃されてしまいます。廃された理由は諸説あります。

ドラマ「瓔珞」では後半のライバル「皇后(嫻妃)・輝発那拉氏」。

嫻妃 輝発那拉氏の詳しい説明はこちら

 乾隆帝(けんりゅうてい)

本名は 愛新覚羅(アイシンギョロ)弘暦(こうれき)

演:霍建華(ウォレス・フォ) 

大清帝国の第6代皇帝 乾隆帝
父は雍正帝・胤禛(いんしん)
母は孝聖憲皇后・鈕祜祿(ニオフル)氏。

雍正帝の第四皇子ながら後継者に選ばれました。如懿を正室にしようとするのですが。母の反対で断念。ちょっと頼りないところも。それでも如懿を守ろうとします。

乾隆帝の詳しい説明はこちら

清の最盛期を築いた皇帝です。ドラマでは史実と違って皇太后・鈕祜祿氏は養母。宮女の李氏が生母という設定です。

乾隆帝の生母が皇太后・鈕祜祿氏ではない理由はこちら

後宮の主要な登場人物

愉妃(ゆひ)珂里葉特(ケリエテ)·海蘭(ハイラン)

演:張鈞甯(チャン・チュンニン)

後宮では数少ない如懿の味方。

優しい性格。でも打たれ強く芯はしっかりしています。頭がよく判断力も確か。序盤では慧貴妃の所に配属されて虐められています。乾隆帝が一番可愛がっている第五皇子の母です。

「瓔珞」でも令妃・魏瓔珞の友人になりました。
「如懿伝」「瓔珞」両方のドラマで主人公の味方になるいい人。

・愉貴妃の詳しい説明はこちら

皇后 富察(フチャ)琅嬅(ろうか) 

演:董洁(ドン・ジエ)

見た目は優しい皇后。実際は小心者で地位を脅かされるのではないかと不安に思っています。人の意見に惑わされ密かに如懿を陥れようとします。その結果、乾隆帝との仲が悪くなり命を落とすことに。

歴史上の孝賢純皇后 富察氏

歴史上の皇后富察氏は質素倹約を好む皇后でした。乾隆帝から非常に愛された皇后です。

孝賢純皇后 富察氏(フチャ氏)の詳しい説明はこちら

嘉貴妃 金玉妍(きん・ぎょくけん)

玉氏(モデルは朝鮮王室の李氏)から清王室に贈られた貢女。見た目は善良な人を装っていますが実は野心家。密かに玉氏の世子(モデルは朝鮮の英祖)を愛しており、玉氏のために尽くそうとします。計算高く、裏で人を操り自分の目的のために利用しようとします。最後はそれまでの悪事がバラされることに。

「瓔珞」「如懿伝」の両方でヒロインのライバルになる人。「如懿伝」のほうが狡猾で冷酷な人物として描かれます。

歴史上の淑嘉皇貴妃

歴史上は嘉妃金氏の祖先は朝鮮出身。でも本人は朝鮮とのつながりはありません。ドラマと違い歴史上の嘉妃金氏は問題をおこす人ではなかったようです。

淑嘉皇貴妃 金氏の詳しい説明はこちら

 

慧貴妃 高晞月(こう・きげつ)

演:童瑶(トン・ヤオ)

父親が高い地位のため、後宮でも威張っています。如懿が気に入らないので富察皇后と協力して陥れようとします。最後は富察皇后に裏切られますが死の間際、富察皇后の悪事をばらして息絶えます。

貴妃 高氏は「瓔珞」「如懿伝」の両方でヒロインのライバルになる人。どちらにしても悪役です。

歴史上の 慧賢皇貴妃 高佳氏

皇后富察氏や皇太后ともうまく付き合い気に入られていました。自分の評価を上げるために後宮の人を買収したり、乾隆帝に地位をあげてほしいとお願いしたこともあったようです。

慧賢皇貴妃 高佳氏の詳しい説明はこちら

その他の側室たち

純妃 蘇綠筠(そ・りょくいん)

演:胡可(フー・カー)

誰にでも愛想がいいのですが扇動されやすいところがあります。子供のためなら何でもする人。

純妃 蘇氏についてさらに知りたい方はこちら
純恵皇貴妃 蘇氏の詳しい説明はこちら

炩貴妃 衛嬿婉(えい・えんえん)

演:李純(リー・チュン) 

女官から炩妃へと出世。

最初は宮中で働く侍女。金玉妍に虐められています。出世のためなら幼なじみの凌云徹も裏切る冷酷な一面も。数々の陰謀を企てる人物として描かれます。やがて如懿の最も手強い敵になります。

令貴妃 魏氏がモデル。原作小説ではあまりにもの残虐ぶりに批判がでました。そのためTVドラマ化では「炩妃 衛氏」と名前を変えたといういわく付き。

歴史上の令皇貴妃 魏氏

歴史上は孝儀純皇后(こうぎじゅん こうごう)。生前の最高位は 令皇貴妃。

「瓔珞」ではヒロインの魏瓔珞のモデルになりました。ドラマ「如懿伝」の衛嬿婉とはほとんど別人。

・孝儀純皇后の詳しい説明はこちら

舒妃 葉赫那拉(エホナラ)意歡(いかん)

演:陳昊宇(チェン・ハオユー)

皇太后の策略で乾隆帝のもとに送り込まれます。宮中の人々とあまり親しくしませんが、如懿と海蘭はわりと仲がいい。乾隆帝から密かに子供ができない薬を飲まされています。生まれた子供は幼くして病死。乾隆帝に薬を飲まされていたことを知り、火を付けて自殺します。

歴史上の舒妃 葉赫那拉(イェヘナラ)氏

歴史上は葉赫那拉(イェヘナラ)氏といいます。満州族の名家・葉赫那拉氏の出身。皇太后に認められ10代で妃になりました。

満洲式発音では「イェヘナラ」。中国式発音では「エホナラ」

舒妃 葉赫那拉(納蘭)氏の詳しい説明はこちら

玫嬪(まいひん)白蕊姫(はく・ずいき)

演:何泓姍(ハー・ホンシャン)

琵琶の演奏者出身。乾隆帝にうまく取り入り側室になりました。最初は乾隆帝の寵愛をうけているのでいい気になっています。後に皇太后の手先になって如懿を陥れようとします。子供を亡くして劣等感を持つようになり。金玉妍から皇后富察氏が子供を殺したと聞かされ、皇后富察氏の生んだ七皇子と皇后の殺害に手を貸します。その後、皇帝から毒を賜り死亡。

モデルになったのは怡嬪柏氏。

歴史上の怡嬪(いひん)柏(はく)氏

妃嬪以上には名家出身の側室が多いのですが。平民出身ながら短期間で嬪になりました。歴史上は乾隆帝に気に入られていたようです。ドラマ同様に子供はいません。

怡嬪 柏氏の詳しい説明はこちら

慎嬪 索綽倫(ソチョロ)·阿箬(あじゃく)

演:陳昊宇(ツォン・イーシュエン)

もとは如懿の侍女でした。傲慢で野心があるので裏切りました。その後、乾隆帝の側室になります。でも全く寵愛を受けませんでした。最期は猫刑という拷問にかけられた後、自害します。

歴史上の慎嬪

ドラマでは満洲族出身になってますが本当はオイラト系遊牧民族出身。清・ジュンガル戦争のとき部族が清に服従。後宮に入りました。継皇后那拉氏に仕えた後。慎嬪になりました。

 慎嬪の詳しい説明はこちら

 

慶嬪 陸沐萍

演:於子洋

嫉妬深い性格。如懿が皇后の時代に慶嬪に昇進します。ところが衛嬿婉に地位を奪われ貴人に降格。その後、皇帝の配慮で慶嬪に復活します。

慶恭皇貴妃陸氏

乾隆帝の皇子時代からの側室。嘉慶帝の時代まで生きた長寿の妃嬪です。

慶恭皇貴妃陸氏の詳しい説明はこちら

儀貴人 黄綺瑩

 演:韓丹彤

富察瑯嬅の侍女。その後、弘暦に見初められ側室になりました。富察 皇后、金氏、高氏と仲がいい。流産ののち死亡。

 儀嬪 黄氏の詳し説明はこちら

 

大清皇族の人たち

乾隆帝の家族。姑や夫の兄弟、子供たち。

雍正(ようせい)帝

大清帝国の第5代皇帝。弘曆の父親。2話で死亡。

 ・雍正帝の詳しい説明はこちら

先帝の皇后 烏拉那拉(ウラナラ)氏

演:陳沖(ジュアン・チェン)

雍正帝の最初の正室。

如懿の叔母。

歴史上の孝敬憲皇后・烏拉那拉氏

 雍正帝の親王時代からの正室。若くして死亡。

歴史上は烏拉那拉氏と継皇后・那拉氏は親戚ではありません。別の一族です。

 ・孝敬憲皇后・烏拉那拉氏の詳しい説明はこちら

皇太后 鈕祜祿(ニオフル)氏

演:鄔君梅(ヴィヴィアン・ウー)

皇太后ですが乾隆帝の生母ではなく養母の設定。前作「宮廷の諍い女」のヒロイン。鈕祜祿·甄嬛。ところが今作ではボスキャラ的存在のため性格が変わってします。今作のヒロイン・如懿とは仲が悪く、乾隆帝とも仲が悪いです。

「宮廷の諍い女」ではヒロイン甄嬛(しんけい)として登場。

歴史上の孝聖憲皇后 鈕祜祿氏

歴史上は乾隆帝の生母。ドラマと違い乾隆帝からは大切にされました。清史上最も幸福な皇太后といわれます。

孝聖憲皇后 鈕祜祿氏の詳しい説明はこちら

和親王・弘昼

乾隆帝の弟。雍正帝の第五皇子。奇行が目立つ人物として記録されています。でも乾隆帝からは可愛がられました。「瓔珞」では嫻妃と親しく、悪役として目立ってました。

「如懿伝」では如懿とは親しくありません。出番も少ないです。

和親王・弘昼の詳しい説明はこちら

定安親王 愛新覚羅 永璜(えいこう)

乾隆帝の庶長男。母は哲妃。孝賢純皇后 富察氏の葬儀で乾隆帝を怒らせてしまい後継者争いから脱落。

定安親王 永璜の詳しい説明はこちら

固倫和敬公主 愛新覚羅 璟瑟(けいしつ)

公三女ともいいます。乾隆帝の三女。母は富察·瑯嬅。
モンゴルの王子に嫁ぎますが清で暮らしました。

固倫和敬公主の詳しい説明はこちら

その他の人たち

凌雲徹(りょう・うんてつ)

演:経超

侍衛(護衛兵)。衛嬿婉の同郷で幼なじみ。でも衛嬿婉には裏切られます。皇帝の命令で冷宮送りになった如懿を守ります。

 

郎世寧(ろう・せいねい)

演:スティーブン・トーマス・ボーガディン

宮廷画家。如懿に西洋では一夫一婦制だと教えました。

歴史上の郎世寧(ジュゼッペ・カスティリオーネ)

「郎世寧」は清朝から与えられた名前。本名はジュゼッペ・カスティリオーネ。イタリア出身。イエズス会の宣教師。清でキリスト教の布教が禁止された後も清にとどまり宮廷画家として活動。数多くの絵画を残しました。

玉氏の王(世子)

演:李光潔

異国の玉氏の世子(王位後継者)
金玉妍が恋する人物。

モデルになった人物 朝鮮 英祖

玉氏世子のモデルは朝鮮王の英祖。
嘉妃 金氏の祖先は朝鮮出身ですが。歴史上の嘉妃金氏と朝鮮英祖はまったく関わりはありません。

 

47話から最終回までに登場する人物はこちらを御覧ください。

如懿伝・キャスト登場人物紹介「後編・47~最終回」如懿が皇后になってからラストまで
中国ドラマ「如懿伝(にょいでん)紫禁城に散る宿命の王妃」の登場人物紹介記事です。 「如懿伝」は清王朝の宮廷が舞台。 18世紀の清王朝は第6代皇帝・乾隆帝(けんりゅうてい)のもと最盛期を迎えていました。 大ヒットドラマ「瓔珞<エイラク>紫禁城...

 

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